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影の王国



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【この小説が収録されている参考書籍】
影の王国 (講談社文庫)

影の王国の評価: 2.67/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.67pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(2pt)

Reviewの方々に同感

評判が高いので最近原書で読みました(Kindle)。著者の造詣の深いフランス語混じりで非常に読みにくく、当時の雰囲気を追体験することだけに徹するべきかもしれません。
影の王国 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:影の王国 (講談社文庫)より
4062751712
No.1:
(2pt)

第2次世界大戦前夜の緊迫した雰囲気を味わえるのは確かだが

著者のアラン・ファーストは、第2次世界大戦前夜・大戦中のヨーロッパを、主にソ連・東欧の側から描いた、珍しい歴史スパイ小説で知られる作家。以前英書にトライしたが、渋すぎてものすごく読みにくく、残念ながら途中で断念した。

邦訳される事があれば再度トライしてみよう…と思っていたところ、本書の存在を知り、読んでみた次第である。パリに住み、祖国のためスパイ活動をする、ハンガリーの貴族を主人公にした作品である。ハンガリーのユダヤ人を救ったヴァレンベリ(ワレンバーグ)の話を読み、第2次世界大戦の頃のハンガリーに興味を抱いたという事情もある。

渋すぎてものすごく読みにくいのは相変わらずだった。第2次世界大戦前夜のヨーロッパの緊迫した雰囲気、特にナチズムに踏みにじられようとしている東欧の不安と焦燥が、濃密な筆致で描き出されている。だが、主人公は使い走り同然の下っ端スパイで、命じられるまま目的が不明瞭な任務に臨み、何だかよくわからないまま事態が展開し、何だかよくわからないまま決着する。このようなパターンが何度も繰り返されるので、だんだん読むのが嫌になってきた。

雰囲気が主で、ストーリーは従の小説なのかもしれない。それでも、ストーリーにもう少し面白味がないと、せっかくの雰囲気もじっくり味わおうという気が失せてしまう。
影の王国 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:影の王国 (講談社文庫)より
4062751712

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