新作ホラー小説の構想に悩む作家の元に、ある電話がかかってくる。

弟切草…その花言葉は『復讐』。ゲームデザイナーの公平は、恋人奈美とのドライブで山中、事故に遭う。

村人たちはそれぞれに凶器を握り締めた。「屍鬼」を屠る方法は分かっていた。

爆発的なヒットとなった、ゲームドラマ『弟切草』から三年。

恋人を殺された女子大生の有沙は、自分の手で犯人を突き止めて復讐するために、二人の女、融と菜つみを京都旅行に誘い出す。

その島は風車と風鈴に溢れ、余所者には誰も本当のことを話さなかった―作家葛木志保が自宅の鍵を預け失踪した。

帝都・東亰、その誕生から二十九年。夜が人のものであった時代は終わった。

ラストまで一気読み! 間違い誘拐の真相は? あなたはきっと騙される―― 二転三転する事件の裏に隠された、瞠目のトリック。

高時給バイトの募集を見て、明け方の銀座にやってきた孝介。

「頼子が死んだ」。

早朝の教室で、高校生中町圭介は死んでいた。コピーの遺書が残り、窓もドアも閉ざしてある。

首を切り取られた石膏像が、殺人を予告する―著名な彫刻家・川島伊作が病死した。

冷えきった夫婦関係の憂さ晴らしでバッティング・センターへ出かけた省平に、男が声をかけてきた。

「何だこの映画は!?これではまるでちがう!」―我に返ると、「私」は白昼の渋谷に立っていた。

売れっ子ライター・虻原がマンションから転落死した。その建物にはかつて虻原が所属していた劇団の主宰者が住んでいた。

2058年4月、上海大学で20世紀の探偵小説を研究していたユアン・チンルウは、国家科学技術局から呼び出される。