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影法師の評価:
9.33/10点 レビュー 6件。 S ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点9.33pt
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
影法師の感想
感動する作品です。同じ生き方は時代的にも難しいが、こんな覚悟をもって生きたいと思える最高の作品ですね。
時代小説です。この作品、一言で言ってしまうと「生き様」タイトルからも想像できると思いますが、ある人物の「影」となって生きるということ。まさに光と影、相手に悟られることなく命をかけ影に徹したた究極の自己犠牲と言っていいでしょう。日本人が共感しやすい物語と言えると思いますが、これを現代の設定で描いたらどうだったでしょうか。私は「白夜行」の亮司を思い浮かべてしまいましたが、このようにどうしても黒さ、暗さがつきまとってしまうか、或いは、ちょっと嘘っぽいペラペラの薄い話にしかならなかったのではないでしょうか。「ここまで自己犠牲に徹し影の存在になる」という動機の点でも、この時代設定であればしっくり来ます。下流身分の下士ながらも、次男である自分よりも、という事でしょうか。現代人にはとても真似のできない生き様、というより厳しい時代でした、というしかないですね。このテーマの作品を読ませるならこの時代設定、という事なのでしょう。その時点で作者の勝ちですわ。時代小説を敬遠している人にでも十分楽しめる作品です。
これは泣けました。小説でこんな感情になったのは初めて。時代物は敬遠してましたが、これは良い。是非お勧めです。
感動です
主人公より彦四郎の友に対する義を貫き通した生きざまにただただ感動しました。現代の日本人に失われてしまった美徳がこの作品にはあります。
冒頭から主人公の竹馬の友磯貝彦四郎の死を知ったところからはじまる。剣豪であり、頭脳明晰であり、かつ人格も優れている彦四郎がなぜ不遇の死を遂げたのか。主人公の勘一は、あらゆる部分で自分より優れていた竹馬の友彦四郎に幼き頃助けれれ、勇気づけられ、生きる希望を与えられた。彦四郎を目標に、自らの夢に向かって下級武士から上り詰めようと必死にあがいていく。壮絶な大河ドラマを見ているような迫力で、ラストでの驚愕の事実までまったく目を離させない筆力がある。読み終わった後、影法師のタイトルを見るとグっとくる!ただ、文庫本にだけある袋とじページは、正直なところなくてもよかったと思う。(うすうす気づいてはいたが、読んだあと若干しらけてしまう。。。)
感動する作品です。
同じ生き方は時代的にも難しいが、こんな覚悟をもって生きたいと思える最高の作品ですね。