マンチュリアン・リポート

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評判

マンチュリアン・リポートの評価:

3.89/5点 レビュー 82件。 C ランク

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平均点3.89pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全28件 21〜28 2/2ページ
No.8
(3pt)

これでは終われないはず!

『蒼穹の昴』からシリーズを全て読み終えた直後に本作の単行本が刊行されました。 文庫化にずいぶん時間がかかったように思えますが、何か特別な大人の事情があったのでしょうか? まさに首を長くして待ち続けた結果、期待が大きくなり過ぎました。 結果、実際に手にしてみると少しがっかりしたというのが正直な感想です。 この作品がシリーズ完結作だと勝手に思い込んでいましたが、この程度では終われないと思います!

張作霖の時代の人間になると、多数の写真のみならず、映像も資料として残こされるようになってきます。 張作霖を神のごとく美化することにはあまりにも無理があるのではないか。 日本の明治初期までの群雄、あるいは西太后のように、写真が数枚残っているだけの<伝説>に対しては、作家の描写のちからにより、読者がどのようにも想像を膨らませることができると思うのですが。 昭和期からの歴史小説が少ないのは、このあたりの難しさも関係しているのかもしれません。

※「鋼鉄の公爵」の独白、違和感を感じました。 徐々に慣れはしましたが。

※ 龍玉ですが、「それを運ぶ役目の人間」というものを明確に定めてしまうのは如何なものか。 張作霖以降、中国の歴史がどう推移するのかは周知のことですので、次回作における張学良の<落とし所>を予告されてしまったようで、どうも残念でなりません。

※昭和天皇によりマンチュリアン・レポートの作成が命ぜられるわけですが、あれほどまでに明確に政治に関与していたとするならば、確実に戦犯になったと思います。 (著者は昭和天皇を暗黒の時代に抗する聖者、少なくとも賢者として描きたかったのでしょうが。) 昭和天皇との会話にはとにかく当時の状況の説明=情報を入れ込もうとする著者の作為があまりに強く感じられ、読んでいて強く違和感を感じました。

繰り返しになりますが、この素晴らしいシリーズを終わらせるのには十分ではない作品だと思います。 次回作での張学良の描き方、毛沢東の描き方について、読者の想像を良い意味で大きく裏切って頂きたいと思います。
マンチュリアン・リポート (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: マンチュリアン・リポート (講談社文庫)より
4062775042
No.7
(3pt)

これでは終われないはず!

『蒼穹の昴』からシリーズを全て読み終えた直後に本作の単行本が刊行されました。 文庫化にずいぶん時間がかかったように思えますが、何か特別な大人の事情があったのでしょうか? まさに首を長くして待ち続けた結果、期待が大きくなり過ぎました。 結果、実際に手にしてみると少しがっかりしたというのが正直な感想です。 この作品がシリーズ完結作だと勝手に思い込んでいましたが、この程度では終われないと思います!

張作霖の時代の人間になると、多数の写真のみならず、映像も資料として残こされるようになってきます。 張作霖を神のごとく美化することにはあまりにも無理があるのではないか。 日本の明治初期までの群雄、あるいは西太后のように、写真が数枚残っているだけの<伝説>に対しては、作家の描写のちからにより、読者がどのようにも想像を膨らませることができると思うのですが。 昭和期からの歴史小説が少ないのは、このあたりの難しさも関係しているのかもしれません。

※「鋼鉄の公爵」の独白、違和感を感じました。 徐々に慣れはしましたが。

※ 龍玉ですが、「それを運ぶ役目の人間」というものを明確に定めてしまうのは如何なものか。 張作霖以降、中国の歴史がどう推移するのかは周知のことですので、次回作における張学良の<落とし所>を予告されてしまったようで、どうも残念でなりません。

※昭和天皇によりマンチュリアン・レポートの作成が命ぜられるわけですが、あれほどまでに明確に政治に関与していたとするならば、確実に戦犯になったと思います。 (著者は昭和天皇を暗黒の時代に抗する聖者、少なくとも賢者として描きたかったのでしょうが。) 昭和天皇との会話にはとにかく当時の状況の説明=情報を入れ込もうとする著者の作為があまりに強く感じられ、読んでいて強く違和感を感じました。

繰り返しになりますが、この素晴らしいシリーズを終わらせるのには十分ではない作品だと思います。 次回作での張学良の描き方、毛沢東の描き方について、読者の想像を良い意味で大きく裏切って頂きたいと思います。
マンチュリアン・リポート (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: マンチュリアン・リポート (100周年書き下ろし)より
4062165007
No.6
(3pt)

これは微妙ですよ

蒼穹の昴からのファンで本作品を楽しみにしてました。

このシリーズをずっと愛読してた私にはずいぶんと感慨深いものがありましたが、
果たして、初めて本シリーズに触れる読者には多分よくわからないことが
たくさんあるだろうなと思いました。

機関車トーマスのように心をもつ機関車と、それに乗車する張作霖との交流や、
知ってるようで知らない爆殺に至る経緯や状況など、興味深いエッセンスが
盛り込まれていました。

全体を通してしんみりとした印象の本です。
マンチュリアン・リポート (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: マンチュリアン・リポート (講談社文庫)より
4062775042
No.5
(3pt)

