幻夜

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評判

幻夜の評価:

3.86/5点 レビュー 349件。 S ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.86pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全339件 301〜320 16/17ページ
No.39
(5pt)

ヒロインの強烈な心情に呆然となり切なくなるミステリ

「白夜行」(集英社)とテイストが同じで、状況証拠のような描写は積み重ねられるのだけれど、犯人が実際に何をしたのかは、読者の想像に委ねるといったタイプの長篇ミステリです。でも「白夜行」ほど意地悪ではなくて、犯人の回想といった感じで何があったのかを教えてくれるので(全部じゃないけれど)本書の方が親切に思えました。阪神淡路大震災の現場である青年はヒロインと運命的な出会いをします。「ふたりで幸せになろう」というコトバを青年は信じて彼らは神戸を後にして上京します。そこでいろんなことが起こります。並外れた能力を持ったヒロインは着実に夢を具現化させていくのですが、その渦中の裏側でいろんな暗躍があります。青年は知らず知らずの間に巻き込まれてしまい・・・。ヒロインの夢とはなんだろう、目的とはなんだろう、なんでそこまでしなくてはいけないのだろう、たくさんの「?」に囲まれながら真相が気になって気になって一度読み出すと止まらなくなる中毒本です。
幻夜 Amazon書評・レビュー: 幻夜より
4087746682
No.38
(4pt)

読みごたえあり!

巧妙に組み立てられたストーリー。美冬のしたたかな生き方に翻弄される人々。東野作品を久々に堪能した。彼女の正体は?目的は?最後まで読者をひっぱっていく力量は、さすが東野圭吾だ。美冬を信じ、一緒に歩んでいると思っていた雅也。その全てが幻だとしたら?夜の闇の中にいるのが二人ではなく、実は自分一人だけだったとしたら?雅也の苦悩は深い。どんなものでも利用し、邪魔なものは全て排除しようとする彼女のしたたかさは、いったいどうして生まれたのか?彼女の本心もまた、深い夜の闇の中に隠されたままだ。「できるなら続編を。」そう願わずには、いられない。読みごたえのある、面白い作品だった。
幻夜 Amazon書評・レビュー: 幻夜より
4087746682
No.37
(4pt)

すべては幻…

物語の始まりは、10年前の大震災…。多くの人が、愛すべき人、愛すべき過去、愛すべきものを失った。そして、それまでの人生に、強制的に新しい人生を接木して10年を生きてきた。しかし、その朝、憎むべき人、捨て去りたい過去、いまいましい現実を、いっさいがっさい清算して、思いがけず手に入った2回目の人生を歩み始めた人も少なからずいたかもしれない。このお話の主人公は、そのやり直しの人生にすべてをかけた女と、震災で根無しとなってしまった男。人は生まれ変わった時に、自分の前世の記憶は忘れ去っているといわれている。だが、この物語の女は、覚醒したままふたつの人生を渡り歩いている。もし、前世で考えていた「生まれ変わったらこうなりたい。」という思いを覚醒したまま、転生したら、人は彼女のように、己の欲望のままに生きるだろうか?まあ、そうかもしれませんね。だからこそ、われわれは過去の記憶をすべて廃棄処分させられるわけですね。私の好都合は誰かの不都合でしょうから(笑)。そして、何度も何度もこりずに失敗を繰り返す。でも、生きたまま違う人生を何度も生きている、こんな人もこの世にはたくさん生きているのだろうな~と思うこともあります、確かに…。たとえば、転校したら、思いっきり明るい人気者になろう!とか、整形したら、めちゃくちゃ高ビーな女になろうとかね♪わるいこっちゃないですよね。幻だろ!っていわれれば、嫌いなほうの人生を幻ときめちぇばいいのだから。
幻夜 Amazon書評・レビュー: 幻夜より
4087746682
No.36
(4pt)

