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諸葛孔明
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諸葛孔明の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 1~20 1/2ページ
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ありがとうございました。 arimura | ||||
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ありがとうございました。 arimura | ||||
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そもそも古書の出品者に対する評価をここでするなどというのは意味不明もいいところで、早々に削除されるべきものです。 あと、文体が読みづらいというのは(個人的意見とはいえ)むしろ読んだ方の読解力不足を露呈しています。 三国志ものの古典吉川英治版を引き合いに出すほどでもなく、陳舜臣の文章はむしろ平易で読みやすいと言って良いでしょう。 | ||||
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良い | ||||
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良い | ||||
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他の三国志では神格化されることの多い孔明ですが、こちらでは等身大の人物として描かれており、彼の天才的な予知能力や采配にも、きちんとした裏付けがある様が描かれており、面白く読めました。 ギャグ?っぽくなりがちな南伐の様子を、そうきたか!と思わせるような設定で、スマートに描かれており、感心しました。 なお、彼が劉備を選んだのは、あくまで「虐殺行為を行った曹操に天下を治めさせてはならない」という強い思いからで、劉備への心酔や忠誠といった様子はあまりなく、二人の関係も、特に後半は非常にあっさりしています。個人的にはもう少ししっかりした関係描写があったほうが、物語としては面白いのかなと感じました。ただ、著者は「伝記物」のつもりでこれを書いたそうなので、そこは好みですね。 もっと他の三国志も読んでみたくなりました。 | ||||
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陳舜臣先生には、その著作物を通して、様々な事を教えられました。ひとつの書物を読んだだけで、全てを分かったような気になってはいけない、ということがそのひとつです。 「三国演義」に親しんでいる方がこの作品を読むと、内容があまりに違うので驚くと思います。私もそうでした。 この作品で描かれる三国志世界は、正史に近いながらも、全くの正史という訳でもなく、「陳史観」です。正史から汲み取れる事と、陳先生がそこから推理したフィクション部分とが組み合わさっています。そのため、異論のある方もおられるかと思います。 しかし、ここで描かれる三国志の登場人物達は、皆それぞれ非常に生き生きとして、確かにそこに生きている、という実感のようなものを感じさせます。史実を踏まえた部分と、陳先生の考えが溶け合って、読者の想像力を掻き立て、感情移入させてくれるのです。 「三国演義」とは一味違う諸葛亮の生き様は、非常に感動的です。平易な文章で分かりやすく書かれているので、「三国演義」を読んだり、正史を勉強したりするのがちょっと面倒、という方には、入門編として良いかも知れません。 中国の歴史上の人物を取材した、陳先生の他の作品もお勧めです。若い方々に、是非読んで頂きたいと思います。特にこの作品は、私にとって、忘れられない名著のひとつです。 | ||||
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文庫本なので 汚いと読みずらいとしんぱいしていましたが じゅうぶんきれいでした。 お買い得でした。 | ||||
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御買得 でした。 文庫本なので 汚いと余計 読みずらいと心配していましたが 十分綺麗でした。 | ||||
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正直言って、興奮しなかった。勿論、読んで損をしたとは思わない。物凄く詳しい史実に裏打ちされた客観的な描写。三国志について学んだ、諸葛孔明を知ったとの思いがある。自分の三国志理解が浅いのだと反省もする。ただ、この本、映画Red Cliffを観た直後に読んだので、赤壁の戦いの書き方があっさりしていて拍子抜けしたとの思いもある。これは作者陳舜臣の作風によるのか。三国志時代以前の小説ではあるが、一年前に司馬遼太郎「項羽と劉邦」を読んで血沸き肉躍る思いをしたので、どうしてもそれと比較してしまう。 | ||||
