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人類5万年 文明の興亡
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人類5万年 文明の興亡の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.35pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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すでに百年の歴史がある「西洋と中国はどこで分岐したのか」論の末流。 分岐点は意外と最近、それも西洋の僥倖によるところが大きいというポメランツ以降の論調。 元が人種差別意識も背景にあったことの反動か、ややもすると中国信奉が過ぎる部分も見られる。 それに対する更なる揺り戻しというのが本書の位置づけで、直近の潮流はそんな感じなのだろうか。 歴史の黎明期の中近東を西洋の源流として扱うのは一応間違ってはいないのだが、 西洋 vs 東洋として1万年競わせるなかで「メソポタミアは俺の陣地な」というのはちょっと厚顔か? 北西ヨーロッパ人のルーツなら縄目文土器文化がせいぜいだろ、とイラっとくる部分がないでもない。 いずれにせよあれこれ指数の話をしているが、実質的には先に結論(ポメランツ反論)ありきだろう。 個人的な考えとしては、西洋から産業革命が生じるのは必然だったとは言えないにしても、 東洋から産業革命が生じるのは学問体系等々から相当厳しかっただろうと見立てているので、 両方が伸び悩むか西洋だけブレイクスルーするかの二択であったろうとは思っている。 そんな自分からしても結論はともかく、読み進んでいてイラっとくるところがなぜか多い本だった。 | ||||
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世界史を勉強するために購入しましたが、次から次に提示されるエピソードを読んでいるとなんの話をしているのか訳が分からなくなります。ある程度世界史の流れが頭に入っていないと、読むの難しい本だなと感じました。比喩的な表現が多いんですが、訳者のほぼ直訳に近い文章が、さらに読み難いものにしている。英語の比喩的表現をそのまま日本語に訳しているので、奇妙な日本語が散在しています。あまりに気持ち悪い文章は英語に訳し直して理解するようにしていました。 とはいえ、最後まで頑張って読めば、とても為になる本です。世界史の知識がある程度頭に入っている人には世界の成り立ちを西洋と東洋の相関から俯瞰的に捉えられるので良い本だと思います。 | ||||
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人類の発展に対する見方が私とは少し異なるし、私の考えを変えるほどの根拠は見られなかった。 しかし私の知らない知識をいろいろ与えてくれた。 いずれにしても下巻も購入したい。 | ||||
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経済力や軍事力を(この人の主観で)数値化して西洋と東洋がどっちが優勢であったかを比較するというインテリおっさん の飲み屋の与太話みたいな内容の本です。 作者は古代オリエントの考古学を専攻してる人らしく、この本の最初の頃の、古代技術が東洋へ伝播していくくだりは そこそこ面白いのだが、それ以降の東洋史に対する無知は目を覆わんばかりです。「晋を建国したのは曹操」とか その辺の歴史小説好きのおっさんが読んでも腹立てるような無知のオンパレード。 正直言って、この人の東洋史観のほとんどはジョセフ・ニーダムだけに依拠してるようにしか思えない。 巻末に膨大な参考文献があるけどハッタリに近いのでは? まあ、別に取り立てて特異なことは言っておらず。中世後期のみ東洋が西洋を上回ってるが、基本的に西洋の方が優位 というアタリマエのことを言ってるだけなので、まあ結論自体に反論はしませんが。 | ||||
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