武士道シックスティーン

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評判

武士道シックスティーンの評価:

4.55/5点 レビュー 107件。 S ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.55pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全199件 161〜180 9/10ページ
No.39
(5pt)

16歳

『武士道シックスティーン』です。巻末解説は金原瑞人。
『武蔵を心の師とする剣道エリートの香織は、中学最後の大会で、無名選手の早苗に負けてしまう。敗北の悔しさを片時も忘れられない香織と、勝利にこだわらず「お気楽不動心」の早苗。相反する二人が、同じ高校に進学し、剣道部で再会を果たすが…。青春を剣道にかける女子二人の傑作エンターテインメント。』
警察小説の書き手として著名な作者が青春スポーツもの、ですが、警察→剣道、なので、実はそれほど大きなシフトではないのかもしれません。

全25章構成で、二人のヒロイン香織と早苗の視点で交互に描かれます。それぞれ語り口に個性があるのが良いです。
香織のキャラが……いわゆる中二病そのものです。とにかく最高最強が大好きというか、武蔵にかぶれて勝ちに異様にこだわります。その部分で「ウザい」と感じた読者は作品世界に入り込みにくいかもしれません。
スポーツに必ずといっていいほどつきまとう、「勝負と楽しむことのジレンマ」を、香織と早苗というキャラを通して描いているので、分かりやすく、共感しやすい内容です。
二人とも父親コンプレックスを持っているという設定はご都合主義っぽいですが、その父親がそれぞれいいキャラだったので楽しめます。
典型的スポ根とは違って、主人公たちは弱小ではありません。それどころか全国でも有数の強豪高校が舞台です。だから「弱小が努力して、多少ご都合主義的な展開を経て最後に強豪を倒す」というテンプレ的展開ではありません。あくまでもヒロイン二人の関係が中心に描かれた作品です。
試合シーンなどは淡々と結果を書いているのですが、それもあって剣道知識の無い素人が読んでも、ヒロイン二人の関係と香織の成長を中心に充分に楽しめる内容です。
爽快で面白いので★5。続編も出ていますが、評価はあくまでも本書単体のものです。

武士道シックスティーン Amazon書評・レビュー: 武士道シックスティーンより
4163261605
No.38
(5pt)

誉田哲也は警察小説より青春小説かも?

代表作のストロベリーナイトに辟易した人もいるかもしてませんが、この作品は同じ著者が書いたとは思えないほど、カラっとした青春
小説に仕上がっていて、一気読みしてしまいます。警察小説ではちょっと違和感のある軽妙な言い回しも、この年代の少女達に当て嵌め
ると素晴らしいテンポとスピード感となり、剣道という表現しにくいスポーツを鮮やかに描ききってます。
内容も決してきれい事ばかりの青春小説とは違い、それぞれの個性をしっかり伸ばしながら成長していく過程を楽しめる作品です。
セブンティーン、エイティーンと続きますが、恐らく本作を読めば全て読まずにいられなくなります。
書店店頭ではメジャーな警察小説で名前を売り、本当は青春小説を売りたかったのでは?と思いたくなるほど、名作だと思います。
武士道シックスティーン (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 武士道シックスティーン (文春文庫)より
4167780011
No.37
(5pt)

誉田哲也は警察小説より青春小説かも?

代表作のストロベリーナイトに辟易した人もいるかもしてませんが、この作品は同じ著者が書いたとは思えないほど、カラっとした青春
小説に仕上がっていて、一気読みしてしまいます。警察小説ではちょっと違和感のある軽妙な言い回しも、この年代の少女達に当て嵌め
ると素晴らしいテンポとスピード感となり、剣道という表現しにくいスポーツを鮮やかに描ききってます。
内容も決してきれい事ばかりの青春小説とは違い、それぞれの個性をしっかり伸ばしながら成長していく過程を楽しめる作品です。
セブンティーン、エイティーンと続きますが、恐らく本作を読めば全て読まずにいられなくなります。
書店店頭ではメジャーな警察小説で名前を売り、本当は青春小説を売りたかったのでは?と思いたくなるほど、名作だと思います。
武士道シックスティーン Amazon書評・レビュー: 武士道シックスティーンより
4163261605
No.36
(5pt)

