エスピオナージ

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評判

エスピオナージの評価:

3.75/5点 レビュー 20件。 C ランク

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平均点3.75pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全29件 21〜29 2/2ページ
No.9
(4pt)

湘南ダディは読みました。

久しぶりにスケールの大きなサスペンス作品を楽しむことが出来ました。ロシアから潜入しているスパイを捕縛しようとする警視庁外事警察のお話。こちらが全く知らない世界だけにまるで本当のことのように(あるいは丁寧な取材にもとづく本当のことなのかもしれませんが)、外事警察官達の活動が活写されています。例えば追尾されている対象者が追尾に気がついた時に不意に立ち止まりもとの方向に戻ってくることを直立反転と言うそうなのですが、その時に追尾者は決して目線をあわしてならず、目線を遠くにおいたまま何事もなくすれ違わなければならないなんて話、本当のように思えるじゃないですか。
また外事警察官として登場する人物たちがそれぞれ魅力的です。かって自分の部下を植物人間にされたことを契機にスパイハンターの鬼と化した主人公、水越警部、その配下の内山と野口、内山が部下を血反吐を吐くくらい厳しく鍛え上げるのに対し野口は部下をおだてながら使っていくタイプと両極で、二人は事あるたびに功名を争い対立します。彼らに加え、レストランで密会中の追尾対象者にアベックを装って接近したりするため目黒署からリクルートされている女子の松浦七海巡査部長、それぞれいかにもという存在感があります。
 渡り鳥というコードネームのロシアの大物スパイが潜入してきているらしい。日本側のエージェント小野寺敦史は商社員としてほとんど海外にいるが、その妻である美津江を水越達が執拗に追跡し調べていくと、実は小野寺敦史は本人をかたる別人で、本人は数年前にロシアにより拉致され殺害されていると思われ、水越達はこれを暴き事件化して世界に公表しようとする。最後にロシアに逃亡寸前の美津江をとらえるまで、CIAのかかわりもあったりまさに息をつく間もなくスリリングに展開します。エピローグもこのスパイ達のしたたかさを暗示しながら小説としても味のある見事な幕切れとなっています。
エスピオナージ Amazon書評・レビュー: エスピオナージより
4344013662
No.8
(4pt)

リアルな諜報小説

ロシアのスパイを捕まえようとする日本の公安警察のストーリー。公安物に特化している麻生氏の作品はいずれもどこまでがフィクションで、どこからがノンフィクションなのかよく分からないほど具体的で詳細な描写がウリだが、本作もこれまでの傾向に違わずリアリティあふれている(少なくとも実際の公安を知らない人間としてはリアリティあふれるように感じる)。プーチン政権になってからどんどんと逆コースを辿っているロシアだが、本当にここまで諜報活動を本格化しているのであれば、安穏とした我が国にとってはものすごい脅威。一般人の目に見えない世界だけにさらに怖い。それにしても、作者はどのような取材活動を展開してこのレベルまで小説を書き上げているのかとても不思議。
エスピオナージ (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: エスピオナージ (幻冬舎文庫)より
4344420853
No.7
(4pt)

リアルな諜報小説

ロシアのスパイを捕まえようとする日本の公安警察のストーリー。公安物に特化している麻生氏の作品はいずれもどこまでがフィクションで、どこからがノンフィクションなのかよく分からないほど具体的で詳細な描写がウリだが、本作もこれまでの傾向に違わずリアリティあふれている(少なくとも実際の公安を知らない人間としてはリアリティあふれるように感じる)。プーチン政権になってからどんどんと逆コースを辿っているロシアだが、本当にここまで諜報活動を本格化しているのであれば、安穏とした我が国にとってはものすごい脅威。一般人の目に見えない世界だけにさらに怖い。それにしても、作者はどのような取材活動を展開してこのレベルまで小説を書き上げているのかとても不思議。
エスピオナージ Amazon書評・レビュー: エスピオナージより
4344013662
No.6
(4pt)

ノンフィクションのように読める防諜小説

スパイ小説と言うより、防諜小説と言うのかな。国益に繋がる企業秘密や国家機密が流出しないように水際で活躍する外事警察の地道な取組みが、手に汗握るドラマとして描かれる。まだるっこい部分もあるが、一般人が知りえない捜査の手口などよく取材されている。読み物としてはテンポのよさと意外な展開が続き、先を読みたい気持ちにさせられる。ディテールを言えば、拉致された小野寺への同情を掻き立てる程の物が無いし、背乗り者達が何の目的で存在したのかもあまり明確で無く、韓国情報筋やCIAが出て来るシーンも最後にドドッと出て来るのも説明不足かと思う。ただ日本を取り巻く政治情勢等の変化のお陰で、今まで見なくて済んだものが表に出て来る時代だから、外務官僚やジャーナリストと違い地を這う「インテリジェンス」も知る意味はあるかと。
エスピオナージ (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: エスピオナージ (幻冬舎文庫)より
4344420853
No.5
(4pt)

