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ガラスの暗殺者
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ガラスの暗殺者の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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ロシアン・マフィアの大物・クルパティンの愛人にして暗殺者のイリーナとクルパティンに対する囮捜査を命じられたFBI特別捜査官のケイト…上巻は二人の背景が語られる。 スパイ冒険小説という趣きの作品であるが、物語の展開が遅く、本当に下巻で決着が付くのか不安になる。 FBI特別捜査官のケイトはイリーナに近付き、イリーナがロシアン・マフィアの暗殺者として生きなければならない理由を知るのだが… 物語はケイトとイリーナを中心に展開し、FBIもロシアン・マフィアも背景の一つにしか過ぎないような描写であった。本国では絶賛された作品のようだが、今ひとつのめり込めない。 | ||||
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絶え間ない違和感は何なのだろう。ゆるゆると進む物語展開に苛ついたのも事実。女主人公がダブルで苦悩しているゆえ、さらに苛つくこと請け合いであるぞよ。描写がぬるいのである。事態は緊迫しているのに彼女たちの緊迫度が希薄なのである。そんなんで良いわけ? サスペンスが物語から迫り出して来ないのが大いなる不満。リンジーってもっとハードな作風だったよねえ。というわけで、上巻は少しばかりスパイスの利いたハーレクインでございっ(^_^;)。そうなると下巻の展開も期待薄? さて。 キーワードは『3P』なのだ(^_^;)。クルパティンとイリーナ、そしてケイト。クルパティン、チン、ボンターテの組み合わせもそうだし、文字通りのの3Pはイリーナとケイト、そしてチンの組み合わせから始まった。目眩く3Pの世界ってか(^_^;)。下巻から一気に展開する官能世界。そこから浮かび上がる愛憎劇が、暗黒の連関から逃れようとするイリーナと逃すまいとするクルパティン、FBIのケイトを巻き込んで、擬似恋愛から本当の愛を探り当てるオーバードライブの掛かったハーレクイン世界へ突入するところが凄いっ! ガラスの心を持つ暗殺者への鎮魂歌。ガラスは最期に砕け散る定めなのであろうか。 ここまで心身共に潜入捜査に捧げてしまう捜査官の感情の揺れ動きに、グッと来てしまう読者もいるに違いない。もしくはガラスの心を持つ暗殺者の哀しき運命に…下巻からは感情移入して読めるようになると、リンジーの操る女性キャラの造形の見事さに脱帽してしまうのである。ラストの物悲しさがしみじみと心に侵入してくる。主人公の孤独さを浮き彫りにして、エピローグで救済を与えたもうた愛の形は最後までハーレクインでありました(^_^;)。表紙絵の女性は上巻がイリーナで下巻がケイトなんだろうなあ。ハードな愛の物語に浸りたい方にはお勧めしておきましょうか。 | ||||
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