3部作一気読み

武士道シックスティーンからエイティーンまで一気に読んでしまった。
作者は刑事物が代表作のように、書店などで展開していることが多いが、
この作品や疾風ガールのような青春小説の方が好き。

剣道に勝つことだけを考えている「香織」と
なんとなく剣道始めちゃいましたという「早苗」の二人が
高校の剣道部で出会うこと(正しくは中学の市民大会)から物語ははじまる。
主人公の視点を交互に話が進むが、二人の語り口がまったく異なるので
飽きさせないし、スピード感もあり、どんどん引き込まれていく展開だった。
なにより、この作者の女性視点での語り口がうまい。
二人の迷いや剣道に対する思いがうまく表現されていて一気に読んでしまった。

推理物を書いている作者だけあって、伏線の張り方も好きです。

今度、映画化されるとのことで楽しみ。




武士道シックスティーン (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 武士道シックスティーン (文春文庫)より
4167780011
No.35
(5pt)

3部作一気読み

武士道シックスティーンからエイティーンまで一気に読んでしまった。
作者は刑事物が代表作のように、書店などで展開していることが多いが、
この作品や疾風ガールのような青春小説の方が好き。

剣道に勝つことだけを考えている「香織」と
なんとなく剣道始めちゃいましたという「早苗」の二人が
高校の剣道部で出会うこと(正しくは中学の市民大会)から物語ははじまる。
主人公の視点を交互に話が進むが、二人の語り口がまったく異なるので
飽きさせないし、スピード感もあり、どんどん引き込まれていく展開だった。
なにより、この作者の女性視点での語り口がうまい。
二人の迷いや剣道に対する思いがうまく表現されていて一気に読んでしまった。

推理物を書いている作者だけあって、伏線の張り方も好きです。

今度、映画化されるとのことで楽しみ。




武士道シックスティーン Amazon書評・レビュー: 武士道シックスティーンより
4163261605
No.34
(5pt)

激しさと爽やかさの同居

16歳の二人の女性剣士西荻と磯山が主人公です。シーンごとに代わる代わるに二人の心理を描写しているため、同じ場面でも感じ方や考え方の違いがよくわかります。また「静と動」、「赤と白」ほど性格の異なる二人の考え方が、見た目は平行線でありながら、実はお互いにちょっとずつ近づいており、本人たちも気付かない内にいつの間にか交り合い、一本の太い線になっているような、自然な感じがすごく素敵な本です。登場人物もほとんどが女性ですが、数少ない登場人物の男性たちが実は大変大きな役割を果たしていたりします。男性が書いたとは思えないほど女性の心理を上手く表現していると思いますし、タッチも柔らかです。それでいながら押さえるところはしっかり押さえているので、何度も感動のあまり涙が出そうになりました。剣道というスポーツを通じてはぐくまれる家族愛と友情。とても面白く感動できる良本でした。
武士道シックスティーン (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 武士道シックスティーン (文春文庫)より
4167780011
No.33
(5pt)

激しさと爽やかさの同居

16歳の二人の女性剣士西荻と磯山が主人公です。シーンごとに代わる代わるに二人の心理を描写しているため、同じ場面でも感じ方や考え方の違いがよくわかります。また「静と動」、「赤と白」ほど性格の異なる二人の考え方が、見た目は平行線でありながら、実はお互いにちょっとずつ近づいており、本人たちも気付かない内にいつの間にか交り合い、一本の太い線になっているような、自然な感じがすごく素敵な本です。登場人物もほとんどが女性ですが、数少ない登場人物の男性たちが実は大変大きな役割を果たしていたりします。男性が書いたとは思えないほど女性の心理を上手く表現していると思いますし、タッチも柔らかです。それでいながら押さえるところはしっかり押さえているので、何度も感動のあまり涙が出そうになりました。剣道というスポーツを通じてはぐくまれる家族愛と友情。とても面白く感動できる良本でした。
武士道シックスティーン Amazon書評・レビュー: 武士道シックスティーンより
4163261605
No.32
(5pt)

