小説十八史略

評判

小説十八史略の評価:

4.45/5点 レビュー 85件。 A ランク

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平均点4.45pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全86件 41〜60 3/5ページ
No.46
(5pt)

だいちゃん

受領いたしました。迅速にご対応いただきましてありがとうございました。また何か良いお品がございましたら参加させていただきます。
小説十八史略(六) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 小説十八史略(六) (講談社文庫)より
4061851748
No.45
(5pt)

期待どうりでした

期日どうり到着しました。 記載どうりの商品でした。・・・・・・・・・・・・・・・・・。
小説十八史略(六) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 小説十八史略(六) (講談社文庫)より
4061851748
No.44
(5pt)

中国歴史が早わかり

要所をおさえながら、面白く書かれています。この作者は初めて読みましたが
フアンになりました
小説十八史略(六) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 小説十八史略(六) (講談社文庫)より
4061851748
No.43
(3pt)

中国の歴史が手短に分った

興味津々、大国の歴史の変遷を確認しています。
登場人物のあまりの多さに圧倒されそうです。
最終巻まで読破します。
願わくは、あと2ポイントほど大きな字で印刷したものを出版して欲しい。
小説十八史略(六) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 小説十八史略(六) (講談社文庫)より
4061851748
No.42
(5pt)

最後まで中身が詰まってます

最近になってようやく「隋唐演義」や「楊家将」「岳飛伝」などの小説で
知名度の上がりつつある唐末〜南宋末時代を分かりやすく描いてます。

史実を下敷きにしてるとはいえ、ここまでの長編なら息切れしそうなものですが、
そんな事は一切なく。原典の「十八史略」が書かれる要因になった南宋の忠臣・文天祥の
最後の奮戦と、愚直なまでの忠義を詠った正気の歌。
そして彼の処刑によって小説の幕が下りる辺りは感無量でした。

中国史もののバイブルといえるこの小説は、このジャンルに興味を持った方に
自信を持って勧められます。

願わくば作者にはその先の、元、明、清王朝の興亡も描いて欲しかったですが。
小説十八史略(六) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 小説十八史略(六) (講談社文庫)より
4061851748
No.41
(5pt)

遂に最終巻。唐の衰退・滅亡、北宋・南宋の時代、そして元が南宋を滅亡させるまでを本書でカバーしています。

安史の乱の後命脈を保っていた唐が黄巣の乱をきっかけに遂に滅亡、五代十国の混乱期を経て北宋の時代に入るが、武より文を重んじる官僚国家の故か、遼などの周辺の国に悩まされ、遂には金に華北を奪われ、ここに再び南北(金と南宋)対立の時代を迎える。その間にチンギス・ハン率いるモンゴル帝国(元)が勃興し、金・南宋は滅亡する。本書が取り上げるのはそれだけ長い期間である。そのせいか、記述は要を得ているものの、駆け足気味なのが気になる。しかし、黄巣の乱の凄さとそれが唐に与えたダメージ、官僚国家宋の党派争いの凄まじさ等、歴史発見の面白さを堪能させてくれる点では他の巻に劣らない。中でも私に強く印象を与えたのは、北宋の風流天子・徽宗の政治面でのあまりの無能ぶり(苦しんだ民が団結する水滸伝の時代背景になったのはもっともである。そして金と結んで遼を滅ぼしたものの、金を怒らせたあまりの背信ぶり。これでは金の南進を招いたのも無理はない。)、北方民族の江南に寄せるあこがれの強さ(無理な江南侵攻を企てて失敗し、皇帝の地位を失った金の海陵王がその代表)、そしてユーラシア大陸の大半を征服したのに、意外と元が南宋制圧に苦労したことである。中国南北の自然・経済力の差はそれだけ大きかったということだろう。本書でさらに嬉しいのは、南唐後主、北宋の王安石と蘇軾の心に染みる詩を紹介してくれていることである。激動の時代の中で優れた詩が生み出されたことを我々は忘れてはならない。さて、最終巻まで読み終えた読者は中国史の面白さの虜になったことだろう。残念ながら本シリーズは明・清の時代は扱っていないが、例えば同じ作者の「中国の歴史」等、それらの時代をカバーする本は多数あるので、是非自分のお気に入りの本を見つける楽しみを味わって下さい。
小説十八史略(六) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 小説十八史略(六) (講談社文庫)より
4061851748
No.40
(5pt)

