国連制圧
- オプ・センターシリーズ (12)
- 人質 (101)
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この物語でテロリストが占領するのが、国連でなく国会議事堂だったら・・・。おそらく人質が2人ばかり犠牲になり(子供は無事)、犯人は2億5000万ドルをせしめて逃走か?小説ではそうならないところが、まさにアメリカの正義なのでしょう。それにしても、娘を人質にとられたフッドはともかくとして(むしろフッドは、娘の救出とオプ・センター長官としての使命は同じくらい重要視している)、仲間すべてがフッドの娘救出を最優先事項として行動するところにも興味を惹かれました。強行作戦に最後まで反対した国連事務総長でさえ、個人的理由はまったく非難せず、むしろ娘を危険な目にあわせたということを非難の対象としています。ストーリーの展開としては、父親の娘に対する愛を描いたものではなく、国連という特殊な場所をめぐる司法権の問題や、テロリスト対策のピットフォールを描いた作品なので、少し違和感を感じました。ただ、テロリスト側、オプ・センター側相互について、刻一刻と変わる状況が緻密に描かれており、一気に読まされてしまう内容でした。 | ||||
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国連に立て篭もったテロリストに対し、国連事務総長はあくまで対話を試みる。だが、テロリストは一切聞く耳を持たず、決められた時間ごとに人質を殺していく。主人公フッドは、人質となった娘を救うため突入作戦を企てるが、事務総長は反対する。国連は海外の領土であり、アメリカは手出しができない。 テロリストにもあくまで対話による説得の可能性を信じつづける事務総長は、アメリカの強行作戦を「野蛮」と非難する。人質を救出するという結果の問題ではない、方法の問題である、と。 劇中に登場するソルジェニーツィンの言葉が、印象的だ。 「客観的な法の基準を持たない社会は悲惨だが、法以外に判断の基準をもたない社会も悲惨である」 | ||||
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