陽だまりの彼女

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評判

陽だまりの彼女の評価:

3.47/5点 レビュー 326件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.47pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全370件 321〜340 17/19ページ
No.50
(5pt)

若いときに読んでたら泣かなかった

中年の域に差し掛かり、時間は有限なんだと
実感する日々。不覚にもラストの養父母の話で
泣かされましたぁ(涙)
あとどれくらい我が子と話せるかな?とか
夫婦で旅行とか行けるのも今のうちかな?などと
漠然と思いつつ一期一会を忘れる私。
去年の大震災で命とはどれだけ儚く
日常がどれだけかけがえのない物に溢れていたか
思い知らされたのに・・・。

この作家の方は初めての作品と言うことですが
上品な所が良いです。チェックシートという表現が
洒落てます。処女とか初体験なんて言葉を使わずに
表現する所とか、中学生の気恥ずかしくも
瑞々しい風景など、暖かくて切ない気持ちに
なりました。
主人公の彼女がなんとも魅力的だし浩介君も
純朴だけど屈折した中学生の自分を抱えてる様が
よく分かりました。

新聞の書評で興味を持って近くの書店に行ったら
売り切れ、アマゾンでも未入荷。
沢山の人が読まれて色々な感想を持たれるでしょう。
甘い、あり得ない、とか。
でもこの話は私たちの周りの「限りある日常」の
お話しでもあるのです。切なくて優しいお話しの
お陰で家族に優しくなれます。
素敵な物語でした。
陽だまりの彼女 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 陽だまりの彼女 (新潮文庫)より
4101353611
No.49
(5pt)

若いときに読んでたら泣かなかった

中年の域に差し掛かり、時間は有限なんだと
実感する日々。不覚にもラストの養父母の話で
泣かされましたぁ(涙)
あとどれくらい我が子と話せるかな?とか
夫婦で旅行とか行けるのも今のうちかな?などと
漠然と思いつつ一期一会を忘れる私。
去年の大震災で命とはどれだけ儚く
日常がどれだけかけがえのない物に溢れていたか
思い知らされたのに・・・。

この作家の方は初めての作品と言うことですが
上品な所が良いです。チェックシートという表現が
洒落てます。処女とか初体験なんて言葉を使わずに
表現する所とか、中学生の気恥ずかしくも
瑞々しい風景など、暖かくて切ない気持ちに
なりました。
主人公の彼女がなんとも魅力的だし浩介君も
純朴だけど屈折した中学生の自分を抱えてる様が
よく分かりました。

新聞の書評で興味を持って近くの書店に行ったら
売り切れ、アマゾンでも未入荷。
沢山の人が読まれて色々な感想を持たれるでしょう。
甘い、あり得ない、とか。
でもこの話は私たちの周りの「限りある日常」の
お話しでもあるのです。切なくて優しいお話しの
お陰で家族に優しくなれます。
素敵な物語でした。
陽だまりの彼女 Amazon書評・レビュー: 陽だまりの彼女より
4104723029
No.48
(4pt)

いつの間にかプッシュされていてびっくり!

嫌いな作品ではないが、今の宣伝の仕方はどうかな〜
読んだ後、僕ははっきりホラーだと思った。
だって××と●●ってことでしょ?
似たような怪談話をどこかで聞いたような気もするし。
あ、でも全然悪い作品じゃありません。
それだけは激しく同意。
陽だまりの彼女 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 陽だまりの彼女 (新潮文庫)より
4101353611
No.47
(4pt)

いつの間にかプッシュされていてびっくり!

