スティグマータ

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評判

スティグマータの評価:

4.36/5点 レビュー 45件。 B ランク

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平均点4.36pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全67件 61〜67 4/4ページ
No.7
(5pt)

充実した作品

私は、衝撃の傑作「サクリファイス」以来、このシリーズのファンで、この本もとても期待して読みました。著者は、物語の運びがとても上手で、文章も洗練され、惹きこまれる作品を書いてきている実力派です。

 本書を読んでみて、「あいかわらず さすがの筆力」と、著者の力に敬服します。ただ、本書は、よくも悪しくもかなり重苦しく、主人公であるチカの自らの能力や年齢による力の限界についての内省の色合いが濃い作品です。これを、「深みのある作品」と感じるか、「重苦しい」と感じるかは読者それぞれの感性によるところが大きいでしょう。

 いずれにせよ、実力派の著者による看板シリーズでの最新作。力のこもった、いい作品です。ツール・ド・フランスという自転車レースの最高峰を舞台にしたレースの醍醐味、絡み合う人間模様、チカの競技へ向き合う姿勢、そしてミステリーの要素などなど、さまざまな面が重層的に織りなして、この物語が成り立っています。周到な準備のうえで書かれた物語と思われ、従来作同様、本作も読むに値する優れた作品と思います。
(なお、この本は連作シリーズの1編を構成する本ですので、単体で読む本ではなく、やはり第1作「サクリファイス」から順に読むことをお薦めします。)
スティグマータ Amazon書評・レビュー: スティグマータより
4103052554
No.6
(5pt)

サクリファイスシリーズの最新刊

相変わらずロードレースを上手に表現しています。
今回は、ドーピングを行った元3連覇チャンピオンが電撃復帰するなか、
各選手がいろいろは思惑をもちつつ、3週間のレースするツールドフランスを戦う。

現実の世界なら、アメリカのアームストロングがツールに帰ってきたというインパクトの中の戦い
といえるでしょう。ロードレースファンとしては見たくありませんが笑

相変わらず人間描写とロードレース描写はさすが。ハラハラさせる展開。
ちょうどツールドフランスも開催されており、今、旬の本でしょう。
スティグマータ Amazon書評・レビュー: スティグマータより
4103052554
No.5
(5pt)

チカだけでなく、ニコラもミッコも伊庭も応援したくなる

今までの作品の読者なら、今作も楽しめます。チカはもちろんですが、ニコラ、ミッコ、伊庭の描写もさすがです。
次回作もあると思いますので、楽しみにしています。
スティグマータ Amazon書評・レビュー: スティグマータより
4103052554
No.4
(5pt)

ついにニコラをアシスト!!

いまさらあらすじでこのシリーズの良さを語るのは野暮だと思いますが、初めてという方はサクリファイスから読むことをお勧めします。
今作では、チカはついに好漢ニコラをアシストすることになります。
ドーピングにより追放されたかつての帝王の復帰によりツールドフランスは不穏な方向へ…
ミッコや伊庭も余すところなく描かれています。

前作は大学が舞台でしたが、エデンのその後とも言える作品です。
スティグマータ Amazon書評・レビュー: スティグマータより
4103052554
No.3
(3pt)

続編としては充分楽しいが

単品としては地味な気がする。
本書自体がどうこうというより、「エデン」「サクリファイス」が余りに鮮やかだったために、本書は対比錯覚で地味に思える感じ。
「スター」ではない地味な現役選手の心の揺らぎ、切実な現実問題描写を楽しみました。
本書も含めシリーズ頭から通しで読み返したくなりました。再読ではまた違う印象になりそうな予感。
スティグマータ Amazon書評・レビュー: スティグマータより
4103052554
No.2
(5pt)

3000キロの物語

サクリファイスシリーズの第四作目。一冊目のサクリファイスからは六年の時が流れてます。
初期で「勝つことの意味が分からない」と言っていた頃のチカから今作までを追ってきた読者には、感慨深いものがあるんじゃないでしょうか。
誰かに負けたくないと強く思ったり、勝てるならば勝ちを狙いたいと思ったり。
それでもアシストとしての仕事に徹するチカの姿勢は、読んでいて本当に惚れ惚れします。
競技的な面での心理描写や戦略の面白さも、エデンよりパワーアップしてますね。

そして、エデンの終盤でツールを去ったニコラも、今作で再び戻ってきます。
今回、いちばん成長したのは彼ではないでしょうか。
チームのためにもアシスト達の為にも良いエースになろうとする彼の姿は心から応援したくなりますし、それを支えるチカとのエースとアシストの関係性も見どころ。

前作「エデン」がツール・ド・フランスという「楽園」をテーマにした作品なら、スティグマータは、「自分はなんのために楽園で走るのか」ということに焦点を置いた作品のように感じました。
ロードレースを人生に例えるのなら、これはその楽園を走る選手達ひとりひとりが書き続ける、物語の集結だと思います。
何百人という選手達の、様々な思いや責任が絡み合って進む、不安定で、一生懸命で、うつくしい3000キロの物語。
ほんとに、走ることは人生に似てますね。

この話から読んでも楽しめると思いますが、やはりサクリファイス→エデン→サヴァイヴ→スティグマータの順で読むことをオススメ。
7月から始まるツール・ド・フランスも、この本を読んでからだといっそう楽しめるのではないでしょうか。
前作までに出てきたキャラもほぼ総出演、ファンには嬉しい一作です。
スティグマータ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: スティグマータ (新潮文庫)より
4101312656
No.1
(5pt)

3000キロの物語

サクリファイスシリーズの第四作目。一冊目のサクリファイスからは六年の時が流れてます。
初期で「勝つことの意味が分からない」と言っていた頃のチカから今作までを追ってきた読者には、感慨深いものがあるんじゃないでしょうか。
誰かに負けたくないと強く思ったり、勝てるならば勝ちを狙いたいと思ったり。
それでもアシストとしての仕事に徹するチカの姿勢は、読んでいて本当に惚れ惚れします。
競技的な面での心理描写や戦略の面白さも、エデンよりパワーアップしてますね。

そして、エデンの終盤でツールを去ったニコラも、今作で再び戻ってきます。
今回、いちばん成長したのは彼ではないでしょうか。
チームのためにもアシスト達の為にも良いエースになろうとする彼の姿は心から応援したくなりますし、それを支えるチカとのエースとアシストの関係性も見どころ。

前作「エデン」がツール・ド・フランスという「楽園」をテーマにした作品なら、スティグマータは、「自分はなんのために楽園で走るのか」ということに焦点を置いた作品のように感じました。
ロードレースを人生に例えるのなら、これはその楽園を走る選手達ひとりひとりが書き続ける、物語の集結だと思います。
何百人という選手達の、様々な思いや責任が絡み合って進む、不安定で、一生懸命で、うつくしい3000キロの物語。
ほんとに、走ることは人生に似てますね。

この話から読んでも楽しめると思いますが、やはりサクリファイス→エデン→サヴァイヴ→スティグマータの順で読むことをオススメ。
7月から始まるツール・ド・フランスも、この本を読んでからだといっそう楽しめるのではないでしょうか。
前作までに出てきたキャラもほぼ総出演、ファンには嬉しい一作です。
スティグマータ Amazon書評・レビュー: スティグマータより
4103052554