凶刃 用心棒日月抄

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

凶刃 用心棒日月抄の評価:

4.32/5点 レビュー 38件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.32pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全76件 41〜60 3/4ページ
No.36
(4pt)

このシリーズ好きです

単行本を持っているのですけど、キンドルにまとめたくて、シリーズ4作を買ってしましました。時々、シリーズを読み返しています
凶刃―用心棒日月抄 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 凶刃―用心棒日月抄 (新潮文庫)より
4101247226
No.35
(4pt)

このシリーズ好きです

単行本を持っているのですけど、キンドルにまとめたくて、シリーズ4作を買ってしましました。時々、シリーズを読み返しています
凶刃―用心棒日月抄 Amazon書評・レビュー: 凶刃―用心棒日月抄より
4103296151
No.34
(5pt)

用心棒シリーズの完結編としてふさわしい物語

主人公がやや年輩となり、また身分が浪人ではなく、れっきとした藩の家臣であることが前三作とは趣を異にするところでしょうか。
 さらに、用心棒稼業のエピソードが軽快に織り交ぜてあるわけでなく、終始正体不明の敵と戦い続けながら事件の真相を解明してゆく、という不気味な展開に少しずつ引き込まれてゆき、最後に、何かほっとする結末が印象的でした。
凶刃―用心棒日月抄 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 凶刃―用心棒日月抄 (新潮文庫)より
4101247226
No.33
(5pt)

用心棒シリーズの完結編としてふさわしい物語

主人公がやや年輩となり、また身分が浪人ではなく、れっきとした藩の家臣であることが前三作とは趣を異にするところでしょうか。
 さらに、用心棒稼業のエピソードが軽快に織り交ぜてあるわけでなく、終始正体不明の敵と戦い続けながら事件の真相を解明してゆく、という不気味な展開に少しずつ引き込まれてゆき、最後に、何かほっとする結末が印象的でした。
凶刃―用心棒日月抄 Amazon書評・レビュー: 凶刃―用心棒日月抄より
4103296151
No.32
(5pt)

面白い四部作

青江又八郎の若い頃からの用心棒稼業と刺客との戦いから始まり、美作森藩浪人の細谷源太夫とのコミカルな縁も楽しく江戸の生活が続くが、続編からその続きと、脱藩した藩に再度復帰しながら問題がある度に、二回も脱藩して江戸の町にて敵と戦う。最後の章であるこの凶刃は、三作目から16年の年月が経ったとこから始まる。それぞれが年月を経て、又八郎も中年太りし細谷はアル中になっている。ヒロインである佐知は相変わらずストイックでいい女。血統のシーンは又八郎はいつも最強だけど、テレビのチャンバラの様にはなくて、ほぼ一振り二振りで決着がつく。これぞ剣豪の物語だな。さすがは藤沢文学だった。
凶刃―用心棒日月抄 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 凶刃―用心棒日月抄 (新潮文庫)より
4101247226
No.31
(5pt)

面白い四部作

青江又八郎の若い頃からの用心棒稼業と刺客との戦いから始まり、美作森藩浪人の細谷源太夫とのコミカルな縁も楽しく江戸の生活が続くが、続編からその続きと、脱藩した藩に再度復帰しながら問題がある度に、二回も脱藩して江戸の町にて敵と戦う。最後の章であるこの凶刃は、三作目から16年の年月が経ったとこから始まる。それぞれが年月を経て、又八郎も中年太りし細谷はアル中になっている。ヒロインである佐知は相変わらずストイックでいい女。血統のシーンは又八郎はいつも最強だけど、テレビのチャンバラの様にはなくて、ほぼ一振り二振りで決着がつく。これぞ剣豪の物語だな。さすがは藤沢文学だった。
凶刃―用心棒日月抄 Amazon書評・レビュー: 凶刃―用心棒日月抄より
4103296151
No.30
(5pt)

