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影の王国
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影の王国の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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評判が高いので最近原書で読みました(Kindle)。著者の造詣の深いフランス語混じりで非常に読みにくく、当時の雰囲気を追体験することだけに徹するべきかもしれません。 | ||||
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著者のアラン・ファーストは、第2次世界大戦前夜・大戦中のヨーロッパを、主にソ連・東欧の側から描いた、珍しい歴史スパイ小説で知られる作家。以前英書にトライしたが、渋すぎてものすごく読みにくく、残念ながら途中で断念した。 邦訳される事があれば再度トライしてみよう…と思っていたところ、本書の存在を知り、読んでみた次第である。パリに住み、祖国のためスパイ活動をする、ハンガリーの貴族を主人公にした作品である。ハンガリーのユダヤ人を救ったヴァレンベリ(ワレンバーグ)の話を読み、第2次世界大戦の頃のハンガリーに興味を抱いたという事情もある。 渋すぎてものすごく読みにくいのは相変わらずだった。第2次世界大戦前夜のヨーロッパの緊迫した雰囲気、特にナチズムに踏みにじられようとしている東欧の不安と焦燥が、濃密な筆致で描き出されている。だが、主人公は使い走り同然の下っ端スパイで、命じられるまま目的が不明瞭な任務に臨み、何だかよくわからないまま事態が展開し、何だかよくわからないまま決着する。このようなパターンが何度も繰り返されるので、だんだん読むのが嫌になってきた。 雰囲気が主で、ストーリーは従の小説なのかもしれない。それでも、ストーリーにもう少し面白味がないと、せっかくの雰囲気もじっくり味わおうという気が失せてしまう。 | ||||
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