警察小説とは違うスピード感。

文庫で誉田氏の新しい小説が出たというので、何の気なしに読んでみました。
誉田氏の著書=警察小説というのを気持ちよく壊されました。
やはりスピード感のある文章が、休む間を与えてくれません。
終盤は若干走りすぎのような気もしましたが。

剣道を通して誰の中にもある「迷い」がうまく表現され、それを乗り越えていく道程が、
剣道という範疇を超えて、読む私自身の「迷い」すら解けていきました。
前向きになれる一冊です。
是非、ご一読を。


武士道シックスティーン (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 武士道シックスティーン (文春文庫)より
4167780011
No.31
(5pt)

警察小説とは違うスピード感。

文庫で誉田氏の新しい小説が出たというので、何の気なしに読んでみました。
誉田氏の著書=警察小説というのを気持ちよく壊されました。
やはりスピード感のある文章が、休む間を与えてくれません。
終盤は若干走りすぎのような気もしましたが。

剣道を通して誰の中にもある「迷い」がうまく表現され、それを乗り越えていく道程が、
剣道という範疇を超えて、読む私自身の「迷い」すら解けていきました。
前向きになれる一冊です。
是非、ご一読を。


武士道シックスティーン Amazon書評・レビュー: 武士道シックスティーンより
4163261605
No.30
(5pt)

清々しい剣道ガールたち

幼い頃から「勝つ」ことだけが剣の道を究めた証し、と信じてきた香織。
 一方、早苗は「勝ち負け」を争うことが大嫌いで楽しむことを主眼に置いた剣の道。
 私には、香織の言うことも早苗の気持ちも良く解るのだ。「勝つ」剣道というのは本当に苦しい。厳しい稽古に耐える苦行である。そんな剣道が楽しいはずがない。だが、楽しみながらの剣道で、試合に勝てるはずがないのも事実なのである。
 
 この小説の良い点はリアリティに溢れている点である。キャラが立っている。大げさではなく、香織のような剣道に情熱を傾け、剣道がすべてという少女はめずらしいことではない。もし、オリンピックに剣道があれば、柔道の「柔ちゃん」のような「剣(つるぎ)ちゃん」の候補も私は知っている。早苗のようなひょうひょうとして「剛の強さ」ではなく、センスがあるなぁ、という剣士のタイプもよくいる。
 
 剣道以外、興味のない香織には友人などいるはずもなく、また本人も必要とも思ってもいない。だが、人生それでは寂しすぎる。しかし、自己中心的で意固地で不器用な香織を、いつも影で見守ってくれているのは早苗だった。
 色々なことがあり剣道部を離れた、傷心の香織。
 今まで早苗は「勝つ」ことに執着したことはない。だが、初めてどうしても勝たなければならない勝負ができた。それは、香織を部に連れ戻すための、香織との戦いだった。

 早苗は友のため、初めて「勝つ」ことにこだわった。
 
 本書の読後、私は清々しい気持ちになった。この小説は人生において色々な大切な事を教えてくれる。本当の「友」とは何か?遊び仲間、気の合うモノ同士、そんな薄っぺらな関係が本当の「友」ではない。真実の友とは、温まりにくく、冷めにくいものである。簡単に友人関係には至らないのである。だが一度、絆が深まれば、その糸は強靱な刃をもっても断ち切れない。
 早苗によって香織は「勝つ」ことだけがすべてではないことを悟っていく。そうして、友の素晴らしさを知る。ライバル関係でありながら、チームメイト。学生時代、武道・スポーツで共に汗を流した者達の絆は深い。それが、武道・スポーツの素晴らしいところなのだ。
 