嫌いな作品ではないが、今の宣伝の仕方はどうかな〜
読んだ後、僕ははっきりホラーだと思った。
だって××と●●ってことでしょ?
似たような怪談話をどこかで聞いたような気もするし。
あ、でも全然悪い作品じゃありません。
それだけは激しく同意。
陽だまりの彼女 Amazon書評・レビュー: 陽だまりの彼女より
4104723029
No.46
(5pt)

あなたの心の印画紙へ……

昨今、読後にするりとどこかへ抜け出てしまうようなストーリーの多い中、この作品はしっかりと私の心の中に定着しました。
 必ず最初から読み進んでください。ネタバレ気味の解説は後回しで。
 途中で、チョコレート・ケーキに蜂蜜をぶっかけたような大甘な展開に思わずめげそうになっても、作者が、所々にちりばめた「なぞ」を心の支えに読み進んでください。そして、どっぷりと作品世界にはまり込んでください。
 そうすれば、不思議な透明感に充ち満ちたこの物語の最後に訪れるカタルシスに、あなたの涙腺は決壊寸前となることでしょう。
 作中に取り上げられている、The Beach BoysのWouldon't it be nice(素敵じゃないか)がこの作品世界にピッタリで、こちらも是非聴いてみてください。
 作者はこの作品にたっぷりと余白を残してくれています。どんなストーリーでこれを埋めるかはあなた次第。私なら、大、大、大ハッピーエンドでこれを埋めてみたい……。
陽だまりの彼女 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 陽だまりの彼女 (新潮文庫)より
4101353611
No.45
(5pt)

あなたの心の印画紙へ……

昨今、読後にするりとどこかへ抜け出てしまうようなストーリーの多い中、この作品はしっかりと私の心の中に定着しました。
 必ず最初から読み進んでください。ネタバレ気味の解説は後回しで。
 途中で、チョコレート・ケーキに蜂蜜をぶっかけたような大甘な展開に思わずめげそうになっても、作者が、所々にちりばめた「なぞ」を心の支えに読み進んでください。そして、どっぷりと作品世界にはまり込んでください。
 そうすれば、不思議な透明感に充ち満ちたこの物語の最後に訪れるカタルシスに、あなたの涙腺は決壊寸前となることでしょう。
 作中に取り上げられている、The Beach BoysのWouldon't it be nice(素敵じゃないか)がこの作品世界にピッタリで、こちらも是非聴いてみてください。
 作者はこの作品にたっぷりと余白を残してくれています。どんなストーリーでこれを埋めるかはあなた次第。私なら、大、大、大ハッピーエンドでこれを埋めてみたい……。
陽だまりの彼女 Amazon書評・レビュー: 陽だまりの彼女より
4104723029
No.44
(4pt)

気まぐれな彼女

途中までは、ラブストーリーとしては申し分ない。
 さざ波のようなアクシデントはあっても、平凡だが幸せな二人の生活が、出会い、再会、結婚と順調に進んでいく。

 問題はラストである。「こうして二人はいつまでも幸せに暮らしました」=「終わり」では小説ではなく、昔話である。
 ラブストーリーを悲劇で終わらせるのは簡単である。また、最後に幸福の頂点も持ってくるやり方も。幸せな二人の話をハッピーエンドに終わらせて、かつ読者に納得させるは難しい。著者はそれに挑戦している。

 評者にはやや納得のいかなかったため、★ひとつ減らした。が、全般的には面白かった。

陽だまりの彼女 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 陽だまりの彼女 (新潮文庫)より
4101353611
No.43
(4pt)

気まぐれな彼女

途中までは、ラブストーリーとしては申し分ない。
 さざ波のようなアクシデントはあっても、平凡だが幸せな二人の生活が、出会い、再会、結婚と順調に進んでいく。

 問題はラストである。「こうして二人はいつまでも幸せに暮らしました」=「終わり」では小説ではなく、昔話である。
 ラブストーリーを悲劇で終わらせるのは簡単である。また、最後に幸福の頂点も持ってくるやり方も。幸せな二人の話をハッピーエンドに終わらせて、かつ読者に納得させるは難しい。著者はそれに挑戦している。

 評者にはやや納得のいかなかったため、★ひとつ減らした。が、全般的には面白かった。

陽だまりの彼女 Amazon書評・レビュー: 陽だまりの彼女より
4104723029
No.42
(4pt)