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蜀漢初代皇帝劉備の時代に至り、三国戦乱期を華々しく飾ってきた勇将、関羽、張飛、そして趙雲が次々とこの世を去り、最後の大進撃、いよいよ孔明は命を賭けた闘いに挑む。しかし、歴史は中国を孔明の独壇場とするを許さず、ライバル司馬仲達を登場させる。ここに登場する諸葛孔明は決してスーパーマンなどではなく、悩み、怒り、悲しみ、そして笑う豊な感情をもったまぎれもない人間である。謹厳、慎重をモットーとしているが人材を使い誤ったり、魏の智将や身内の蜀朝廷の内紛に翻弄され、あらゆることに神経を注いでいるはずなのに時に情に流され失敗することもある。そのような完璧でないところが、逆に孔明の血の通った心の温かさを感じさせてくれる。死の間際に意識が混濁するなかでの最後の言葉「旗を反せ、鼓を鳴らせ」、胸に熱いものが込み上げてきた。 | ||||
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フィクションの入った小説では描かれることのなかった孔明の生い立ちから少年時代の成長期の彼の心の動きを追い、同期の若者たちとの交流を描き、諸葛家の「耳と眼」としての機能を果たすという重要な役割を持つ秘書「甘海」、孔明を陰で支えた妻「綬」などの脇役を出演させて、さまざまな思いを巡らす人間らしいまさに生きた孔明がここに居るような気にさせてくれます。 当時の大志を抱く少年たちと同じく、孔明も大成するには誰に就くのが良いのか、立身出世を狙い中国の群雄勢力図とにらめっこしながら大勢の将軍を見比べては、話に花を咲かせていた時代がありました。この国を何とかしたい。自分の夢を実現させてくれるのは誰であろうかと日々悶々としていた孔明の内面がよく描かれ、劉備に出会い、一気に才能を花開かせていく。その過程で自分を冷静に見つめる孔明。自身でも気がつかなかった一面にハッとしたり、思いのほか劉備に入れ込んでいく自分に改めて驚愕してしまう様子など、笑いもするし、怒ったり泣いたりと感情豊かな孔明もよく描いています。 孔明にはある面で冷徹なところがあり、他の武将と同じで目的の達成のためには他人に犠牲になってもらうというようなことも考えますが、劉備にはその強さがない。負けがこんで来た時の今一歩の粘りがなくいまにもポキっと折れそうになる。でも孔明はそんな劉備に傾倒し、また劉備も孔明を支えとしていくという主従を超えた相思相愛の関係を孔明の内面を通して見ることができます。 劉備は漢室の血筋を受け継いでいますが、長く庶民の生活に身を置いていたので、少々だらしがないという印象を孔明は持ちます。なかなか面白いです。 話の途中途中に群雄の勢力関係や当時の生活、文化、社会などの背景も解説されているのでよりリアルに三国世界を味わえると思います。 | ||||
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吉川文学の「三国志」や、明国の「三国志演義」、そして本作の著者による「秘本三国志」などでは、諸葛孔明は神知に通じた不世出の天才軍師ということになっているわけなのですが、どうやら実際はそうではなかったようです。 正史にも北伐(魏攻略の遠征)を繰り返すも民が疲弊するばかりで、その才能は元これ軍略に通じるものではなかったのではないか、と述べられているといいます。 諸葛孔明は、古代にはまれな実務者であり、知と理性の人であり、そしておそらく民を慈しむ良質な政治家だったのでしょう。かれが天下三分の計を提唱したのは史実のようであり、戦略地図を考案する能力には比類ないものがあったのでしょう、この小説は孔明の実相に迫ろうとする数少ない小説であり、かれの生い立ち、いかに育ち、学び、その人格と思想を涵養したかが描写されつくしてあり、そして終盤は大国を攻めあぐねて苦しむ小国の宰相の純粋な人間性に、孔明も人間だったかと親近感を感じられるような、稀有な三国志ものとなっています。読み進むうちに、決して神がかりの天才軍師などでない、人間孔明にますます敬意を抱いてしまいます。 歴史家の分析する孔明像に近い「諸葛孔明の真実」を描いたこの小説は、おそらく、唯一の歴史の真相、実質を反映した諸葛孔明伝、といえるのだとおもいます。秀作です。 | ||||
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私が理想とする諸葛孔明はこれである。 北方や谷の三国志では、孔明も殺人鬼で、自分の手で人殺しをするが、 この作品の孔明は仏教徒であり、北の呂布・南の作融と言われた、 暴れん坊の作融が剣を振りかざしているのに、平然と言葉だけで説得しようとするのだ。 殺人鬼を美化したがる作家が多いのは理解出来るが、 人を殺さない美学ももっと描写してほしい。 曹操に追撃されて人民が巻き込まれて虐殺された時、この作品の孔明は 自分の家庭だけが幸福になっては、人民に申し訳ないと、 妻をわざと戦場に置き去りにするのだ。(っていうか、妻を守る為であっても剣を手にしない) 神も悪魔も人も畜生も魂の価値は同じだと何故理解出来ない? 強い支配者の味方をするのは、絶対神を認める西洋の精神である。 東洋人だったら弱いものに感情移入せんかい!一緒に戦うのではなくて、一緒に泣こう! | ||||