完結編にふさわしい

ふと手にした用心棒日月抄、気が付けばその魅力にドップリはまり、シリーズ4冊を現在3度読み。それでも飽きる事なくまだまだ読みたい気持ちでいっぱいです。完結編にふさわしいラストの〆は、何度読んでもその爽やかなシーンが想像され、誠に晴々とした気持ちで、新たなストーリーに続くような錯覚と余韻で読了させてくれます。
凶刃―用心棒日月抄 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 凶刃―用心棒日月抄 (新潮文庫)より
4101247226
No.29
(5pt)

完結編にふさわしい

ふと手にした用心棒日月抄、気が付けばその魅力にドップリはまり、シリーズ4冊を現在3度読み。それでも飽きる事なくまだまだ読みたい気持ちでいっぱいです。完結編にふさわしいラストの〆は、何度読んでもその爽やかなシーンが想像され、誠に晴々とした気持ちで、新たなストーリーに続くような錯覚と余韻で読了させてくれます。
凶刃―用心棒日月抄 Amazon書評・レビュー: 凶刃―用心棒日月抄より
4103296151
No.28
(5pt)

骨の折れる面白さ

『用心棒日月抄』シリーズの最後を飾るのが本書である。
 初めに断っておくが、このシリーズ4は、シリーズ3までとはかなり趣を異にしている。
 若くて男前の又八郎が、陽気な用心棒仲間の細谷や、腹の底は読めないが決して悪い人間ではない口入屋の相模屋吉蔵と、江戸の町を舞台に、貧しくとも気ままな浪人暮らしを送る。
 彼らのこういった雰囲気に浸るのが、おそらくは『用心棒日月抄』シリーズを読む醍醐味であるだろう。
 本シリーズのファンで、こういった雰囲気にまったりと浸りながら、吉蔵が斡旋するいくつかの用心棒の役目を、又八郎がどうこなすかたっぷり読み味わおうと思っている人は、無理には本書を読まない方がいいかもしれない。
 又八郎が江戸で用心棒家業をしていた月日は、もう遠い昔のことである。
 みんな、年を重ねて変わってしまった。
 又八郎も吉蔵も細谷も、すっかり変わってしまった。
 又八郎は、藩でそれなりの役に就き、本作では、江戸に行きこそすれ、もはや用心棒を引き受けることができない身分になっている(実は、多少用心棒らしい活躍も本書には出てくるが)。
 吉蔵と細谷は、変わりようが甚だしいので、ここではあえて触れぬことにしよう。
 又八郎は、藩の存亡に関わる密命を果たすために江戸の藩邸に数ヶ月滞在する。
 実は、今回の事件はとても複雑で、関係者は膨大なものになる。
 この一冊で、今までの三冊分に登場した人数に匹敵するのではないかと思うほどの人間を、かなり努力して頭に入れなければならない。
 今までのように、短い用心棒噺で適度に区切りがつくのではなく、ずっと一つの事件を追っていかなければならないので、読むのは結構疲れる。
 また、人々の行動や情景描写で状況が把握できたこれまでのシリーズとは違い、会話や独白による推理が中心になるので、状況をつかむのにもなかなか骨が折れる。
 下手をすると中盤で挫折してしまうかもしれない。
 そこをこらえられるかどうかが、本書を楽しむこつになるだろう。