比べてはいけないのかもしれませんが・・・

多くの人たちの人生を突然に変えた阪神大震災。混乱の中で叔父を殺害した水原雅也は、強い意志をたたえた瞳をもつ美女・新海美冬に出会った。二人で幸せになるために・・・他人を利用し、陥れることで美冬は成功の道を歩み、雅也は影となり美冬を支えつづけるのだが・・・タイトルからしても内容からしても、名作「白夜行」の続編的な位置づけなのは間違いないでしょう。本作も、華やかな成功の道を進むヒロインと影で暗闘する男の関係が描かれています。ちょっと違うかもしれませんが、家康と服部半蔵というところでしょうか。白夜行では描かれなかった、男と女のやりとりが本作では多く描かれており、なぜ男は手を汚してまで女を支えるのか、という心理がよく分かります。ある意味、白夜行を補完しているような印象です。ヒロインの側の気持ちがはっきりとは描かれないのはいっしょですので、女の魔性は失われません。このあたりは非常にうまいです。本作も面白かったのですが、なぜ美冬はそのような生き方を選んだのか?という点が描かれていなかったので、読後感では圧倒的に前作の方が厚みがあったと思います。(東野さんのねらいは、過去をあえて描かないことで、「美冬=雪穂では?」との考えを読者に与えることだとは思いますが・・・)いずれにせよ、本作は単体ではなく「白夜行」と併せ読むことでより楽しめる作品だと思います。
幻夜 Amazon書評・レビュー: 幻夜より
4087746682
No.35
(5pt)

読み終えたあと寝れなくて徹夜

「読み終えたあと寝れなくて徹夜」というぐらいの衝撃があった。通常、正義に同情し、悪に嫌悪感を抱いてしまうのだが、悪意のある主人公の徹底した哲学的とも言えるポリシーに圧倒され、驚嘆してしまいました。こんな衝撃を味わったのは、初めてかもしれない。
幻夜 Amazon書評・レビュー: 幻夜より
4087746682
No.34
(5pt)

ホラーだ!

 この作品、怖い話ですねぇ。「美しく冷徹」なヒロインの恐ろしさは、そこらいらのホラーに出てくる怪物より怖い。”あの”スティーブン・キングの「ミザリー」などの恐ろしさを彷彿とさせます。 作者は、脂がのってますねぇ、読ませますねぇ・・・ とにかく面白い小説を読みたい人には絶対お勧めです。
幻夜 Amazon書評・レビュー: 幻夜より
4087746682
No.33
(5pt)

素晴らしいとしか言いようが無い

この雰囲気、本当に最高としか言いようがありません。完璧な女、美冬こと雪穂。彼女なりに生き抜くために、そしてあの頃の出来事がきっかけでこのようになったのでしょう。水原、加藤のように、今日もまた誰かが彼女の魅力にとりつかれているのかもしれません。読み終わった直後の感想は、まさに幻の夜でした。
幻夜 Amazon書評・レビュー: 幻夜より
4087746682
No.32
(4pt)

白夜行と比べて読むのはどうかと

一気読みさせてくれる良作です。前作の「白夜行」と比べられてしまう意見が多そうですが(当然かもしれませんが...)、私は物語のベクトルが少し違うような気がします。どちらも「違う」面白さがあると思いますので、未読で興味がある方はぜひ二冊読んでみて下さい。
幻夜 Amazon書評・レビュー: 幻夜より
4087746682
No.31
(4pt)

もう一つの白夜行

白夜行で面白いと思った方には素直にお勧めできるのではないでしょうか?個人的には三部作ということで次なる完結編を期待してしまいます。白夜行は東野作品で最も人気のある作品ですし、その可能性はあるのではないでしょうか?
幻夜 Amazon書評・レビュー: 幻夜より
4087746682
No.30
(4pt)

う~ん・・・

~読み応えはありましたし、ゆっくりと楽しむつもりだったのが二日ほどで一気に読んでしまった。もともと、あまり内容とかメッセージについては考えられない方なのですが、白夜行に比べると総合的に劣っている気がします。おおよそのトリックも解かれる前にわかってしまいました。まあ、私が気が付くくらいだから、それが筆者の目論見かもしれませんが・・~~・そういうところにも期待したので、ちょっと期待はずれ。しかし、反面、最後まで美冬の正体が分からないなど、ちょっと中途半端な気もします。期待しすぎたというのもあるのでしょう。また、おそらくこちらを先に読んだ場合、「白夜行」の方が衝撃が少ないと感じるかもしれません。最後に、それでもやっぱり面白かったです。~
幻夜 Amazon書評・レビュー: 幻夜より
4087746682
No.29
(4pt)

薄っぺらな読後感。

とても引き込まれる小説でした。事件の一つ一つが緻密に構成されていて、とても面白かったです。けれど、それだけに読後感があまりに薄くて残念でした。もっと強いメッセージ性が欲しかったです…
幻夜 Amazon書評・レビュー: 幻夜より
4087746682
No.28
(4pt)

何て悪女なんだ君は!

