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恋は愚かと 姫は、三十一
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恋は愚かと 姫は、三十一の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.64pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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有名な元禄時代の事件が題材で、主人公の身近にそれにまつわる事件が起こる辺りがご都合主義的だが其が実に面白いと思います。 謎の解釈や登場人物の思惑など読んでいると、ミステリーの謎解きをしている気分に成ります。一気に読みきれる楽しめる作品だと思います。 | ||||
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忠臣蔵のイメージが変わりますね。 いろいろ謎があるのは知ってましたが、 これはこれで面白かったです。 | ||||
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忠臣蔵を扱った時代小説は数多いですが、本書は独特な切り口でした。 過去の忠臣蔵と、現実におこっている上演中の芝居の忠臣蔵の殺人事件(仮名手本忠臣蔵でないのもコダワリ?)を、姫が大胆に推理していくという物語ですが、いかにもライトな文体なのに、非常に読ませる内容になっています。 忠臣蔵を知らない方にも親切に説明しつつ、知っている人間にもけっして退屈をさせず、わくわくするような大胆な仮説を展開する、著者の力量の高さに惹きつけられる一冊です。 全くの余談ですが、姫様のモテっぷりはすごく、霊界にまでおよぶ…のはいいけど、なんかイイコトあるのかな? | ||||
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時代小説なのに、意外にも読みやすく、また内容も面白かったです。 | ||||
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心の表現がひょうきんで楽しかった。続けてもっと読みたくなった。 | ||||
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期待していたよりも、とてもきれいで、よい状態でよかったです。 | ||||
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九州は松浦藩のやんごとなき事情があって婚期を逃してしまった静湖姫。 第2巻の書き出しは和歌に頭を悩ます静湖姫でした。 31歳を迎え記念に始めた習い事、31文字で詠う日本の伝統文化である和歌。 静湖姫が作る和歌は残念ながら師匠からの評価は低いが、 どうしてどうして多分我々読者からの評価は高いのでは? 今回も一生懸命和歌を捻り出そうとするが31文字が浮かばない。 ならば17文字の俳句ならと自分が17歳に見えないかと厚かましい考え。 通勤電車のサラリーマンやOL、学生の皆さんの顔が険しい昨今、 心から笑える時代小説と思います。 | ||||
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「姫は、三十一」シリーズの第2作。 『妻は、くノ一』シリーズのスピンオフ作品。松浦静山の娘である静湖姫を主人公としている。 静湖姫が探偵となり、赤穂浪士にまつわる殺人と謎を解決するというストーリー。忠臣蔵の真相について、大胆な新説が出されているのが興味深い。殺人はどちらかというと添え物といった感じ。解決もたいしたことがない。 捜査の過程でいろいろな男たちに惚れられるのも、このシリーズの読みどころ。今回はとんでもないものにまでもててしまい、ちょっと危ない。 娯楽作品として非常に上質。ぬるめの温泉のイメージ。 | ||||
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風野真知雄時代小説の中で、一番現代的なテイストをもつ、松浦静山公の息女三十一歳の静湖姫の物語。 三十一になったので、三十一文字を習うと同時に、世間なみに働かねば、と、今回は堀部安兵衛の謎の書き置きにひそむ、「忠臣蔵」の真相を解く任務を三両で買って出て、見た目は頼りない凄腕の護衛、岡田博之助とともに市井に繰り出します。 忠臣蔵オタクの老舗の若旦那に教えられ、「忠臣蔵」を上演中の芝居小屋に行ってみると、なんと書き置きと同じく、「吉良上野介が炭焼き小屋の俵の中で前もって殺されて」しまいます。突然の殺人事件にも動じることなく、役者たちに聞き込みを続ける静湖姫。おっとりとして、つねに取り乱すことなく、父ゆずりの悠揚たる風格を発揮、じわじわと謎を解いてゆきます。 このシリーズはヒロインの静湖姫が和歌にうといだけでなく、いかに百二十年前の事件とはいえ「忠臣蔵」についても知らないという、時代小説に不慣れな読者に親切な設定もしてあり、ユーモラスな比喩や、現代語の会話も読みやすく、またおかま居酒屋の三人のアドバイスが、今回も大きく事件を動かしてゆきます。 それでいて、きちんと時代小説の風が吹いているところが、作者ならではで、今回からあちこちに伏線の種もまかれはじめ、キャラクターの動きを追っているうち、いつのまにか広々とひらけた世界に出て、開国の予感の風に吹かれていることになりそうです。 さらに、モテ年にあたっている静湖姫には、またまた懸想する男性が三人も増えてしまいました(これまでの六人は、冒頭にきちんと人物紹介がのっています)。 大石内蔵助(大星由良之助になっていないのも、作者の計算でしょう)を演じた役者春右衛門の色気、忠臣蔵オタクの若旦那、筋肉マニアの若様、そして、人を吸い寄せる静湖姫には、霊の世界の赤穂浪士もついてきて・・・表面の殺人事件の解決の裏に、本当の討ち入り事件のせつない真実も垣間見え、歴史の彼方に馳せる思いが重層的に広がります。 (今回も笑えるところは山ほどありましたが・・・静湖姫のとんでもない「和歌」の評として、師匠が松・竹・梅以下の「きのこ」をつけるところが最高でした。) | ||||
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三十路の静湖姫の目の前で起きた殺人事件と、120年前の忠臣蔵の謎が結びついていく。調べをすすめる静湖姫の前に、次々といい男たちが出現。おかま飲み屋の面々、歌会の仲間たちも絡み合い、テンポ良く話が進む。護衛の岡田も心憎いスパイスになっている。思わず声を上げて笑ってしまう仕掛けが散りばめられていながら、人の心の闇をも覗かせる。それにしても忠臣蔵の謎解きは衝撃的。これぞ娯楽! | ||||
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発売初日に息つく間もなく読破です! 読み進めるうちに物語の展開の波に呑まれるGroove感に包まれて、読書を中断するなんて気が起らなくなったです。風野先生お好きなJAZZ的な感覚、なんでしょうか?! 第一作での繁蔵の占い結果通り、松浦静山公ご令嬢の我らがヒロイン/静湖姫は今回も超モテ年を邁進中です。パリッとした潔いモテっぷりで、なんだか読んでるこっちもスカッとします(^o^)。 今回の物語の伏線は「仮名手本忠臣蔵」。 本所松坂町からほど近い処に住んでいましたが、正直のところ静湖姫と同じく「中心ぐらっ」っていう程度の知識しかありませんでした。 今からでも遅くない、忠臣蔵を勉強してみます。そうすればきっともっと今作を深ーく読み返せる気がします。 『妻は、くの一』同様、巻を進める毎にどんどん大きな世界観に包まれていく、そんな予感が一杯の読後感。一度静湖姫と飲んでみたいです! 次回作、楽しみにお待ちしています!!! | ||||
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