 このように書くと、まるで本書を読むなと忠告しているかのようであるが、決してそういうわけではない。

 本書の楽しみは、やはり佐知との再会であろう。
 常に緊張感のある中で暮らしているせいか、佐知だけはさほど昔と変わらない印象である。外見も若々しく、敏捷で賢い(仏心が萌してくるというのが、大きな違いだが)。
 又八郎と佐知の久方ぶりの邂逅もなかなか味わい深いものがある。
 この二人は、自分たちの立場を十分にわきまえながらも、心では互いに強く引き合っている。
 しかし佐知は、生まれたときから今に至るまで、常に日陰の身。
 その悲しさもじわじわと又八郎に伝わっていく。
 又八郎は、感情では佐知、現実では由亀と、きっぱりけじめをつけているようだ。ここが全くぶれないのも、又八郎の魅力を形成している(この辺は、『蝉しぐれ』の文四郎と似ている。しかし、自由に選べたら文四郎は間違いなくふくを取るだろう。又八郎は、自由に選べたら佐知を取るであろうか? そこはよくわからない)。
 ともあれ、又八郎がこの事件が解決し、故郷に戻れば、二度と佐知に会うことはないだろう。
 又八郎はそう思うと悲しくなるが、ラストで意外な展開があり、又八郎の気持ちをまたもや動かすことになる。
 藤沢周平は、いつもどことなく後味のいい作品を書く人だが、この終わり方もとてもいいと思った。
 年を重ね、魅力に磨きがかかる佐知、佐知と又八郎との邂逅、佐知の行く末、これらを読むことは、シリーズ4の大きな楽しみである。

 それにしても、藩の秘密の解明は複雑で難解だった。このシリーズ4だけで、シリーズ全体を総括し、さらには事件後の登場人物たちの生き方を読者に思い描かせるためには、確かにこのような書き方が必要になるだろう。
 意地悪な見方をすれば、ストーリーの面白さは多少犠牲にして、事実関係の整理整頓に専念したという形にも見える。
 できれば、二つのシリーズにわけて書いてほしかったが、若かりし頃の又八郎が発散する魅力も若干薄れたし、とにかく吉蔵と細谷があの状態では、二つのシリーズにわけるのは無理であったとも思う。
 このように、シリーズ4の書き方に違和感が残るのは仕方がないことだと自分に言い聞かせていると、シリーズ1のレビューでも取り上げた清水房雄の文章に行き当たった。これを読んで、少しヒントをもらった気がしたので、以下に引用してみた。これは、『用心棒日月抄』シリーズに対する解説ではなく、『白き瓶』というドキュメンタリーに近い小説に対するものだが、書き方も含めて多少参考になるのではないか。

「巧者な小説作りとしての定評ある氏が、敢えてその巧者をふりきって、無骨なまでに事実(資料)の重みに心を置いたのも、その必然の帰結であろう。
さて、小説は何よりも面白さが第一に大切だと言われる。面白さにもいろいろあるが、この『白き瓶』の小説としての面白さは何であるか、と問われれば、私はただちに答えよう、それは骨の折れる面白さである、と。
こういう世の中だからこそ、そのような面白さがあってもよかろうではないか。そして、現に、この作品の雑誌連載中の好評のことや、単行本になってからの売れ行きのよさ、などのことを思えば、世には私と同じように、骨の折れる面白さを待望する人々が数多くいることを知り、いささか心安んずるわけである。」(清水房雄〈藤沢周平『白き瓶』解説〉文春文庫)

 確かに、このシリーズ4には、骨の折れる面白さがある。苦労して事件の顛末を読み、ラストシーンにたどり着けば、達成感とともに、又八郎と佐知の行く末へのある種の安堵感が得られる。
凶刃―用心棒日月抄 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 凶刃―用心棒日月抄 (新潮文庫)より
4101247226
No.27
(5pt)

