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忘れえぬ魔女の物語



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【この小説が収録されている参考書籍】
忘れえぬ魔女の物語 (GA文庫)

忘れえぬ魔女の物語の評価: 4.04/5点 レビュー 46件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.04pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全36件 21~36 2/2ページ
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No.16:
(5pt)

ちょっとおませな小中学生向けかと!!

正直、大人が読むと、どこかで読んだことがあるような「タイムループ系の王道設定」です。
内容的にも、とてもピュアで、シンプルな話。

でも、こういう本をまだあまり読んだことがない、ちょっとおませな小中学生には向いているかなと。
少なくとも、うちの小学4年生の娘はおもしろいと言っていました。

うちの娘、小学生なのに、プチ恋愛モノ、青春モノが好きなんですよね。。。。。
そういう子供は、楽しいんだろうなと思います。
忘れえぬ魔女の物語 (GA文庫)Amazon書評・レビュー:忘れえぬ魔女の物語 (GA文庫)より
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No.15:
(4pt)

感覚的に新しいかな?

新しい感覚のノベルですね。

 いろいろと展開が膨らみながら、中心に向かっていきます。

 優しいですね。
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No.14:
(5pt)

すこし不思議で面白い

一部の百合クラスタにはかなり突き刺さる話だと思う
ちょっと変わったタイムリープものとなっている。SF(辻村深月的にすこし不思議で)要素あり。

主人公の相沢綾香には、一日が複数回訪れる。繰り返す日々の中、過去として採用されるのはそのうち一日。しかも、本人には選べない。
この設定は初めて読んだ。その一日は毎回違う。些細なことや、はたまた大きく違ったり。なので、ある一日Aでは人物〇と会話したが、ある一日Bでは会話していないので、過去に採用されたのがどの日であるかを正確に読み取って振舞わないと齟齬が発生する。そのために苦い失敗から両親と疎遠となり、かつ、実際に流れる時間と経験する時間では差異があるため精神的に老成した主人公にようやくできた友達。
彼女との日々、そして親族では唯一彼女を気に掛ける従姉との日々がつづられる。

視点は、主人公である綾香。
彼女は自分を精神的に老人だと主張し、疲れ切り、物事を達観しているようにふるまうが、しかしどこか幼い。
彼女と、友人、従姉との関係。はじめからうまく世界に入っていけると、過去として採用されるかわからない一日の出来事、刹那的なそれが胸に染み入る。
なんというか……箱庭の中の二人だなと。二人の空気がたまらなくはまる人がいるだろう。

あまり書きすぎるとネタバレ一直線になるので控えるが、面白かった。少し不思議な世界と登場人物たちの関係を楽しむ向きが強い。

読み終えてから、この作者さんはTwitterアカウントを持ってそうだなと思って名前で引いたらヒット。二巻が四月に出ることがすでに決まっているという。
この内容に続きが出るのか!?という意外さもあり、どんな物語だろうかと今から二巻を楽しみにしている。
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No.13:
(4pt)

甘酸っぱいガーリー小説として読みました。

主人公の綾香は同じ日を何度も過ごし、そして新しい一日が始まるというタイムループの捕らわれ人。
なまじ記憶力がいいから、精神が老成してしまい、諦めの中で生きていた。
そんなある日、綾香の前に美散という自分は魔女だと自称する不思議な女の子が現れてという内容。
正直、ストーリーにやや粗やご都合主義が目立ちます。
しかし、繊細かつ柔らかな文体が心地よく、吉屋信子でいう「エス」の関係なふたりの絆が微笑ましく、いとおしくなります。
SFというよりは淡くも美しいガーリー小説を読んでいる気分になりました。
続きを期待して星4つ。
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No.12:
(4pt)