文庫の背表紙の内容解説は大ウソだと思う

「前代未聞のハッピーエンド」「完全無欠の恋愛小説」という背表紙の解説や帯の文章に惹かれて買いました。内容はべた甘で期待通りだったのですが、ラストで思いっきりショックを受けました。どこをどう解釈したらこのラストがハッピーエンドなのか全く理解できないです。私も彼女がいますが、そのせいかよけい心に深く刺さりました。でも、これでよしとする読者の方が多いのも理解できます。べた甘部分で楽しませてもらったことや衝撃をうけたことも含めて星4つにしました。
陽だまりの彼女 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 陽だまりの彼女 (新潮文庫)より
4101353611
No.41
(4pt)

文庫の背表紙の内容解説は大ウソだと思う

「前代未聞のハッピーエンド」「完全無欠の恋愛小説」という背表紙の解説や帯の文章に惹かれて買いました。内容はべた甘で期待通りだったのですが、ラストで思いっきりショックを受けました。どこをどう解釈したらこのラストがハッピーエンドなのか全く理解できないです。私も彼女がいますが、そのせいかよけい心に深く刺さりました。でも、これでよしとする読者の方が多いのも理解できます。べた甘部分で楽しませてもらったことや衝撃をうけたことも含めて星4つにしました。
陽だまりの彼女 Amazon書評・レビュー: 陽だまりの彼女より
4104723029
No.40
(4pt)

こんな関係、憧れるかな。

啓文堂書店おすすめ文庫大賞第1位という帯と「彼氏に読ませたい本」というコメントに魅かれて購入。
主人公と彼女のほのぼのラブストーリーかと思いきや、最後は思いっきりファンタジーでした。彼の気持ちが手に取るように伝わってくる描写にドキドキしました。クライマックスが思っていなかった方向に行ったので唖然としましたが、こういう物語もありかな。ふだん読まないジャンルなので楽しいような、ちょっと物足りないような。でも、素敵な世界を見せてもらいました。お互いを尊敬しあい思いやれるカップルや夫婦、素敵です。
陽だまりの彼女 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 陽だまりの彼女 (新潮文庫)より
4101353611
No.39
(4pt)

こんな関係、憧れるかな。

啓文堂書店おすすめ文庫大賞第1位という帯と「彼氏に読ませたい本」というコメントに魅かれて購入。
主人公と彼女のほのぼのラブストーリーかと思いきや、最後は思いっきりファンタジーでした。彼の気持ちが手に取るように伝わってくる描写にドキドキしました。クライマックスが思っていなかった方向に行ったので唖然としましたが、こういう物語もありかな。ふだん読まないジャンルなので楽しいような、ちょっと物足りないような。でも、素敵な世界を見せてもらいました。お互いを尊敬しあい思いやれるカップルや夫婦、素敵です。
陽だまりの彼女 Amazon書評・レビュー: 陽だまりの彼女より
4104723029
No.38
(4pt)

優しい恋物語

書店のポップにある「女子が男子に読ませたい本」というフレーズに
ひかれて購入しました。
文言が内容と一致しているかは?ですが、中々面白い小説でした。

主人公の浩介がヒロインの真緒に出会って惹かれあって距離を縮めていくという
一歩ずつ距離感を縮めていくシーンはひかれます。
晩御飯の食材の購入や音楽についての語り合いなど何気ない日常シーンの一つをとっても、
丁寧にきれいに書いているため全然飽きないし物語の世界に引き込まれます。

ちょっと正統派の恋愛小説とは異なりますが、読んでいて温かくさせる
そんな良作だと思います。
陽だまりの彼女 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 陽だまりの彼女 (新潮文庫)より
4101353611
No.37
(4pt)

優しい恋物語

書店のポップにある「女子が男子に読ませたい本」というフレーズに
ひかれて購入しました。
文言が内容と一致しているかは?ですが、中々面白い小説でした。

主人公の浩介がヒロインの真緒に出会って惹かれあって距離を縮めていくという
一歩ずつ距離感を縮めていくシーンはひかれます。
晩御飯の食材の購入や音楽についての語り合いなど何気ない日常シーンの一つをとっても、
丁寧にきれいに書いているため全然飽きないし物語の世界に引き込まれます。

