むかし僕が死んだ家
評判
むかし僕が死んだ家の評価:
4.06/5点 レビュー 165件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全67件 41〜60 3/4ページ
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むかし僕が死んだ家の評価:
4.06/5点 レビュー 165件。 B ランク
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文章はさすが、自分自身がその場に居るかのような臨場感を味あわせてくれる素晴らしいものでした。
が、
期待が大きすぎたのかもしれません。
イマイチと思ってしまった点が2点。
(※以下多少ネタバレ含みますので注意してください)
ひとつは、タイトル。
どなたかも書かれていましたが、私も最初手にした時「僕が」という所に興味を惹かれました。
家を訪れてた僕=昔この家で死んだ僕 が繋がるアッと言わせる何かを描いてくれるものと期待していました。
最後の1ページまで期待していました。
ですが結局…
要するに、読者を引っ掛ける為だけのもので、特に深い意味は無かったようです。
正直な感想を言うならば、
「僕」じゃないやんけ!!
ですね。
キャッチーである、内容が読者にばれない程度に内容が伝わる。
どちらも本のタイトルには必要な事ですが、
これは正直、読者を引っ掛ける事を意識しすぎてやり過ぎちゃった感が否めません。
昔の恋人が実は元男だった(僕が死んで私になった)とかなら分かるんですがね。
ギャグになっちゃいますね。主人公、目玉飛び出ちゃいそうです。
ふたつめは、伏線の回収の仕方。
東野作品は序盤中盤で伏線をちりばめて、
終盤でガガガっと理論的に伏線回収、真相解明。の流れが多いのかな?2冊目なのでまだ何とも言えませんが。
それは良いと思うのですが、
明らかに思わせぶりな描写(ピアノの所とか)が、あっさりと流されていたり、
終盤の真相解明の段階で伏線無しでいきなり出てくるものがあったり(削り取った所とか)、
大事な部分の描写が欠け、どうでも良い描写が多かったなと言う印象でした。
読み終わった後、物足りないというか腑に落ちないと言うか、
自然に、「あ、そういうことだったのね!」と思えないというか。
入れ替わった動機も不自然だし(いくら恩人とは言え、ちょめがちょめちょめされたら普通は怒る)
物語が進むにつれて主役2人の関係性が少しも変化しないのも不自然。
タイトルも内容も、トリックを使っていかに読者を騙すかに特化していて、
人間関係や心理状況の機微まで描かれていない事が違和感を感じた一番の要因だったように思います。
文章自体はとても素晴らしくて、
夜中トイレに行くのが怖くなる位だったので、本当に惜しい作品です。
純粋に、文章やトリックを楽しむだけの作品としては秀逸だと思います。