 また、対立していた父・憲介との間にできた深い溝。それも兄によって父の愛を知る。
 香織の良き理解者である武道具屋のじいさん。香織に剣の道において大切なものを教えようとする。若い香織がこういう年長者と付き合い、いろんな話をするということも人生において意味のあることである。
 剣道部の顧問、小柴教諭。彼もまた香織を暖かく見守っている。良き指導者に恵まれた。中・高・大学の指導者との出会いは非常に大切である。指導者が嫌いで好きだった武道をやめてしまうというのは、よくある話なのだ。

 人は一人では生きてはいけない。

 この小説が多くの人の共感を得ているのは、剣道を通じ、友の有り難さ、親の想い、団体行動、指導者、周囲の大人との付き合い方といった、実際多くの学生が悩んでいることが、リアルに表現されているからである。
 この作品は、成海璃子と北乃きいで映画化されるようだ。この原作が映像でどのように表現されるかとても楽しみである。

武士道シックスティーン (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 武士道シックスティーン (文春文庫)より
4167780011
No.29
(5pt)

清々しい剣道ガールたち

幼い頃から「勝つ」ことだけが剣の道を究めた証し、と信じてきた香織。
 一方、早苗は「勝ち負け」を争うことが大嫌いで楽しむことを主眼に置いた剣の道。
 私には、香織の言うことも早苗の気持ちも良く解るのだ。「勝つ」剣道というのは本当に苦しい。厳しい稽古に耐える苦行である。そんな剣道が楽しいはずがない。だが、楽しみながらの剣道で、試合に勝てるはずがないのも事実なのである。
 
 この小説の良い点はリアリティに溢れている点である。キャラが立っている。大げさではなく、香織のような剣道に情熱を傾け、剣道がすべてという少女はめずらしいことではない。もし、オリンピックに剣道があれば、柔道の「柔ちゃん」のような「剣(つるぎ)ちゃん」の候補も私は知っている。早苗のようなひょうひょうとして「剛の強さ」ではなく、センスがあるなぁ、という剣士のタイプもよくいる。
 
 剣道以外、興味のない香織には友人などいるはずもなく、また本人も必要とも思ってもいない。だが、人生それでは寂しすぎる。しかし、自己中心的で意固地で不器用な香織を、いつも影で見守ってくれているのは早苗だった。
 色々なことがあり剣道部を離れた、傷心の香織。
 今まで早苗は「勝つ」ことに執着したことはない。だが、初めてどうしても勝たなければならない勝負ができた。それは、香織を部に連れ戻すための、香織との戦いだった。

 早苗は友のため、初めて「勝つ」ことにこだわった。
 
 本書の読後、私は清々しい気持ちになった。この小説は人生において色々な大切な事を教えてくれる。本当の「友」とは何か?遊び仲間、気の合うモノ同士、そんな薄っぺらな関係が本当の「友」ではない。真実の友とは、温まりにくく、冷めにくいものである。簡単に友人関係には至らないのである。だが一度、絆が深まれば、その糸は強靱な刃をもっても断ち切れない。
 早苗によって香織は「勝つ」ことだけがすべてではないことを悟っていく。そうして、友の素晴らしさを知る。ライバル関係でありながら、チームメイト。学生時代、武道・スポーツで共に汗を流した者達の絆は深い。それが、武道・スポーツの素晴らしいところなのだ。
 
 また、対立していた父・憲介との間にできた深い溝。それも兄によって父の愛を知る。
 香織の良き理解者である武道具屋のじいさん。香織に剣の道において大切なものを教えようとする。若い香織がこういう年長者と付き合い、いろんな話をするということも人生において意味のあることである。
 剣道部の顧問、小柴教諭。彼もまた香織を暖かく見守っている。良き指導者に恵まれた。中・高・大学の指導者との出会いは非常に大切である。指導者が嫌いで好きだった武道をやめてしまうというのは、よくある話なのだ。