読後感もよいですし

話の設定も面白いですす、ストーリー展開も秀逸。
あっという間に惹きこまれてしまいました。
登場人物も繊細で魅力ですし。表現力も豊かだと思います。
イラストもこの本にぴったりだと思いますし、巻中のイラストでは想像力を刺激される感じですね。
読後感もよいですし、いい時間を過ごすことができました。
コロナ禍での読書にぴったりだと思います・・・。
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No.11:
(4pt)

個人的にはイラスト自体が気になりジャケ買いできるレベルw

イラスト自体は京アニを彷彿させる。個人的にはイラスト自体が気になりジャケ買いできるレベルwとても純粋な少女たちの物語?いわゆる繰り返し系の物語でその中でも少しづつ時間は経過し、少女たちは少しづつ想いを近づけていく。読んでからw百合なんかと思いったがそんなに重くないので個人的には好きですw
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No.10:
(5pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

設定勝ち。少しネタバレあり。

設定が面白いシナリオです。
通常の人は1日は1回ですが、主人公は1日を何度か繰り返すことになります。
例えば、1日を3回繰り返し、その後に2日目に突入します。
なので、1日の1回目で仲良くなった子が、1日の2回目では仲良くなれない可能性もあります。
どんなに素晴らしい日であっても、最悪な日が採用されてしまうこともあり、繰り返すことによって通常の人よりも精神面がおかしな方向で強くなっていってしまう弊害や葛藤などもよく描かれていると思いました。
ある意味、予測できておいしいメリットもあれば、繰り返すことによって感動が薄れ、周囲に嫌な感情を抱かせてしまうなどのデメリットもあったりで、無限に展開できる設定だなと思いました。
アニメ化に期待。
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No.9:
(5pt)

青春という一瞬の永遠

同じ1日を何回か繰り返しながら、すこしずつ先に進んでいる相沢綾香(あいざわ あやか)は、高校の入学式の日に稲葉未散(いなば みちる)と出逢う。あいうえお順の出席番号で相沢と稲葉だから、並んで座ることになった2人は、会話を「繰り返し」ていく。「わたし、稲葉未散。よろしくね」

小説の章の下の節の見出しが日付なのですが、「四月七日A」とか」六月二十三日F」とか、日付のあとにループした回数だけABCが足されていきます。「あっ、だとすれば、何月何日でエンディングなんだ!?」と焦ってページをめくることなく、ゆっくり読みすすめていくことをオススメします。

『時をかける少女』はタイムループならぬタイムリープでしたが、ちょっとだけ似ているところもあります。本作は、さわやかな文章で綴られています。さわやかでありつつ、卑猥なエロではなく、色気もあります。青春を感じます。
さわやかなだけでは済まない展開をみせていくことになるのですが……。
大人からしてみれば「青春」は「とうの昔に過ぎ去った」過去なのですが、いままさに青春を生きる高校生たちからしてみれば「永遠」なわけで、その「一瞬の永遠」を描いている小説です。
タイムループと青春の相性がいいのも、青春が「一瞬の永遠」だからなのでしょう。
アニメで見てみたい物語ですし、若手女性俳優さんで実写化してもきっと魅力的な青春映画になると思いますが、まずは、この文章を堪能したい。
内容を明かしすぎるとネタバレになってしまいますが、かなり見事な小説です!!
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No.8:
(4pt)