お盆に読もうと思って、買いました。美冬の魅力にどんどん惹かれていき、2~3日で読んじゃいました!彼女って、男性から見た、理想の女性なのかな?いや、東野氏の理想の女性なのかな?現実に、美容業界とかで活躍している人っているでしょう?もしかして モデルにした?この本を読んだあと、「白夜行」を読みました。順番逆?ですよね正直言って、白夜行の方が面白かった。主人公の二人が、魅力的なんですよね。惹かれてしまうのです。ごめーん!!幻夜のレビューなのに・・・この本はタイトルにすごく惹かれてしまった。こういう形態の東野氏の作品が、大好きです。次は、白夜行を超える作品、期待してます。
幻夜 Amazon書評・レビュー: 幻夜より
4087746682
No.27
(4pt)

傑作ではありますよ

確かに傑作ではあります。並みの作家が書いた作品なら度肝も抜かれもしましょうが、かの東野圭吾氏の作品とあれば、厳しいかもしれないけど星4つです。まずこの作品は明らかに「白夜行」の続編であり、あの女性のその後を描いたような作品です。だからどうしても前作と比べてしまう。前作「白夜行」はおそらく東野氏の最高傑作と個人的には思っています。あの物語の面白さは、主役であるはずの二人の視点がまったく無く、その都度、彼らをとりまく人物たちの視点で話が進み、なんとも言えない不透明感が読み応えのあるミステリーでした。 が、今回は、はっきりいって主役の二人の描写を描きすぎ。変に納得させられる話に落ち着いてしまい、ふつうのミステリーになってしまっています。 とはいっても、そこは東野氏の作品。読みやすさ。テンポの良さ。先の読めない展開と、いつもの期待を裏切らないのも事実。へたな小説を読んで時間を過ごすよりは彼の良作で時間を楽しく過ごしましょう。 まあ同じ手をあまり使われない東野氏の作品だから、前作のコピーは避けようと考えたのでしょうが、いかんせん前作が良すぎた。「幻夜」は不運な名作になるような気がします。
幻夜 Amazon書評・レビュー: 幻夜より
4087746682
No.26
(5pt)

この話を映像化したらどうなるだろう。

白夜行に続く話で、いつも読者を裏切らない作者がいいです。白夜行は出てすぐに読みましたが、全然覚えていなくて、幻夜を読み終わってからすぐにもう一度読みました。それで話がつながり、おもしろかったです。どちらから読んでもいいですね。白夜行を読んだことのある方、幻夜を読んでから、もう一度白夜行に戻ってみてください。読めばわかります。こんな風にして2回も読んでみたのは、はじめてかも。
幻夜 Amazon書評・レビュー: 幻夜より
4087746682
No.25
(5pt)

白夜行のラストは幻夜につながり,そして・・・

白夜行を先に読むか,後から読むか,それは自由だけど,やっぱり両方読んで白夜行と幻夜との関係を自分で勝手に推測することをお奨めしたい。おそらく著者もそれを狙っているにちがいない。美冬の美しさとその裏に隠された暗い謎。美冬の周りにむらがる人々。そしてその人々に決して気づかれないように,しかしいつも美冬のいいなりに動く男。やがて男は引き返せない闇に入っていってしまう。その男をひそかに恋する娘。影の男もこの娘と一緒に歩く道を選べたら違った人生があったろうにと悔やまれる。そして美冬の周りに起きるいくつかの事件を調べていくうちに,美冬に疑惑を持ち,やがて追いつめていく刑事。そしてクライマックス。もはや,美冬(白夜行の雪穂)の謎を解ける者は,東野圭吾以外には誰もいないのではないか。美冬はいったい,次に現れる時は何という名で何処に現れるのか。刑事からは逃れられても,こうなったら何処までも追いかけていってやる。そう思わせる作品。
幻夜 Amazon書評・レビュー: 幻夜より
4087746682
No.24
(5pt)

別ヴァージョン火車?