 人は一人では生きてはいけない。

 この小説が多くの人の共感を得ているのは、剣道を通じ、友の有り難さ、親の想い、団体行動、指導者、周囲の大人との付き合い方といった、実際多くの学生が悩んでいることが、リアルに表現されているからである。
 この作品は、成海璃子と北乃きいで映画化されるようだ。この原作が映像でどのように表現されるかとても楽しみである。

武士道シックスティーン Amazon書評・レビュー: 武士道シックスティーンより
4163261605
No.28
(5pt)

爽やかな読後感

考え方もその戦い方も正反対な剣道少女2人が出会って、剣道を通じてお互いが成長していく物語。
と、書いてしまうとありきたりではあるが、それぞれの視点から物語が交互に語られ、2人がどんなことを考え、悩み、自分なりの答えを見出してく姿にやはり感動する。
物語の最後の展開はちょっと意外性があり、それがまた爽やかな感動を呼ぶ、
強いてケチをつけるなら、最後に出てくるとある曲の歌詞に言及するが、その肝心な歌詞が文中では語られず、ネットで思わず調べてしまったところか。苦笑
とはいえ、読み終わった後には自分も前向きな気分になれる傑作といえるだろう。
武士道シックスティーン (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 武士道シックスティーン (文春文庫)より
4167780011
No.27
(5pt)

爽やかな読後感

考え方もその戦い方も正反対な剣道少女2人が出会って、剣道を通じてお互いが成長していく物語。
と、書いてしまうとありきたりではあるが、それぞれの視点から物語が交互に語られ、2人がどんなことを考え、悩み、自分なりの答えを見出してく姿にやはり感動する。
物語の最後の展開はちょっと意外性があり、それがまた爽やかな感動を呼ぶ、
強いてケチをつけるなら、最後に出てくるとある曲の歌詞に言及するが、その肝心な歌詞が文中では語られず、ネットで思わず調べてしまったところか。苦笑
とはいえ、読み終わった後には自分も前向きな気分になれる傑作といえるだろう。
武士道シックスティーン Amazon書評・レビュー: 武士道シックスティーンより
4163261605
No.26
(5pt)

なるほどね。

香織と早苗。それぞれ異なるタイプの女子高校生の、それぞれの立場から見たストーリー展開。
三島由紀夫のような男子剣士の暑苦しさはなく、しかしながら女子同士の「どろりん」としたところもない。相互に価値観が歩み寄るように見え、しかしながら物語は対称性をわざと崩している。早苗の親は早苗同様に価値観シフトがあるようだが、香織の親にはそれがない。

で、読者にそのアンバランス感覚から自分で物語の再構築を許すほどの深みがあるかというとそうではない。武具屋のじいさんがでてきてはいるのに、トリックスターとなるかと言えばそうでもない。存在感のない他部員。スパイスにすらならない顧問。ひたすら香織と早苗が自分を見て、相手を見て、それだけ。

なるほど、16才やあるいはもっと幼い少年少女にありがちな偏面的な見方をなぞっているといえなくもない。しかしなんとも厚みのない…。剣道についてのトリビアっぽいところも二、三点描いており、それを伏線に持ってこようとしてはいるものの、使い切れていない。で、最後は夢オチと同程度におなじみのあのオチ。

これってもとから映画化を狙って書いたな!初版が2007年というとバンブーブレードの頃か。映画化やコミック化のオファーを狙ったのならなるほどな、と思わせる。うまいね。作者にとって5つ★だ。
武士道シックスティーン (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 武士道シックスティーン (文春文庫)より
4167780011
No.25
(5pt)

