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人間たちの話



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【この小説が収録されている参考書籍】
人間たちの話 (ハヤカワ文庫JA)

人間たちの話の評価: 3.96/5点 レビュー 23件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.96pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全23件 21~23 2/2ページ
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No.3:
(4pt)

これぞ、“SF飯”!

“消化管があるやつは全員客!”
“太陽系では珍しい
系外人対応の飲食店!”
“対応生物数が無駄に多い!”
“銀河標準語が流暢!”
帯に記された惹句に惹かれ
『宇宙ラーメン重油味』
を一読。
故郷の星を遠く離れ、お腹を空かせて訪れる
お客様たちの奇々怪々なスガタは言うに及ばず
その舌(⁉)と胃袋(⁉)を満足させるべく駆使される
究極の調理法とは・・・。
これぞ、正しく“SF飯”!
と言うほかない。
外食産業版“宇宙船ビーグル号”!
ぜひとも連作して欲しい。
『冬の時代』
『たのしい超監視社会』
『人間たちの話』
『記念日』
『No Reaction』
どれを取っても、
ニンゲンという生き物のどうしようもなさと、
そこはかとない可笑しみ、哀しさが横溢する好短編ぞろい。
あらゐけいいちセンセイの表紙イラストも
作品ごとのフンイキをウマくとらえてますね。
ここ数年ばかり
ほとんど“モーニング”には目を通してないけれど
『CITY』今度読んでみようと思います。
人間たちの話 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:人間たちの話 (ハヤカワ文庫JA)より
B085TB617F
No.2:
(4pt)

No Reactionが面白い

「No Reaction」が面白かったですね。自称透明人間の視点で複数の人間の事が語られるのですが、この透明人間意外とつぶしが効かないらしく、帰る家を忘れたり自分では扉を開いたり本を読んだりすることが出来ません。よって情報収集が受動的なのですが、そんな視点でもよく人の事を観察できていると思えて実にユーモラスです。
 「一九八四年」のパロディとも言え、ある意味で非常に面倒くさい世の中を描く「たのしい超監視社会」も面白いですよ。
人間たちの話 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:人間たちの話 (ハヤカワ文庫JA)より
B085TB617F
No.1:
(4pt)

賢くもあり,愚かでもある人間たちの話

※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります

なぜ雪と氷の世界なのか,なぜ部屋に巨大な岩石が現れ,奇妙な事象が起こるのか,
その舞台や設定『なぜ』ではなく,そのときに人間は何を考え,どう生きるのかなど,
地球から火星,冥王星のさらに外まで,様々なシチュエーションでの人間たちの話です.

そのシチュエーション自体も興味深く,残念ながら理解できない点もありましたが,
不条理や不可解,ユーモアなど幅広く,「面白いことを考える」と素直に関心します.
このほか,あらゐけいいちさんのカバー絵と,どこか懐かしさを覚える帯も印象的です.

宇宙のどこかの生き物を考えるのは楽しいし,近くの大事な人を思うのもうれしい.
また,見知らぬ場所を意気揚々と目指し,かと思えば,劇薬に侵され自由を見失いと,
賢くもあり,愚かでもある人間たちの様子を,じわじわと味わえる,そんな一冊でした.
人間たちの話 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:人間たちの話 (ハヤカワ文庫JA)より
B085TB617F

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