この作家の本は単純に面白い。どこまで何が書けるのか想像もつかないほど作品はバラエティに富んでいる。クオリティが保証されていて作風が広いとなれば向かうところ敵なしと言ってもいい。この作品もしかりでまあ単純に面白かった。一人の男が弱みはあれ、ここまで一人の女に隷属するかという疑問は残るが、話を面白く展開させるためと割り切れば、先が気になって徹夜させられそうな本である。2つの有名な事件をフィクション作家の観点で素材にするとこういう利用法もあり得るなと気が付く面白さもある。この作品に先行して「白夜行」があってそちらの続編のような印象になっていることは読んでから知った。しかし、順序はどうあれ、楽しめた。いかんせん、この作者は題名をつけるのがヘタというか、あまり気を使っていないというか、ネーミングのセンスが今いち。売れているからいいようなものだが、書店で棚に並んでいるとき内容をある程度暗示し興味を持たせるようなキャッチーな題名をなぜつけないのかと思う。実際、今この作家にはまっているのだが、未読の作品で評価の高いものも題名が凡庸なのでためらってしまうときがある。・・・実際読み始めると止まらなくなるのだが。デビュー作「放課後」にしたってヒット作「秘密」にしたってもっといいネーミングがありそうなものだ。でもまあ内容が面白ければ題名なんかどうでもいいか・・・デビュー作だけで散っていく作家も多いんだから。
幻夜 Amazon書評・レビュー: 幻夜より
4087746682
No.23
(5pt)

白夜行をまず読んでからね。

白夜行読後、「悪」には理由ありなんだな・・・と納得そして哀しくなりました。今回はどうなんでしょう。悪ぶりは前回を凌ぎます。成功ぶりも派手になってます。二作がまったく関連のない話としても読めますが、前作を読んだほうが二倍どきどきできるでしょう。
幻夜 Amazon書評・レビュー: 幻夜より
4087746682
No.22
(5pt)

やばい!

とにかく面白い!白夜行よりも、私は好きです。とくに最後のほうになると、もう一気に読みたくてたまらなくなります。本を読んで、ここまでドキドキしたのは久しぶりでした。話が進むにつれ、主人公の男性に感情移入して行きとても辛い。通勤時間に読むようにしていたのですが、あまりの面白さに、暇を見つけては読み進めていきました。ぜひ!読む価値あります!
幻夜 Amazon書評・レビュー: 幻夜より
4087746682
No.21
(5pt)

雪穂と美冬は同一人物?

これは名作でしたただ、美冬の行動理由が不明なところがありますので第3作に期待します
幻夜 Amazon書評・レビュー: 幻夜より
4087746682
No.20
(4pt)

こんなにも誰かを愛しいと思うことは、幸せなのかな?…なんて思ってしまいました。

事件を発端として、客観的な人物関係が描かれていた『白夜行』とは異なり、『幻夜』は、美冬を取り巻く人々の心理面が丁寧に描かれている。そのため、読み進めていくうちに美冬という人物に『はまっていく』自分がいた。物語は阪神大震災が襲った直後から始まる。天災はすべてを無にするとともに、無限の可能性を美冬に与える。瓦礫と化した街に、美冬が捨てた過去は何だったのだろう。残念ながら、雅也と刑事・加藤の視点で書かれた物語には、彼女の秘密は書かれていない。彼女のすべてを知りたい…そう思わせる点は、作者にしてやられたという感じがする。読み終えた瞬間、『幻夜』という題名どおり、すべては熱に浮かされて見ていた幻だったんだ…そんな気になりました。憎たらしいほどに上手に人の心を弄ぶ、美冬の嘲笑が聞こえてくるような気がします。何度も、繰り返し読みたくなる…そんな一冊です。ぜひ、一読を!
幻夜 Amazon書評・レビュー: 幻夜より
4087746682