なるほどね。

香織と早苗。それぞれ異なるタイプの女子高校生の、それぞれの立場から見たストーリー展開。
三島由紀夫のような男子剣士の暑苦しさはなく、しかしながら女子同士の「どろりん」としたところもない。相互に価値観が歩み寄るように見え、しかしながら物語は対称性をわざと崩している。早苗の親は早苗同様に価値観シフトがあるようだが、香織の親にはそれがない。

で、読者にそのアンバランス感覚から自分で物語の再構築を許すほどの深みがあるかというとそうではない。武具屋のじいさんがでてきてはいるのに、トリックスターとなるかと言えばそうでもない。存在感のない他部員。スパイスにすらならない顧問。ひたすら香織と早苗が自分を見て、相手を見て、それだけ。

なるほど、16才やあるいはもっと幼い少年少女にありがちな偏面的な見方をなぞっているといえなくもない。しかしなんとも厚みのない…。剣道についてのトリビアっぽいところも二、三点描いており、それを伏線に持ってこようとしてはいるものの、使い切れていない。で、最後は夢オチと同程度におなじみのあのオチ。

これってもとから映画化を狙って書いたな!初版が2007年というとバンブーブレードの頃か。映画化やコミック化のオファーを狙ったのならなるほどな、と思わせる。うまいね。作者にとって5つ★だ。
武士道シックスティーン Amazon書評・レビュー: 武士道シックスティーンより
4163261605
No.24
(5pt)

女の子同士の戦いってカッコいい

男同士のスポーツものは流行っているけれど、女同士ってないよなあと思っていたところ、こんな素敵な作品に出会えました。
性格は正反対だけど剣道が大好きな気持ちは同じ2人の女の子が、悩んだりお互い対立しながら成長していく物語。2人とも熱くてキラキラしていて、すごくカッコいいです。スポーツものは男同士じゃないと面白くならないという先入観を抱いていましたが、それを見事に打ち砕いてくれる、パワフルで爽やかな青春小説です。
ちなみに続編も出ていますが、クオリティが落ちていないどころか、どんどん面白くなっていきます。ぜひ続編も合わせて読んで、彼女達の成長ぶりを見届けてください。
武士道シックスティーン (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 武士道シックスティーン (文春文庫)より
4167780011
No.23
(5pt)

女の子同士の戦いってカッコいい

男同士のスポーツものは流行っているけれど、女同士ってないよなあと思っていたところ、こんな素敵な作品に出会えました。
性格は正反対だけど剣道が大好きな気持ちは同じ2人の女の子が、悩んだりお互い対立しながら成長していく物語。2人とも熱くてキラキラしていて、すごくカッコいいです。スポーツものは男同士じゃないと面白くならないという先入観を抱いていましたが、それを見事に打ち砕いてくれる、パワフルで爽やかな青春小説です。
ちなみに続編も出ていますが、クオリティが落ちていないどころか、どんどん面白くなっていきます。ぜひ続編も合わせて読んで、彼女達の成長ぶりを見届けてください。
武士道シックスティーン Amazon書評・レビュー: 武士道シックスティーンより
4163261605
No.22
(5pt)

いい本

二人の女の人の剣道の話
最後はあれって感じです。
武士道シックスティーン (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 武士道シックスティーン (文春文庫)より
4167780011
No.21
(5pt)

いい本

二人の女の人の剣道の話
最後はあれって感じです。
武士道シックスティーン Amazon書評・レビュー: 武士道シックスティーンより
4163261605
No.20
(5pt)

少女二人、剣の道行き

剣道の感覚、気合い、間合いといったものが、こんな風に文章で読めるとは!

剣道を離れて20年、再び竹刀を握りたくなった小説でした。
ストーリーの流れのなかで磯山と西荻、二人のヒロインの見せ場の配分が素晴らしいと思います。

来春に映画が公開されるそうですが、若干心配です。
この小説がどうシナリオ化されたのか。
剣道の感覚はちゃんと視覚化されたのか?
続編セブンティーン、エイティーンとともに楽しみです。
武士道シックスティーン (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 武士道シックスティーン (文春文庫)より
4167780011