骨の折れる面白さ

『用心棒日月抄』シリーズの最後を飾るのが本書である。
 初めに断っておくが、このシリーズ4は、シリーズ3までとはかなり趣を異にしている。
 若くて男前の又八郎が、陽気な用心棒仲間の細谷や、腹の底は読めないが決して悪い人間ではない口入屋の相模屋吉蔵と、江戸の町を舞台に、貧しくとも気ままな浪人暮らしを送る。
 彼らのこういった雰囲気に浸るのが、おそらくは『用心棒日月抄』シリーズを読む醍醐味であるだろう。
 本シリーズのファンで、こういった雰囲気にまったりと浸りながら、吉蔵が斡旋するいくつかの用心棒の役目を、又八郎がどうこなすかたっぷり読み味わおうと思っている人は、無理には本書を読まない方がいいかもしれない。
 又八郎が江戸で用心棒家業をしていた月日は、もう遠い昔のことである。
 みんな、年を重ねて変わってしまった。
 又八郎も吉蔵も細谷も、すっかり変わってしまった。
 又八郎は、藩でそれなりの役に就き、本作では、江戸に行きこそすれ、もはや用心棒を引き受けることができない身分になっている(実は、多少用心棒らしい活躍も本書には出てくるが)。
 吉蔵と細谷は、変わりようが甚だしいので、ここではあえて触れぬことにしよう。
 又八郎は、藩の存亡に関わる密命を果たすために江戸の藩邸に数ヶ月滞在する。
 実は、今回の事件はとても複雑で、関係者は膨大なものになる。
 この一冊で、今までの三冊分に登場した人数に匹敵するのではないかと思うほどの人間を、かなり努力して頭に入れなければならない。
 今までのように、短い用心棒噺で適度に区切りがつくのではなく、ずっと一つの事件を追っていかなければならないので、読むのは結構疲れる。
 また、人々の行動や情景描写で状況が把握できたこれまでのシリーズとは違い、会話や独白による推理が中心になるので、状況をつかむのにもなかなか骨が折れる。
 下手をすると中盤で挫折してしまうかもしれない。
 そこをこらえられるかどうかが、本書を楽しむこつになるだろう。

 このように書くと、まるで本書を読むなと忠告しているかのようであるが、決してそういうわけではない。

 本書の楽しみは、やはり佐知との再会であろう。
 常に緊張感のある中で暮らしているせいか、佐知だけはさほど昔と変わらない印象である。外見も若々しく、敏捷で賢い(仏心が萌してくるというのが、大きな違いだが)。
 又八郎と佐知の久方ぶりの邂逅もなかなか味わい深いものがある。
 この二人は、自分たちの立場を十分にわきまえながらも、心では互いに強く引き合っている。
 しかし佐知は、生まれたときから今に至るまで、常に日陰の身。
 その悲しさもじわじわと又八郎に伝わっていく。
 又八郎は、感情では佐知、現実では由亀と、きっぱりけじめをつけているようだ。ここが全くぶれないのも、又八郎の魅力を形成している(この辺は、『蝉しぐれ』の文四郎と似ている。しかし、自由に選べたら文四郎は間違いなくふくを取るだろう。又八郎は、自由に選べたら佐知を取るであろうか? そこはよくわからない)。
 ともあれ、又八郎がこの事件が解決し、故郷に戻れば、二度と佐知に会うことはないだろう。
 又八郎はそう思うと悲しくなるが、ラストで意外な展開があり、又八郎の気持ちをまたもや動かすことになる。
 藤沢周平は、いつもどことなく後味のいい作品を書く人だが、この終わり方もとてもいいと思った。
 年を重ね、魅力に磨きがかかる佐知、佐知と又八郎との邂逅、佐知の行く末、これらを読むことは、シリーズ4の大きな楽しみである。

 それにしても、藩の秘密の解明は複雑で難解だった。このシリーズ4だけで、シリーズ全体を総括し、さらには事件後の登場人物たちの生き方を読者に思い描かせるためには、確かにこのような書き方が必要になるだろう。
 意地悪な見方をすれば、ストーリーの面白さは多少犠牲にして、事実関係の整理整頓に専念したという形にも見える。
 できれば、二つのシリーズにわけて書いてほしかったが、若かりし頃の又八郎が発散する魅力も若干薄れたし、とにかく吉蔵と細谷があの状態では、二つのシリーズにわけるのは無理であったとも思う。
 このように、シリーズ4の書き方に違和感が残るのは仕方がないことだと自分に言い聞かせていると、シリーズ1のレビューでも取り上げた清水房雄の文章に行き当たった。これを読んで、少しヒントをもらった気がしたので、以下に引用してみた。これは、『用心棒日月抄』シリーズに対する解説ではなく、『白き瓶』というドキュメンタリーに近い小説に対するものだが、書き方も含めて多少参考になるのではないか。

