マンチュリアン・リポート (100周年書き下ろし)
発行日:2010年09月17日
出版社:講談社
ページ数:314P
あらすじ
爆殺――その朝、英雄の夢が潰えた。『中原の虹』完結から3年。剛胆にして繊細。優しくて非情。流民の子から馬族の長にのしあがり、ついには中国全土をも手に入れかけた稀代の英雄・張作霖の、壮絶なる最期。浅田次郎、14年ぶりの書き下ろし長編小説。昭和3年6月4日未明。張作霖を乗せた列車が日本の関東軍によって爆破された。一国の事実上の元首を独断で暗殺する暴挙に、昭和天皇は激怒し、誰よりも強く「真実」を知りたいと願った――。「事件の真相を報告せよ」。昭和天皇の密使が綴る満洲報告書。そこに何が書かれ、何が書かれなかったか。いま解き明かされる「昭和史の闇」。