愛を育てながら、相手を優しく守り、また守られる物語

一日をそれぞれ違う形で何度も繰り返し(平均5回)、そのうちの一日が採用されて事実となって次の日に進む。だから高校一年生15歳といっても体感時間では75歳。そんな特異体質の綾香に以前から寄り添う従姉の優花23歳。そして高校入学の日に知り合った未散。ほとんどこの3人でお話が進みます。こんな綾香の境遇を、惹かれあう3人の心模様を描く前半。女の子同士が言葉、体温、触覚まで使って友情?恋心?を伝えようとしています。女の子らしい繊細な心の襞が描写されているところは読みどころです。
2/3ぐらいのところで大事件が起き、その事件が無かった一日を求めての綾香によるエンドレスタイムリープが始まります。第四章のタイトルは「百万日間世界半周」ですから、10月5日を何回繰り返したか分かりますね。涼宮ハルヒの『エンドレスエイト』の15498回を桁違いで凌駕するのですから綾香のお疲れは長門さんの比ではありません。加えて『紫のクオリア』や『シュタインズ・ゲート』同様に愛のために走り続けるのですから実に切ない。
なぜこのような繰り返しに陥るのか、この繰り返しからどうやって抜け出すのか。「原理」を持ち出していますが、まあ細かい理屈はどうでも良いです。大事なのは綾香と未散の関係性なのですから。カタルシスというよりもしっとりとした安心感を感じました。
綾香と未散の関係は親密ではあるもののエロチックではないので愛情と言うべきでしょう。奇跡のように巡り会った唯一の相手を必死に、でも優しく守り、守られる愛情物語。行きつ戻りつしながら高まっていく想いが幾重にも詰まったラブストーリーと言えばいいのかな。SFではないと思いますし、賑やかで派手なドラマではありません。繊細で優しい物語を求める人にこそ薦めたい。
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No.7:
(4pt)

少女たちのタイムループ系のみずみずしい話、SF系が苦手な人は評価低いかも

同じ日を何度も経験する少女たちのお話

久しぶりにSF系のラノベを読んだ気がします。
これまでは異世界や青春もののラノベが多い中
SFの分野に近いラノベが読めて面白かったです

同じ日が何度も経験する少女を中心としたラノベです。
彼女は何度も同じ日を経験して、翌日、いつも自分に都合が悪い一日が
採用されて残念だと思う諦観の中で生きている精神年齢75歳の女子高生です。
そんな彼女に、「私、魔法使いになるんだ」というそのままだと電波系の
発言な友人が出来て、その友人が唯一無二の友達になってゆくという
あらすじです。

 友人が魔法使いになるところは確かにクライマックスではあるのですが
普通なラノベを読んでいる私にとっては少しまどろっこしかったです
またSFではなくラノベということもあり、なんであれが魔法使いになる
代償になるのかもよくわからずモヤモヤしました。

 とはいえ、話の展開は面白く、主人公と友人の心の絆、そして
従姉妹の関係など登場人物は3人と少ないながら絡み合う気持ちが
面白く読み進めることが出来ました。

 残念ながらこの続編とかは難しいかとは思いますが
小作品のキラリとしたそして、あぁこんな分野でも
ラノベって成立するんだと思えた作品でいた。面白かったです。
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No.6:
(5pt)

設定が面白い。

主人公たちの揺れ動く心の描写もとても興味深く惹かれる。
それ以上に、「一日」を何回も繰り返しそれがすべて記憶に残るっていう設定がなんとも面白い。
現実は、その過ごした「一日」の1回だけが残るという設定もなんともいい。
たんなるGL要素だけでなくて、SFっぽい要素・設定が組み込まれているというのは本当に興味深くおもしろかった。
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No.5:
(4pt)

忘れえぬ魔女の物語

タイトルがいいですね♡
互いを思い合う少女の切なさに酔える百合なSFファンタジー。
現実はとりかえしのつかないことばかりだけれどあの日あの時のifに想いを馳せて・・・
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No.4:
(4pt)

過去一のループ作品

強制的に発動されるループに比べて自発的に発動するループの恐ろしさ。大切な人を想うからこそ無限に繰り返す毎日。
ループの回数は凄いですが、やはり介入からの終わりまでの展開は少しありきたりで、会話は新鮮でした。
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No.3:
(5pt)