「巧者な小説作りとしての定評ある氏が、敢えてその巧者をふりきって、無骨なまでに事実(資料)の重みに心を置いたのも、その必然の帰結であろう。
さて、小説は何よりも面白さが第一に大切だと言われる。面白さにもいろいろあるが、この『白き瓶』の小説としての面白さは何であるか、と問われれば、私はただちに答えよう、それは骨の折れる面白さである、と。
こういう世の中だからこそ、そのような面白さがあってもよかろうではないか。そして、現に、この作品の雑誌連載中の好評のことや、単行本になってからの売れ行きのよさ、などのことを思えば、世には私と同じように、骨の折れる面白さを待望する人々が数多くいることを知り、いささか心安んずるわけである。」(清水房雄〈藤沢周平『白き瓶』解説〉文春文庫)

 確かに、このシリーズ4には、骨の折れる面白さがある。苦労して事件の顛末を読み、ラストシーンにたどり着けば、達成感とともに、又八郎と佐知の行く末へのある種の安堵感が得られる。
凶刃―用心棒日月抄 Amazon書評・レビュー: 凶刃―用心棒日月抄より
4103296151
No.26
(5pt)

骨太のストーリーと人物描写、背景の素晴らしい秀作

この四部作は何回読んでも飽きない。江戸の町並みを背景に颯爽とした主人公と脇役の個性がいきいきとして描かれ、さらに藤沢作品に共通する女性のp美しさ、生きざまに惚れぼれします。
凶刃―用心棒日月抄 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 凶刃―用心棒日月抄 (新潮文庫)より
4101247226
No.25
(5pt)

骨太のストーリーと人物描写、背景の素晴らしい秀作

この四部作は何回読んでも飽きない。江戸の町並みを背景に颯爽とした主人公と脇役の個性がいきいきとして描かれ、さらに藤沢作品に共通する女性のp美しさ、生きざまに惚れぼれします。
凶刃―用心棒日月抄 Amazon書評・レビュー: 凶刃―用心棒日月抄より
4103296151
No.24
(3pt)

たるんだ中年

用心棒日月抄シリーズ前作から何年か間を置いて読みました。物語の中でも16年が過ぎ、みな変わっています。青江又八郎は腹が出た中年男に。細谷源太夫はアル中老人に。口入れ屋のおやじ吉蔵は干し柿のようなシワシワ爺さんに。細谷の、底の底まで落ちた惨めな姿が痛々しい。青江は、四六時中命を狙われる状況にありながら、逢引きは欠かしません。幕府隠密や藩の陰の者や黒幕が死闘を繰り広げるそもそもの理由については、そこまでやるほどのことか?という気がします…。
凶刃―用心棒日月抄 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 凶刃―用心棒日月抄 (新潮文庫)より
4101247226
No.23
(3pt)

たるんだ中年

用心棒日月抄シリーズ前作から何年か間を置いて読みました。物語の中でも16年が過ぎ、みな変わっています。青江又八郎は腹が出た中年男に。細谷源太夫はアル中老人に。口入れ屋のおやじ吉蔵は干し柿のようなシワシワ爺さんに。細谷の、底の底まで落ちた惨めな姿が痛々しい。青江は、四六時中命を狙われる状況にありながら、逢引きは欠かしません。幕府隠密や藩の陰の者や黒幕が死闘を繰り広げるそもそもの理由については、そこまでやるほどのことか?という気がします…。
凶刃―用心棒日月抄 Amazon書評・レビュー: 凶刃―用心棒日月抄より
4103296151
No.22
(5pt)

石田衣良氏のエッセイで絶賛されていたがその通り!

藤沢周平、池波正太郎は年配者の読む本と思っていた。やがて62歳を迎えるこの時期にやっと藤沢氏の著作に手が伸びた。
石田氏のエッセイで絶賛されていたが「江戸の風景、人物描写、リアルな真剣勝負等々」シリーズ4作一気に読了できた。
凶刃―用心棒日月抄 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 凶刃―用心棒日月抄 (新潮文庫)より
4101247226
No.21
(5pt)

石田衣良氏のエッセイで絶賛されていたがその通り!