これは微妙ですよ

蒼穹の昴からのファンで本作品を楽しみにしてました。

このシリーズをずっと愛読してた私にはずいぶんと感慨深いものがありましたが、
果たして、初めて本シリーズに触れる読者には多分よくわからないことが
たくさんあるだろうなと思いました。

機関車トーマスのように心をもつ機関車と、それに乗車する張作霖との交流や、
知ってるようで知らない爆殺に至る経緯や状況など、興味深いエッセンスが
盛り込まれていました。

全体を通してしんみりとした印象の本です。

マンチュリアン・リポート (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: マンチュリアン・リポート (100周年書き下ろし)より
4062165007
No.4
(3pt)

昭和の初めの”匂い”がしない…。

張作霖の爆殺事件の背後に潜む闇を探る陸軍中尉、志津邦陽。
 これが実は、天皇直々の密命による隠密調査なのだ。
 物語は、志津中尉から鳩山一郎内閣書記官長を通じて天皇宛に
出される満洲報告書(マンチュリアン・レポート)を軸に進んでゆく。
 張作霖の列車を引く英国製の機関車の数奇な運命、張作霖とともに
陪乗し、片足を吹き飛ばされた軍事顧問・吉永中佐などのサイド
ストーリーが重ね合わさり、事件の全貌が明らかになってゆく。

 簡単に書いてしまえば何て事もないストーリーなのだが、
これが浅田節になると、面白く読めるから不思議。

 しかし「支那」とか「ヒトマルサンゴ」とか、当時のことばや
軍隊用語を使ってはいるが、全体として物語に昭和の初めころの
雰囲気を感じない。
 「天切り松」などは時代感にあふれていたように思うが、
本書ではそんな、著者らしい時代感がないのが残念だ。
 最後の「終章」も設定に無理があるだろう。
 「渾身の書き下ろし」とは言い難いのでは…?
マンチュリアン・リポート (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: マンチュリアン・リポート (講談社文庫)より
4062775042
No.3
(3pt)

昭和の初めの”匂い”がしない…。

張作霖の爆殺事件の背後に潜む闇を探る陸軍中尉、志津邦陽。 これが実は、天皇直々の密命による隠密調査なのだ。 物語は、志津中尉から鳩山一郎内閣書記官長を通じて天皇宛に出される満洲報告書(マンチュリアン・レポート)を軸に進んでゆく。 張作霖の列車を引く英国製の機関車の数奇な運命、張作霖とともに陪乗し、片足を吹き飛ばされた軍事顧問・吉永中佐などのサイドストーリーが重ね合わさり、事件の全貌が明らかになってゆく。 簡単に書いてしまえば何て事もないストーリーなのだが、これが浅田節になると、面白く読めるから不思議。 しかし「支那」とか「ヒトマルサンゴ」とか、当時のことばや軍隊用語を使ってはいるが、全体として物語に昭和の初めころの雰囲気を感じない。 「天切り松」などは時代感にあふれていたように思うが、本書ではそんな、著者らしい時代感がないのが残念だ。 最後の「終章」も設定に無理があるだろう。 「渾身の書き下ろし」とは言い難いのでは…?
マンチュリアン・リポート (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: マンチュリアン・リポート (100周年書き下ろし)より
4062165007
No.2
(3pt)

最終作ではないと思いたい

蒼穹の昴に始まるシリーズの最新作。張作霖爆殺を題材にした話なので、
最低でも張作霖を主人公にした前作の中原の虹は読んでないとキツイ。

帯には確か「張作霖爆殺の真相を追う名ミステリー」的なことが書かれていたけど、
別に何の意外性もない、定説どおりの結論に落ち着くのでそういう物を求めて読む物ではないです。
なのでむしろ話は前作からの主人公張作霖の物語の決着と、共に破壊された機関車・龍鳳号や、
シリーズに登場したキャラクターのドラマといったものがメインです。

それらはそれらでシリーズのファンならばまぁまぁ面白いのですが、
やっぱり全体としては薄めの観が否めませんでした。
違うとは思いますが、もしこれがシリーズの最終作だとしたら残念です。
マンチュリアン・リポート (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: マンチュリアン・リポート (講談社文庫)より
4062775042
No.1
(3pt)

最終作ではないと思いたい

蒼穹の昴に始まるシリーズの最新作。張作霖爆殺を題材にした話なので、最低でも張作霖を主人公にした前作の中原の虹は読んでないとキツイ。帯には確か「張作霖爆殺の真相を追う名ミステリー」的なことが書かれていたけど、別に何の意外性もない、定説どおりの結論に落ち着くのでそういう物を求めて読む物ではないです。なのでむしろ話は前作からの主人公張作霖の物語の決着と、共に破壊された機関車・龍鳳号や、シリーズに登場したキャラクターのドラマといったものがメインです。それらはそれらでシリーズのファンならばまぁまぁ面白いのですが、やっぱり全体としては薄めの観が否めませんでした。違うとは思いますが、もしこれがシリーズの最終作だとしたら残念です。
マンチュリアン・リポート (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: マンチュリアン・リポート (100周年書き下ろし)より
4062165007