かつて読んだことがないタイムループ作品。

男性キャラクターは登場しません。タイムループが絡む百合ものですが、最大はキスまで。頻度もかなり少なめです。

綾香(主人公)は何度か同じ日付の日々を過ごしてから次の日へ進むという特殊体質。平均で5回同じ日付を繰り返す。一日の内容は全て同じ…ということはなく、会話内容や出来事が多少変わる。そして、繰り返した日々のうち、どの日が”昨日”として採用されるかは綾香にも分からない。が、綾香だけはタイムループで過ごした日々の全てを記憶している。そんなぷちタイムループを繰り返す少女に起こった奇跡の物語です。

物語の開始は高校の入学式の日。月日としては15年でも、綾香の体感では75年程度の月日が流れている。他の人とは異なる時間感覚を持つ綾香は友人など作れないと諦めの境地に至っていたが、この日奇跡が訪れる。未散の登場です。未散は教室で読書する綾香に話し掛け、明るく接してくれることで綾香に友情の感情が芽生えます。入学式の日は3回訪れたが、どの日でも未散と知り合いになることができ、綾香にとって未散は重要な存在になっていきます。

タイトルにある”魔女”は綾香を指します。彼女は両親との仲が良くありません。幼少の頃から子どもらしくなく、3歳の時点で大人と対等に話し、試験も完璧にこなし”神童”とまで呼ばれました。彼女は自身の感覚を両親に打ち明けますが、信じてもらえずに気味悪がられる始末。子どもの頃に飼っていた猫が亡くなった時も既に8回目のループで涙も出ず、母親から”魔女”と責められた。10歳になる前に両親に見限られ、その新学期から庭に建てられたプレハブ小屋で過ごすようになります。高校に進学した今なお、母屋の玄関を跨ぐことは許されていません。

物語の中盤〜後半に未散に逃れられない運命とでも言うべき不幸が訪れます。彼女を救うべく綾香はとんでもない方法で不幸が訪れた日をタイムループし、未散を救う方法を模索します。(タイムループした回数は今までの比ではありません。) 綾香がボロボロになるまで頑張ります。綾香の想いや必死さが伝わり、胸が熱くなりました。最後にどんな結末が待ち受けているかは読んで確かめてみてください。おすすめはもう一人の主要な登場人物の”優香”という人物に着目して読むことです。
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No.2:
(5pt)

買ってよかった

たまたま新刊情報で見かけて気になっており、買ってみました。
出かける用事をすっぽかしそうになるくらい一気に読んでしまいました。

ネタバレにならないよう簡潔にご紹介
・純度100%百合です。挿絵サンプル見ていただければわかるかと思いますが、両思いです。
・ストーリーは重めです。かなり過酷な運命です。

2巻の商品ページがすでにあったので、続巻楽しみにしております。
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No.1:
(5pt)

少女たちの本当の魔法は朽ちた心の架け橋の再生なのだろう。キラキラと霧氷のような小さな無数の輝きが終章にむかって文面を彩るようで美しい。

一日は一日でしかないはずなのに、相澤綾香には何度も一日がやってきた。それは数こそ定まっていなくてもなべて5回は一日が訪れた。そして彼女はひどく記憶力が良く、すべての一日を覚えていた。時間の神のきまぐれかようやく次の日が訪れて初めて何回も繰り返した前日のどれかが採用されたとわかる。一番ましな前日ならまだしも、最悪な前日なら目も当てられない。彼女はそんな目も当てられない明日を数えきれないほど迎えてきた。時間の流れと運命の分岐点を何度も目の当たりにする日々は彼女を家族から遠ざけた。ひとりのいとこを除いて。
そんな中、高校で稲葉未散と出会う。だれとも距離をとらざるを得なかった綾香にとって未散が何の違和感もなく距離を詰めてきたことは驚きだった。そしてそこから彼女の時間と周りの人との距離が変わり始める。
少女たちの本当の魔法は朽ちた心の架け橋の再生なのだろうか。とにかく、キラキラと霧氷のような小さな無数の輝きが終章にむかって文面を彩るようで美しい。忘れえぬ魔女の物語は読者の心に静かに根を下ろします。
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