藤沢周平、池波正太郎は年配者の読む本と思っていた。やがて62歳を迎えるこの時期にやっと藤沢氏の著作に手が伸びた。
石田氏のエッセイで絶賛されていたが「江戸の風景、人物描写、リアルな真剣勝負等々」シリーズ4作一気に読了できた。
凶刃―用心棒日月抄 Amazon書評・レビュー: 凶刃―用心棒日月抄より
4103296151
No.20
(5pt)

評価遅れました

藤沢さんの作品が好きでこの本も読みたく購入しました。商品も良好で満足しています。
凶刃―用心棒日月抄 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 凶刃―用心棒日月抄 (新潮文庫)より
4101247226
No.19
(5pt)

評価遅れました

藤沢さんの作品が好きでこの本も読みたく購入しました。商品も良好で満足しています。
凶刃―用心棒日月抄 Amazon書評・レビュー: 凶刃―用心棒日月抄より
4103296151
No.18
(5pt)

用心棒日月抄『凶刃』

『用心棒日月抄』はテレビでも見たが、最終巻の『凶刃』は文庫で読むことになった。藤沢周平の作品は映画などよりも、読むのが一番良い。殺陣が映画とは違って、派手ではないが、かえって真実味があって、私は大好きである。『凶刃』では、主人公の青江又八郎は中年になって、下腹の出てきたのを気にしている。物語は、東北の小藩と江戸藩邸と幕府との三つ巴となる。又八郎には妻の由亀がいて、彼は今は城勤めをしている。そこに降って湧いたように江戸行きの命が下る。隠密組織の解散を成し遂げるためである。江戸の女隠密たちの棟梁の佐知は、かつての恋人で、二人は協力して藩主の側室の秘密をさぐり、二人を殺害しようとする最強の剣士や隠密たちと闘う。若い時期を過ぎた又八郎と佐知の生き方に、大人の知恵が感じられ、たびたび出て来る江戸の商人たちにも独特の性格が感じられる。そして、二人を象徴するように、江戸の夕暮れの風景が何度も描かれる。人間は、いずれは年をとって、名剣士といえども、老いて一生を終るのだ。又八郎と佐知の、老年期は静かに過ごそうという気持ちが、痛いほどよく分る。私には、『凶刃』という題名が恨めしい。
凶刃―用心棒日月抄 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 凶刃―用心棒日月抄 (新潮文庫)より
4101247226
No.17
(5pt)

用心棒日月抄『凶刃』

『用心棒日月抄』はテレビでも見たが、最終巻の『凶刃』は文庫で読むことになった。藤沢周平の作品は映画などよりも、読むのが一番良い。殺陣が映画とは違って、派手ではないが、かえって真実味があって、私は大好きである。『凶刃』では、主人公の青江又八郎は中年になって、下腹の出てきたのを気にしている。物語は、東北の小藩と江戸藩邸と幕府との三つ巴となる。又八郎には妻の由亀がいて、彼は今は城勤めをしている。そこに降って湧いたように江戸行きの命が下る。隠密組織の解散を成し遂げるためである。江戸の女隠密たちの棟梁の佐知は、かつての恋人で、二人は協力して藩主の側室の秘密をさぐり、二人を殺害しようとする最強の剣士や隠密たちと闘う。若い時期を過ぎた又八郎と佐知の生き方に、大人の知恵が感じられ、たびたび出て来る江戸の商人たちにも独特の性格が感じられる。そして、二人を象徴するように、江戸の夕暮れの風景が何度も描かれる。人間は、いずれは年をとって、名剣士といえども、老いて一生を終るのだ。又八郎と佐知の、老年期は静かに過ごそうという気持ちが、痛いほどよく分る。私には、『凶刃』という題名が恨めしい。
凶刃―用心棒日月抄 Amazon書評・レビュー: 凶刃―用心棒日月抄より
4103296151