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本書は純粋な孔明の初小説だそうだ。(人物伝とかは覆いのですけどね) 孔明の幼少のころからの背景や感情の動きが非常に考えさせられるもので後世の人が書いた小説ながら孔明本人もこういう思いで劉備に使えたのではないかと思わせる。 関羽が好きな従兄弟にこれを貸したが彼の中で「孔明」が「関羽」を抜いたそうだ。 漢室復興にかけた劉備の逆転を支えた忠臣孔明の生き様は、後継者の姜維に受け継がれ後世の我々を魅了する。三国志大軍師の生き様を読んでみませんか | ||||
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陳舜臣にはまっているので読んでみた。 諸葛孔明の視点から見た三国志解釈の一つを示してくれている。 三顧の礼によって劉備らに迎えられて以来、何でもこなすスーパーマン的な存在と思われがちな孔明を人間として描いている。 天下泰平のための天下三分の計。 それも曹操の天下統一であってはならないとする理念によって孔明の言動を記述しようとする、小説でしかなしえない新鮮な見方が面白かった。 猛獲の七擒七縦を、孔明と猛獲との芝居であるとする解釈はさすがにどうかと思うのだが。 | ||||
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東南の風を祈祷しなければ、北斗七星の旗を掲げた神軍も登場しない。そこには堅実な智謀により、乱世を収束させようとした孔明の姿があった。血に塗られた戦いのシーンは極力避けられ、立場や心情、綿密な時代背景の描写によりストーリーが展開していく。ここ一番の派手さはないが、孫権が奏案(テーブル)を切ったのも、孟獲が七度放たれたのも、孔明演出の出来レースだったという設定がおもしろい。 詭計よりも入念な地固め、行き届いた根回しによって策を展開する。気配りは天下一品、己を滅して和を重んじる反面、読者サービスなのか内なる感情を暴露する事も忘れない。妻が重要な役割を担っている点も、女性読者である私には嬉しい限りだった。 神格化された清廉潔白な孔明よりも、努力家で家庭のにおいも感じさせる孔明…陳舜臣の諸葛孔明は、今までに読んだどんな本よりも、私を満足させてくれた。 …何作か三国志作品を読まれた方には特にオススメの本です。 | ||||
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孔明が生まれ、赤壁の戦いまでの生き様が描かれています。 「天下を動かす人間となる」 若い頃から高い志を持ち、それに向かって自分を磨いていく姿 がうかんできます。 塾に通っている孔明。他の塾生達が、「将来は、ほどよい役人 くらいになれたらいいなぁ」なんて話している。その中で天下 を望む孔明が異端児だったのでしょうね。 今の時代でも同じ光景をみれそうです。 人は、「志」の置き所で未来が変わる。 そう感じた本です。 | ||||
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孔明が生まれ、赤壁の戦いまでの生き様が描かれています。 「天下を動かす人間となる」 若い頃から高い志を持ち、それに向かって自分を磨いていく姿 がうかんできます。 塾に通っている孔明。他の塾生達が、「将来は、ほどよい役人 くらいになれたらいいなぁ」なんて話している。その中で天下 を望む孔明が異端児だったのでしょうね。 今の時代でも同じ光景をみれそうです。 人は、「志」の置き所で未来が変わる。 そう感じた本です。 | ||||
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諸葛孔明の評価には二つないだろうか? 1、よくぞ、あそこまで蜀の国を大きくした。 2、なぜ、天下を取れず、中国を統一出来なかったのか。 2の部分の一つの答えがこの本にありそうな気がする。 「切磋琢磨」 ライバルがいる時に、お互いが磨き合う。諸葛孔明にとって、 この相手は曹操だったのではないだろうか。一度も会ったこと のないこの英雄:曹操を常に意識していたような気がします。 曹操の死 それは、諸葛孔明にとっても、「自分の絶頂期」が終わったこ とを意味していたのかもしれません。 読み手が多くの想像をしたくなる諸葛孔明がここにいます。 解答は読んだ貴方の心の中にあるのでしょうね。 | ||||
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