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嘘と詐欺と異能学園3



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【この小説が収録されている参考書籍】
嘘と詐欺と異能学園3 (電撃文庫)

嘘と詐欺と異能学園3の評価: 7.00/10点 レビュー 1件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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(7pt)

嘘と詐欺と異能学園3の感想

シリーズ3作目。全3巻ものなので完結。

全3巻で完結。もともと3巻構成での企画ではなく、途中で打ち切られたかのような形での完結に思えました。舞台となる異能学園や敵との戦いの設定は、もっと広げられそうな余地があったため、そのように感じたのかもしれません。
ただし本作は、まとめ方が非常に巧みでした。主人公とヒロインの結末、仲間達や敵との関係性、異能学園へ乗り込んだ目的など、当初の目的や真相をスッキリ解決させている点は見事。要点が充実した『異能学園編』として楽しめたシリーズでした。著者の人気が高まればアニメ化も期待できそうな作品かと思います。

ラスボス戦のトリックは大技過ぎて、一般文芸のミステリ的に見ると、ちょっと成立するのか怪しい気がしますが、ライトノベルの世界観だからこそ成立する強引さとも言える気がします。が、、、その勢いも本シリーズの魅力としてアリかなという感覚で納得させた読書でした。主人公だけでなくヒロインの成長を感じられ、結果的には2人のバディものとしてとても良い物語でした。

また、本作のあとがきの著者コメントで「ミステリの書き方に自信がついたので、次回作はミステリを書きます。」というような文章があるのですが、それが2025年度の江戸川乱歩賞受賞に繋がっているのだと考えると、著者の強い意気込みが伝わってきた次第でした。異能バトルものとして楽しいシリーズでした。

1巻、2巻、3巻の主人公とヒロインのイラストについて。
巻を追うごとに、二人の表情や、距離感というか、雰囲気が関係性を見事に表しているのが、なんかいいなと思いました。

egut
T4OQ1KM0

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