浮雲心霊奇譚 火車の残花
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浮雲心霊奇譚 火車の残花の総合評価:
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旅の道中、怪奇事件を、浮雲と歳三達が解決していきます。 歳三目線の展開は、今までと異なって、歳三さん自身が視えて、面白かったです。 この先の道中で、歳三が狼になるのか、どんな事件が起きるのか、才谷はまた登場するのか、次巻以降も楽しみです。 | ||||
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それだけを知りたくて読んできた。 新選組に龍馬で「え!!」「はぁ?」って感じだけども彼等を登場させた理由にも意味があるんですよね。綺麗にまとめて終わらせてくれると信じてるし期待します。 眼のルーツに触れず、理由も起源もないよってのだけはナシの方向でお願いします。 何かあるから書いたはずだもの……山猫とかもあるから大変そうですが無理せず刊行して下さい。 | ||||
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ストーリーはいつもの如く面白く、一気に読みました。京都に向かう浮雲と、 歳三の道中の序盤というか、道中プロローグ的な話ですね。ただ今回、歳三 が剣を振るうようになった成り行きが語られましたが、なんか名前負けしそ うな人斬り設定であり、武士の出でも無いのに腕が立つというのも不自然で、 読後が良くなかったです。今後浮雲との繋がりも語られると思いますが、や んごとなき身分の浮雲とは、否応なく従うことになる話になることを望ます。 | ||||
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冒頭から浮雲は京に向かう旅の途上、唯一の同伴者が土方歳三である。なので、シリーズお馴染みの呉服屋のボンボン・八十八や武家娘・伊織などは出てこない。むしろ、それで物語はすっきりして、ストレスの種がなくなった。私はどうも八十八というキャラクターに共感できないのだ。心根優しく困っている者を見捨てて置けないのはよいとして、当の本人は臆病者で腕っぷしも弱く、かと云って特に知恵が回るでもなし。そんなわけだから、結局毎度、浮雲を厄介事に引きずり込んで代わりに解決して貰っているとしか見えない。「で、お前は何をしたんだよ」と…。 今回の怪異の元は「火車」である。本来は葬式や墓場から亡骸を奪う妖怪なのだそうだが、本作の火車は文字通り人を火だるまにして焼き殺す。で、浮雲が暴いてみせたその正体は…? はっきり云って、この謎解きはかなり拍子抜け。バカミスとは云わないまでも、人を黒焦げになるまで焼くのは大変な作業だし、まして江戸時代だぞ。死体にチャチャッと油をかけて火をつけたところで、丸焼けにできるものか? ちょっと無理そうだ。 以上の通り本筋のお話はパッとしないのだが、それを補って余りあるのが土方歳三の描写である。本作での土方歳三は人と斬り結びたいという内心の衝動に繰り返し悩まされ、旅先で知り合った正体不明の田舎侍・才谷梅太郎にもその心の闇を看破されて狼狽える醜態をさらしている。でも、いいじゃないか。取り澄ました薬売りを装っているより遥かに魅力的なキャラクターになってるぞ。実際、後には “ヒトごろし” であり、“鬼と呼ばれた男” だ。ちなみに、本作ではまだ伏せてあるが、才谷梅太郎というのが坂本龍馬の変名の一つであるのは公知のこと。これは今後の展開が楽しみになってきた。 | ||||
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