偉大さと愚かさ

赤壁の戦いのとき、抗戦派は魯粛と周瑜。魯粛は劉備と結んで戦うつもりだったが、周瑜は単独で戦うつもり。周瑜は劉備を信用していない。曹操軍は疫病に悩まされる。呉は持久戦はしたくない。持久戦になると数で押し切られる。曹操は長期戦の構えをするが、本心では長期戦をしたくない。疫病がはやっているので本当はさっさとけりをつけたいのだが、それだからこそ、長期的な陣立てをして味方の弱点を隠す。呉も焦る。そんなとき黄蓋が投降を申し出る。この申し出に曹操が引っかかったのは短期決戦のきっかけをつかもうと曹操も焦っていたからではないか。
 曹操は赤壁で敗れ、三国鼎立となる。
 曹操は魏王となる。漢では、皇帝に近い皇族しか王にはなれない。皇族でもなく劉姓ですらない曹操が王となることは異例中の異例。
 関羽は目上の人や同僚に対して傲慢だが、部下には優しい。張飛は上の者には腰が低いが、部下には厳しい。
 曹操の死後、曹丕が継ぎ、続いて曹叡(明帝)が継ぐ。明帝は優秀。孔明が北伐軍を起こしたとき、明帝は自ら戦場に行こうとしたが、側近の諫言で思いとどまる。しかし、天子が親征を言いだしたことは将兵を発憤させた。劉禅は親征など口にもしない。
 諸葛亮孔明の出師の表は、公表奏上文だが、これは劉禅に対する手厳しい諫言でもある。みんなが皇帝に尽くすのは、父・劉備の恩に報いようとするからであって、劉禅のためではないのだから思い違いをしないように、という意味が込められている。
 明帝のころ、遼東で独立勢力を保っていた公孫淵は、呉と結ぶことを考えるが魏に悟られることを恐れて頓挫。怒った孫権は謀略を仕掛け、魏は公孫淵を疑う。公孫淵征伐の司令官に司馬仲達が選ばれる。司馬仲達は、倭に対し、呉と結ばぬよう、遼東に兵を送らぬように下工作してから出陣。公孫淵は誅殺される。卑弥呼の使者が洛陽に向かったのはこのころ。
 司馬仲達と孫権は立て続けに死ぬ。このころ、儒教に代わって仏教が隆盛する。儒教権威低下の反動でもある。仏教は老荘思想を思い出させる。老荘思想が発掘される。一方、儒教のモラルにしたがっていても仕方がない。礼教無視の考え方が士大夫の間に広まる。これは政治的紛争に巻き込まれて命を失わないための逃避法でもあった。
 孫権は、7歳の孫亮を皇太子に指名したため、呉は混乱。孫亮は15歳のときに実権を握る皇族を排除しようとして、かえって皇帝の座から引きずり下ろされる。最終的には孫権の次男(一時、皇太子だったこともある)の子である孫皓が皇帝となったが、粗暴。晋への投降者が続出し、呉は晋に併呑される。
 晋の司馬政権は、早くも皇后に乗っ取られそうになる。恵帝の皇后は、子が出来ず、自分の養子を皇帝にしようとする。これは皇族の反発を招き陰謀は成らなかったが八王の乱で混乱は続く。南匈奴の劉淵は晋を見限って独立し、国号を「漢」とする(後に「趙」に改称)。匈奴の一派を率いる石勒なども劉淵のもとに参集し、劉淵の勢力は拡大。あとを劉聡、更に、劉淵の甥である劉曜が継ぐ。