ノンフィクションのように読める防諜小説

スパイ小説と言うより、防諜小説と言うのかな。国益に繋がる企業秘密や国家機密が流出しないように水際で活躍する外事警察の地道な取組みが、手に汗握るドラマとして描かれる。まだるっこい部分もあるが、一般人が知りえない捜査の手口などよく取材されている。読み物としてはテンポのよさと意外な展開が続き、先を読みたい気持ちにさせられる。ディテールを言えば、拉致された小野寺への同情を掻き立てる程の物が無いし、背乗り者達が何の目的で存在したのかもあまり明確で無く、韓国情報筋やCIAが出て来るシーンも最後にドドッと出て来るのも説明不足かと思う。ただ日本を取り巻く政治情勢等の変化のお陰で、今まで見なくて済んだものが表に出て来る時代だから、外務官僚やジャーナリストと違い地を這う「インテリジェンス」も知る意味はあるかと。
エスピオナージ Amazon書評・レビュー: エスピオナージより
4344013662
No.4
(5pt)

公安(ハム)のエスピオナージの真骨頂!!

氏の各作品はいずれもどうやって取材したのかと疑いたくなるほどのディテールが生きていて、
今回も1日で読了してしまったが、相変わらず読み進めていくうちに掌に滲む汗、
息もつかせぬクライマックスへの緊迫感、そして読了後に味わえるなんともいえぬ深い充足感...

ロシア最強の秘密機関SVRと警視庁公安警察の秘匿部隊との息もつかせぬ頭脳戦と、
十重二十重に張り巡らされたプロットが
本作を紛れもなく傑作の地位に位置づけていることは言うを待たない。

そして言えることは、本作に描かれているような「スパイ・ハンター」達は、
今日、この今も、この国のどこかでじっと息を潜めて任務に就いている、ということだ...
エスピオナージ (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: エスピオナージ (幻冬舎文庫)より
4344420853
No.3
(5pt)

公安(ハム)のエスピオナージの真骨頂!!

氏の各作品はいずれもどうやって取材したのかと疑いたくなるほどのディテールが生きていて、
今回も1日で読了してしまったが、相変わらず読み進めていくうちに掌に滲む汗、
息もつかせぬクライマックスへの緊迫感、そして読了後に味わえるなんともいえぬ深い充足感...

ロシア最強の秘密機関SVRと警視庁公安警察の秘匿部隊との息もつかせぬ頭脳戦と、
十重二十重に張り巡らされたプロットが
本作を紛れもなく傑作の地位に位置づけていることは言うを待たない。

そして言えることは、本作に描かれているような「スパイ・ハンター」達は、
今日、この今も、この国のどこかでじっと息を潜めて任務に就いている、ということだ...
エスピオナージ Amazon書評・レビュー: エスピオナージより
4344013662
No.2
(4pt)

麻生幾の諜報小説!

例によって日本と海外の諜報員との戦いを描いています。
今回の敵はロシアというのが、近年のプーチン政権の対日姿勢からみて良い選択だと思いました。前作では協力関係にあった日露の泥沼な合戦です。

瀕死のライオンは福井晴敏的な三流小説でがっかりしました。今回はきっちりと麻生節が復活しているのでファンは安心して読めたというのが第一印象です。

唯一の苦点は、麻生氏の書く女性像および男女関係はいつも同じという事です。何度、同じプロットを使い回しているのかと呆れてしまいました。

単品で読むには最高です。
エスピオナージ (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: エスピオナージ (幻冬舎文庫)より
4344420853
No.1
(4pt)

麻生幾の諜報小説!

例によって日本と海外の諜報員との戦いを描いています。
今回の敵はロシアというのが、近年のプーチン政権の対日姿勢からみて良い選択だと思いました。前作では協力関係にあった日露の泥沼な合戦です。

瀕死のライオンは福井晴敏的な三流小説でがっかりしました。今回はきっちりと麻生節が復活しているのでファンは安心して読めたというのが第一印象です。

唯一の苦点は、麻生氏の書く女性像および男女関係はいつも同じという事です。何度、同じプロットを使い回しているのかと呆れてしまいました。

単品で読むには最高です。
エスピオナージ Amazon書評・レビュー: エスピオナージより
4344013662