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マルタ・サギーは探偵ですか?2 冬のダンス



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【この小説が収録されている参考書籍】
マルタ・サギーは探偵ですか? (2) (富士見ミステリー文庫)

マルタ・サギーは探偵ですか?2 冬のダンスの評価: 4.00/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(4pt)

雪降る夜は、ダンスを踊ろう!

この作品、真実いいですよ。

昔、「シャーロックホームズ」に嵌りませんでしたか? あの独特な雰囲気に、あの質感、たとえば雪の感触、霧の匂い、暖炉の暖かさ、友との語らい、謎解き、冒険……に、貴方は心を奪われませんでしたか? その文章のリアルな生活感、たしかな感触に、読者としての幸福を感じませんでしたか?

もし、それを憶えていらっしゃるのなら、ぜひ、本書をお薦めします。貴方はきっと、歓喜の涙を浮かべることでしょう。

また、まったくの初めての方にもお奨めします。ライトノベルとして、これほどの良書は、人生長いと言っても、そうそう出会えるものではありません。

すでにファンの方には改めて言うまでもないことでしょう。今回は特に、「カード戦争」と「悪党側の謎」という2大トピックが堪能頂けます。

当然、キャラたちの愛らしい様子も伺えるという、ご満足頂ける一品となっております。

ではなぜ故にボクの評価が星4つなのかと言いますと、これほどの作品です。要求するレベルが高い故とお受け取りください。

本シリーズの第一に面白い点は、まさに「名探偵カード」にあります。

世の中の“物理法則をねじ曲げてさえ強制的に解決してしまう”驚異のカード! 今回上記の通りまず先に紹介すべきイベントがありましたから、その陰に隠れてしまいましたが、本来はこのカードが主役なのです。

このカードの力の発動! そのとき、謎は謎として大きいほど、複雑怪奇にこんがらかっているほど、カードの力の発動時の、解決時の、(言い方が悪いのですが)バガバカしさ、カタルシスが大きいと思うのです。今回それが、多少物足りなかった。それ故の星の数です。

次作、ホントに楽しみです。期待しています。
マルタ・サギーは探偵ですか? (2) (富士見ミステリー文庫)Amazon書評・レビュー:マルタ・サギーは探偵ですか? (2) (富士見ミステリー文庫)より
4829162945
No.1:
(4pt)

暖かで優しい交流

シリーズ長編第2弾。
ではありますが、1作目の次は、
短編集の体裁を取っている、既刊のA collection of s を先に読むのが良いと思います。
2作目に至って、幾らかの秘密が明かされ、
シリーズの骨子が少し見えて来たかな?
カード・ストラグルも開始、新たな重要人物の登場もあり、
続刊が一層楽しみになってきました。
そして今回、物語のヴェールをはがしていく作業と並行して印象的に描かれているのが、
マルタとリッツ、そしてバーチ(+ジョセフ犬)の交流。
野梨原さんはこういう、
けして器用ではないけれど、単純で暖かくて、
少し照れくさそうな愛情の遣り取りを書くのがとてもお上手です。
大人げないマルタも含め(笑)、皆とっても可愛らしく微笑ましいです。
今回も挿絵はピッタリ嵌っているし、
長編にしてはあっさりとしたボリュームですが、満足の1冊。
皆さん仰る通り、やはり「ミステリー」ではありませんが、
オススメです。
マルタ・サギーは探偵ですか? (2) (富士見ミステリー文庫)Amazon書評・レビュー:マルタ・サギーは探偵ですか? (2) (富士見ミステリー文庫)より
4829162945

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