 劉聡は、晋の懐帝を殺す。懐帝が殺されると、司馬一族の生き残りが元帝となり南京で亡命政権を打ち立てる(東晋の成立)。東晋はひ弱だが、劉曜の下にいた石勒が独立するなど北方もゴタゴタ。やがて、劉曜はアル中となり、石勒の趙(後趙)に劉曜の趙(前趙)は滅ぼされる。
 石勒は奴隷出身の傑物だったが、石勒の死後、後趙も長続きせず。
 後趙のもとにいたチベット族の首長が長安で自立(前秦)。前秦の符堅は北方をほぼ統一。符堅は、天下統一して万民をやすめる、という理想をもっていたらしい。領土的野心よりは理想主義の方が強い。しかし、前秦は東晋に大敗し、力を失う。
 東晋では、孝武帝が夫婦のゴタゴタで蒲団蒸しにされて死んでしまう。次が精神薄弱児の安帝で、倭王讃が東晋に使者を送ったのは安帝のころ。東晋の劉裕は安帝を殺し、東晋滅亡。宋王朝(劉宋)が成立する。劉宋王朝は暴君が続き、あっさりとクーデターで滅びる(斉王朝)。
 北方辺境で鮮卑族の拓跋珪(道武帝)が力を伸ばし、北魏成立。北魏は大勢力に成長する。拓跋珪は、母の妹を見初めるが、母は「美しすぎることがよくない」と諭す。鮮卑族のモラルでは、叔母と甥の不倫関係はそれほど問題視されない。
 拓跋珪はやがて不老不死の薬と称する寒食散の副作用なのか徐々に精神に異常をきたし、息子に殺されてしまう。しかし、この息子は人望がなく、もう一人の息子である明元帝に征伐される。
 明元帝のあとの太武帝は道教マニアで、仏教は大弾圧される。ところが太子は仏教信者。
 南では斉が滅び、梁成立。この時代の貴族は堕落しており、男でも白粉を塗り、おそろしいものを見たときには失神するのが貴族の証明と考えられるくらい。
 北魏は、高歓と宇文泰という二人の実力者により、東魏と西魏に分裂。宇文泰の西魏は梁の皇帝を殺し、傀儡政権を打ち立てる(後梁)。禅譲により西魏は終焉し、宇文氏の北周成立。北周は中国北部を統一。あと一歩だったが、短命皇帝が続き、外祖父一族の楊堅(文帝)が禅譲により隋を立てる。
 文帝は倹約家で、贅沢な長男を廃し、楊広を皇太子にする。これが煬帝だが、実は、煬帝も浪費家。うまく猫をかぶっていた。煬帝は、即位すると南北を結ぶ大運河の建設にとりかかる。南の豊かな物産を北へ運ぶため。文帝は、内戦終了後に人心を得るためには外征して大量の捕虜を獲得し、功労者に与えようと考えて高句麗に遠征するが補給に失敗して大敗したことがある。煬帝は補給のために大運河が必要と判断している。しかし、煬帝も高句麗遠征に成果を上げられない。
小説十八史略(四) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 小説十八史略(四) (講談社文庫)より
406185125X
No.39
(5pt)

