硝子の塔の殺人
評判
硝子の塔の殺人の評価:
3.54/5点 レビュー 240件。 A ランク
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全253件 241〜253 13/13ページ
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硝子の塔の殺人の評価:
3.54/5点 レビュー 240件。 A ランク
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個性的な登場人物たちと「自称」名探偵がクローズド・サークルで連続殺人劇に巻き込まれるという、この40年お馴染みの新本格ミステリを踏襲した物語設定。
もはや出尽くした感のある本格ミステリの手法だが、あえて過去の手法を取り扱いながらも洗練された入れ子構造に仕立て上げたところが素晴らしい。
物語の途中でたびたび偉大なるミステリの歴史が数多の名作とともに語られるのが、なんとも心憎い。
知念氏と私は共通点が多い。同年代で、同じ内科医で、ミステリフリークである。今作中で言及された名作の9割は私も既読であり、普段ミステリ談義をする相手がない身としては今回の読書体験が身悶えするほど嬉しく感じた。後期クイーン的問題の解決論など垂涎のネタであるし、ダネイとリーの歴史的茶番ネタは昔それにワクワクした記憶が呼び覚まされた。
ただ、今作はミステリマニア向けのいわばパスティーシュなので、知念氏の従来作品ほどには一般的な高評価は得ないのではないだろうか?直近で読んだ「兇人邸の殺人(今村昌弘)」や「invert 城塚翡翠倒叙集(相沢沙呼)」の方がミステリランキングとしては上に行く気がする。
(ネタバレ含む)
多くの名作が引用された本作ではあるが、構造的に相似形となるM.Y.作「〇〇の〇女」はさすがに言及されなかった。M.Y.の他作品については重要な場所で引用されていたので意識しなかったはずはないのだが、あの作品に言及したら顛末が読めてしまうしなぁ…。