ちょっと正統派の恋愛小説とは異なりますが、読んでいて温かくさせる
そんな良作だと思います。
陽だまりの彼女 Amazon書評・レビュー: 陽だまりの彼女より
4104723029
No.36
(4pt)

寒い冬に少しほっこりのラブファンタジー

主人公の奥田くんは、
広告代理店というとちょっとカッコいいけれど、
鉄道広告の会社に勤める新人サラリーマン。
その彼が担当するクライアントとして、
中学生時代の同級生に遭遇。
しかも中学時代、勉強ができずにドンくさいところがあり、
いじめられっ子だった女の子はできる美女になっていた。

そんな彼女との恋愛はとんとん拍子に進み結婚へ。
が、幼馴染で当然双方の両親から祝福されるかと思いきや、
彼女の両親の反対にあう。
それに対して、なぜか結婚、そして二人の生活を急ぐ彼女。
駆け落ちまがいの結婚をして、それでも幸せな生活を送る二人。
その生活はずっと続くと思われたが。。。

普通の恋愛小説かと思いきや。。。
ラストびっくりするような事実が明らかにされます。
性別以上のものを超えた純粋なラブファンタジー小説。
陽だまりの彼女 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 陽だまりの彼女 (新潮文庫)より
4101353611
No.35
(4pt)

寒い冬に少しほっこりのラブファンタジー

主人公の奥田くんは、
広告代理店というとちょっとカッコいいけれど、
鉄道広告の会社に勤める新人サラリーマン。
その彼が担当するクライアントとして、
中学生時代の同級生に遭遇。
しかも中学時代、勉強ができずにドンくさいところがあり、
いじめられっ子だった女の子はできる美女になっていた。

そんな彼女との恋愛はとんとん拍子に進み結婚へ。
が、幼馴染で当然双方の両親から祝福されるかと思いきや、
彼女の両親の反対にあう。
それに対して、なぜか結婚、そして二人の生活を急ぐ彼女。
駆け落ちまがいの結婚をして、それでも幸せな生活を送る二人。
その生活はずっと続くと思われたが。。。

普通の恋愛小説かと思いきや。。。
ラストびっくりするような事実が明らかにされます。
性別以上のものを超えた純粋なラブファンタジー小説。
陽だまりの彼女 Amazon書評・レビュー: 陽だまりの彼女より
4104723029
No.34
(4pt)

オチはともかく

幸せになるけど切なくなる恋愛小説。
 いつも毒のあるものばかり読んでますが、たまにはこういう小説もいいですね。

 10年越しの運命の再会。乗り越えなければならない、いくつもの壁。そして、彼女の抱える秘密とは。

 彼女の抱える秘密が気になって、一気に読んでしまいます。
 また、その秘密が何か分からないことで、彼女がつとめて明るく振る舞う度に、主人公の不安が大きくなっていくのですが、その度に読んでいる側も不安にさせられてしまいます。そうすることで、主人公と読者の気持ちがシンクロしていき、徐々に物語に引き込まれていきます。

 賛否両論のあるオチや、よく分からなかった伏線など、完成されたストーリーとは言い難いものがありますが、セリフの言い回しやネタなど、興味をそそられる内容になっています。

 ただの恋愛小説ではない、一風変わった恋愛小説を読みたい方にお勧めです。
陽だまりの彼女 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 陽だまりの彼女 (新潮文庫)より
4101353611
No.33
(4pt)

オチはともかく

幸せになるけど切なくなる恋愛小説。
 いつも毒のあるものばかり読んでますが、たまにはこういう小説もいいですね。

 10年越しの運命の再会。乗り越えなければならない、いくつもの壁。そして、彼女の抱える秘密とは。

 彼女の抱える秘密が気になって、一気に読んでしまいます。
 また、その秘密が何か分からないことで、彼女がつとめて明るく振る舞う度に、主人公の不安が大きくなっていくのですが、その度に読んでいる側も不安にさせられてしまいます。そうすることで、主人公と読者の気持ちがシンクロしていき、徐々に物語に引き込まれていきます。