良い商品でした

期日どうり到着しました。 記載どうりの商品でした。・・・・・・・・・・・・・・・・・。
小説十八史略(四) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 小説十八史略(四) (講談社文庫)より
406185125X
No.38
(3pt)

中国の歴史を手短に知るのに役立つ

興味津々、大国の歴史の変遷を確認しています。
登場人物のあまりの多さに圧倒されそうです。
最終巻まで読破します。
願わくは、あと2ポイントほど大きな字で印刷したものを出版して欲しい。
小説十八史略(四) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 小説十八史略(四) (講談社文庫)より
406185125X
No.37
(5pt)

第4巻は三国志の時代から、南北朝時代そして隋による南北統一までをカバーしています

第4巻がカバーするのは、三国志の時代から、南北朝時代そして隋による南北統一までである。三国志の時代に特に力を入れており、本書の半分以上を割いている。三国志に関しては、本書だけで十分にその骨格を掴むことができるのではないか。この時代に関しては数多の本があるので、この時代を極めたい人はそれを参考にするとよいだろう。私自身が三国志の時代の全体を通読したのは本書だけであり、後は視覚的に中国の傑作TVドラマを楽しんだだけ(今は宮城谷昌光氏版三国志の完成を待ち望んでいます)。それぐらい、本書での三国志の部分の記述は充実している。その三国の一つ魏は台頭する司馬一族の晋に取って替わられ、晋は内紛もあって北方異民族に抗することができず、ここに南北朝時代が始まる。晋及びその後継者たる南朝政権は貴族社会であり、政治面が落ち着かない中で、政治からわざと身を引いて奇抜さを競う風が広まり、その中から今に至る中華文化(文芸・書等)の基礎が築かれたことは見逃せない。(もっとも五石散という麻薬の流行という悪弊も招いたが。)宗教の点でも儒教の権威の低下とともに仏教や道教が流行し、王室でも信仰されるに至った。北朝では道・仏の対立が起こり、廃仏令が出されたのも北朝が最初である。北朝は元来異民族の王朝なのに出身地を捨て、漢化政策を積極的に邁進する点が、第6巻に登場する遼などの征服王朝との違いになる。さすがに本書はこういった南北朝時代の重要性をしっかりと記述している。中国史に馴染みの薄い人にとっては新鮮な発見となるだろう。当時の文化人の代表として陶淵明のためにわざわざ一章を費やしているのに注目してほしい。彼もまた、政治の表舞台での活躍と隠逸・詩作の間で揺れた時代の具現者なのである。
小説十八史略(四) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 小説十八史略(四) (講談社文庫)より
406185125X
No.36
(5pt)

六朝=ダメ夫たちの時代

三国志の時代を描いた前半よりも、五胡十六国、南北朝の時代を描いた後半の方が、私には遥かに面白かった。
この時代、漢民族は、北方異民族(五胡)に黄河流域を追われて江南地方に逃げ込み、約200年の間に、6つの小型王朝を興亡させた(よって、「六朝時代」とも呼ばれる)。マッチョな北方への反発からか、南朝の国家は貴族趣味に走り、上流階級の男達は、驚くと気絶するくらい ひ弱な方がクールとされたと言う。馬車に乗るにも、お供の人達に抱っこしてもらったというダメダメぶりである。
情けないと言えば、限りなく情けないが、儚げなものを美しいと見る感覚は、なんとなく日本人的な気もする。また、こんな風潮の中にあって、芸術・文化は成熟し、陶淵明、王義之のような、後世に決定的な影響を与える天才も出現している。
一方、北朝の国家の気風も次第に洗練されていき、「他民族との融和」という理想主義を掲げ、天下統一目前まで行きながら、尊重していた筈の他民族出身の将軍に裏切られて自滅し、失意の最期を迎える、苻堅のような人物も登場する。この時代の君主は、名君・暗君ともに、どこか、現代人的な脆さを感じさせる人が多い。
また、数世紀後の地方小王朝である南唐(このシリーズの第6巻に登場)も、軍事的にはボロボロながら、文化的・経済的には繁栄し、芸術面で不滅の影響をのこしたと言う。「国が栄える」とはどういうことか考えさせられる。
小説十八史略(四) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 小説十八史略(四) (講談社文庫)より
406185125X
No.35
(5pt)

シリーズ中で一番盛り上がるシーンか?

第4巻は魏晋南北朝。つまり三国志の時代です。
陳舜臣の十八番といえるところでしょう。
三国だけでなく、五胡十六国時代の戦乱も三国志を読んでいるかのような
血わき肉踊る物語になっています。
分裂時代というのは複雑で理解しにくいものなのですが
その時代の中心的人物を取り上げ、物語を進めていく手法は
感情移入しやすく、エピソードの取捨選択も
すっきりしていると思います。
小説十八史略(四) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 小説十八史略(四) (講談社文庫)より
406185125X
No.34
(5pt)

一気に読ませるおもしろさです

血みどろ残虐且つ、とてつもないスケールの中国史である本書は一気に読ませるおもしろさで、最早中毒症状です 著者の文体は簡潔、 ダイナミックで
長大・複雑な歴史書を、苦もなく理解させてくれます これは中国史の苦手な私でも、存分に楽しませてくれました 未だ読んでいない方には是非お薦めの1冊
です
小説十八史略(二) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 小説十八史略(二) (講談社文庫)より
406185089X
No.33
(4pt)

揺るぎないものを、人びとに与えた者こそ、天下を経略しうる人である

始皇帝が急死すると、宦官の趙高は長子・扶蘇に自殺を促す偽手紙を送る。扶蘇を預けられていた辺境の将軍・蒙恬は三十万の軍をもつ。反乱もできる。逆にいえばそれだけ始皇帝に信頼されていた。それゆえに蒙恬は偽手紙ではないかと疑うが、扶蘇はあっさりと自殺してしまい、蒙恬は投獄される。
 趙高は法律を厳しく改正するが、李斯はこれに反対しない。始皇帝を失った直後は秩序維持のために法律の力を借りるのが最善と考えられたため。この厳格な法律の適用により、二世皇帝を除いて始皇帝の20数人の子は男女ともすべて殺された。恨みを恐れ、その家族・家臣も連坐の法によりすべて殺される。
 趙高は、二世皇帝に李斯が陳勝たちと通じているのではないかと吹き込む。このため、李斯は投獄され、拷問される。最後は、五刑(鼻、耳、舌、足を斬り、鞭打って腰斬)に処せられる。李斯は、趙高を甘く見ていた。
 項羽の純血の軍隊は敵を赦さないという評判ゆえに投降兵を加えることはできない。減ることはあっても増えることは難しい。劉邦は投降を歓迎するので兵が増える。
 秦を倒したあとの天下の経綸について、項羽は、いにしえにかえす、以外の抱負を持っていない。復古に魅力はない。それでは諸将の心を惹くことはできないので、国を増やす。自分だけ抜群に強い覇王であればいい。論功行賞もずさん。弱小王を大量製造しても、不満がたまる。
 劉邦は項羽に追われたとき、馬車を軽くするために子どもを捨てる。それを夏侯嬰が次々と拾う。これは劉邦は家族よりも家臣を大切にする、というパフォーマンス。子どもを落としても、夏侯嬰がちゃんと拾い上げることを知っていた(なるほど)。
 劉邦は犠牲者の家族を厚く遇する。だから、自分の身を捧げようとする者が現れる。項羽は自信過剰ですべて自分の功績と考えるため、他者の犠牲に感謝しない。これが楚・漢の争いの重要ポイントとなった。
 漢王朝創始後、韓信は、王から侯に格下げになった挙句、謀反する。しかし、もはや王ではないので大軍を動かせる立場ではない。家来に密告され、蕭何にだまされて参内したところを斬られる。彭越も殺される。ゲイ布は造反して劉邦と対決するが敗北し、妻の兄を頼ったところで殺される。ゲイ布はかつて項羽が秦兵20万人を穴埋めにしたときの執行者であり、楚の義帝を殺したのもゲイ布。
 張良は、劉邦が天下をとったあとは引退。仙人になろうとする。仙人は、仙薬を飲む必要があり、その前には腸を清める必要がある。そのためには穀類を食べるのをやめて気を呑んで生きる。つまり、カスミを食べて生きる。
 劉邦のあと、呂皇后の一人息子・恵帝が二世皇帝となる。呂皇后は、あやうく皇位を横取りしそうだった恵帝の異母弟・如意とその母が憎い。恵帝はやさしいので如意をかばったが、如意は毒殺されてしまう。如意の母も惨殺される。呂后は、孫娘を恵帝の嫁にするが子どもが生まれない。呂氏ゆかりの女性が妊娠すると、その子を皇后のご出産とし、秘密を守るために実母も殺す。こうして、恵帝の子とされた王子は5人いるが、いずれも実子ではない。
 恵帝は病死する。次の幼帝が呂皇后に実母を殺されたことを知ると、呂皇后はこの幼帝も殺す。結局、呂皇后が死ぬと、呂一族は皆殺しとなる。呂一族の禍もあり、外戚の影が薄いという理由で劉邦の息子・文帝が即位。文帝は質素。
 文帝のあとの景帝は、もっともすぐれた子を皇太子、もっともすぐれた女を皇后に、と考える。景帝は、栄を皇太子にするが母はいまいち。文帝も景帝も栄も地味。景帝の姉の強い推薦もあり、王夫人の生んだ徹が皇太子となる。これが武帝。
 その他・・・ 
 揺るぎないものを、人びとに与えた者こそ、天下を経略しうる人である(太公望)。
 今は、元号は日本にしかない。そもそも元号は、文帝から始まる。ただし、当時は簡単なもので、元号らしい元号は武帝のときから。 など。
小説十八史略(二) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 小説十八史略(二) (講談社文庫)より
406185089X
No.32
(5pt)