 賛否両論のあるオチや、よく分からなかった伏線など、完成されたストーリーとは言い難いものがありますが、セリフの言い回しやネタなど、興味をそそられる内容になっています。

 ただの恋愛小説ではない、一風変わった恋愛小説を読みたい方にお勧めです。
陽だまりの彼女 Amazon書評・レビュー: 陽だまりの彼女より
4104723029
No.32
(5pt)

愛してもらえること

読み終わって、30秒くらい茫然とした。

それから、なぜか嗚咽をあげている自分に気づき…
そこで、ようやく泣いているのだ、と自覚しました。

まっすぐに、力強く、愛してもらえることがどれほどに幸せなことなのか。
そして、それが失われることがどれだけ虚ろなことなのか。

既に過去のものと割り切ったつもりだった自分の経験と重なってしまい、
その心の琴線をいやおうなく弾いてしまったこの作品と出会ったことは、果たして幸せだったのかどうか、真面目に考えてさせられます。

愛し愛される二人の描写は甘い。あまりにも甘過ぎて胃がもたれ、一息つきたくなり。
それでいて中盤以降に時折出てくる彼女の謎は、物語に暗い影を落とし、純粋なハッピーエンドを求める読者には心臓に悪く。
そして、ラスト30ページ以降の、急展開。初見ではショックのあまり目では字を追っているんだけれど頭が文章を理解できないという状態になり。

その終わり方には賛否両論あるでしょう。
僕にとってはハッピーエンドだとは思わない。思えない。思いたくない。これは一読者の我がままです。

それでも、それでも。
誰かを本気で好きになったことがある人たちへ、
誰かに本気で愛してもらったことがある人たちへ、
現在進行形で愛し愛されている人たちへ、
この物語を、読んでもらいたい。
読み終わった後に感じるであろうその想いは、自分をごまかしようのない、ほんとうなんだと思うから。

そんなものを突き付けてくれる物語とは、めったに出会えません。
陽だまりの彼女 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 陽だまりの彼女 (新潮文庫)より
4101353611
No.31
(5pt)

愛してもらえること

読み終わって、30秒くらい茫然とした。

それから、なぜか嗚咽をあげている自分に気づき…
そこで、ようやく泣いているのだ、と自覚しました。

まっすぐに、力強く、愛してもらえることがどれほどに幸せなことなのか。
そして、それが失われることがどれだけ虚ろなことなのか。

既に過去のものと割り切ったつもりだった自分の経験と重なってしまい、
その心の琴線をいやおうなく弾いてしまったこの作品と出会ったことは、果たして幸せだったのかどうか、真面目に考えてさせられます。

愛し愛される二人の描写は甘い。あまりにも甘過ぎて胃がもたれ、一息つきたくなり。
それでいて中盤以降に時折出てくる彼女の謎は、物語に暗い影を落とし、純粋なハッピーエンドを求める読者には心臓に悪く。
そして、ラスト30ページ以降の、急展開。初見ではショックのあまり目では字を追っているんだけれど頭が文章を理解できないという状態になり。

その終わり方には賛否両論あるでしょう。
僕にとってはハッピーエンドだとは思わない。思えない。思いたくない。これは一読者の我がままです。

それでも、それでも。
誰かを本気で好きになったことがある人たちへ、
誰かに本気で愛してもらったことがある人たちへ、
現在進行形で愛し愛されている人たちへ、
この物語を、読んでもらいたい。
読み終わった後に感じるであろうその想いは、自分をごまかしようのない、ほんとうなんだと思うから。

そんなものを突き付けてくれる物語とは、めったに出会えません。
陽だまりの彼女 Amazon書評・レビュー: 陽だまりの彼女より
4104723029