小説十八史略について

思ったより大変きれいな本で満足しています。こんなにきれいになるのかなと思いました。
小説十八史略(二) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 小説十八史略(二) (講談社文庫)より
406185089X
No.31
(5pt)

良い商品でした

期日どうり到着しました。 記載どうりの商品でした。・・・・・・・・・・・・・・・・・。
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406185089X
No.30
(5pt)

やはり何度読んでもいい本です。

中国の歴史というよりはやはり人間の本質に迫れる本だと思います。
小説十八史略(二) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 小説十八史略(二) (講談社文庫)より
406185089X
No.29
(3pt)

キャラクター

この巻には好きなキャラがあまり登場せず、他と比べてトーンがおちる
小説十八史略(二) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 小説十八史略(二) (講談社文庫)より
406185089X
No.28
(5pt)

前漢成立から武帝即位までの女の争いが特に面白い

本シリーズ第2巻が扱うのは、秦の始皇帝の死から漢の武帝の執政初期までである。始皇帝の死から項羽と劉邦の争い、そして漢の成立までは、司馬遼太郎等の多くの作家の題材として取り上げられているが、本書もかなり多くの頁を割いており、本書だけで十分な知識が得られると思う。項羽と劉邦の争いは中国史のハイライトの一つとも言えるので、是非押えておくとよい。最近の宮城谷昌光氏の「香乱記」はまさにこの時代を取り上げながら、漢楚の争いの骨格が分かりにくいという難点があったが、本書が格好の副読本になるだろう(もっとも同氏にも「長城のかげ」という名脇役たちの目で見た漢楚の攻防に焦点をあてた良書があるが)。さて、前漢成立から高祖(劉邦)死去まで、特に韓信など功臣たちの粛清(対照的に張良の巧みな身の処し方)、呂一族の専横とその滅亡、その後の文帝の即位とその善政については、それぞれ部分的に取り上げた良書(特に宮城谷昌光氏の叙事詩とも言える「花の歳月」は必読)があるが、さらにその後の景帝の治世(特に呉楚七国の乱)および武帝即位に至るまでの女の争いについて分かりやすく教えてくれる本は、寡聞にして私は知らない。それだけでも本書は貴重である。また、宮城谷氏等の著作とは同じ登場人物でも光の当て方は異なるので、それと比較するのも一興である。要は、本シリーズでは、陳舜臣氏の史観に身を委ねて、1本筋の通った中国史の体系を確立すればよいのである。しかし圧倒的に面白い本なのであるから、読者は自然に先へ先へと読み進んで行くこと間違いなしである。本巻も傑作である。
小説十八史略(二) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 小説十八史略(二) (講談社文庫)より
406185089X
No.27
(4pt)

おすすめできます。

やはり、長い歴史をさらっと読めるところがいいように思います。
ただ、その分スピードが速いのが難点かと。
おそらくこの本を買おうという人は、中国歴史物全般に興味が
あると思うので、いろんな著者の各時代の著書なんかと併せて
読むと一層面白いのでは。
この本で数十頁分の時代も、数冊の本で書かれている場合が多い
ですから。
安能務や吉川英治や田中芳樹や、私はそういった人の本を読み
漁っています。
逆に、すでに詳しい人にとっては、ある意味ダイジェスト的に
楽しめます。他の本の訳とは話が違ったりして楽しめる部分も
あります。
小説十八史略(二) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 小説十八史略(二) (講談社文庫)より
406185089X