(短編集)

夏目家順路

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種別
短編集
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あらすじ

2013年04月10日 夏目家順路 (文春文庫)

いつもだいたい機嫌がよろしい元ブリキ職人の夏目清茂・七十四歳。ある日清茂は若い友人とスナックで一杯やっていたところ突然脳梗塞の発作を起こし、昇天。その死を悼む娘・息子、遠い昔に別れた元妻、そしてさまざまな友人・知人たち…。清茂の葬儀を中心にいくつもの人生が追憶と回想の中で交差する。(「BOOK」データベースより)

評判

夏目家順路の評価:

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夏目家順路の総合評価:

6.40/10点 レビュー 5件。

感想一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.5
(4pt)

葬儀の場で多くの人が自然に涙を流す愛すべき素直な良い人でしたね。

七十四歳で生涯を閉じた元ブリキ職人の夏目清重の死を悼む多くの人々の人生模様を描く朝倉かすみさんの心に沁みる家族小説の感動作です。昭和十年の元日に生まれた清重さんは確かに不器用で聡明ではありませんでしたね。ルールをよくは知らない草野球チームの監督で「テンマリ叩け」と言われたら皆笑っちゃいますよね。叶わなかったけど問題児のトッチが大人になり立派になった姿を見せてあげたかったな。元妻かず子は知的な男に惚れて離婚せざるを得なかったのが誠に不運でした。葬儀の場で多くの人が自然に涙を流す愛すべき素直な良い人でしたね。
夏目家順路 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 夏目家順路 (文春文庫)より
4167856018
No.4
(4pt)

葬儀の場で多くの人が自然に涙を流す愛すべき素直な良い人でしたね。

七十四歳で生涯を閉じた元ブリキ職人の夏目清重の死を悼む多くの人々の人生模様を描く朝倉かすみさんの心に沁みる家族小説の感動作です。昭和十年の元日に生まれた清重さんは確かに不器用で聡明ではありませんでしたね。ルールをよくは知らない草野球チームの監督で「テンマリ叩け」と言われたら皆笑っちゃいますよね。叶わなかったけど問題児のトッチが大人になり立派になった姿を見せてあげたかったな。元妻かず子は知的な男に惚れて離婚せざるを得なかったのが誠に不運でした。葬儀の場で多くの人が自然に涙を流す愛すべき素直な良い人でしたね。
夏目家順路 Amazon書評・レビュー: 夏目家順路より
4163296506
No.3
(4pt)

静かにズシリと来ました。

母の勧めで読んだ作品。故人的に「悪女について」のような「周囲の人間に語らせてひとりの人物像を浮かび上がらせる手法」が好きなせいもあると思いますが、故人の人格と故人を思う人の人格が重なりあって、じわじわあぶり出される感じはけっこうよかった。人は知らないうちに人に影響を与え、与えられ、誰かの長所が誰かの短所になり、そのまた逆もあり。そういう不確かさと、どんなに強い感情も時とともに薄れていくが、オリのようなものは残る。という確かさみたいなのを感じて、ズシリとくるものがありました。でも、外の男に走る女の人が、ただの好色に見えてしまったのは残念だったかな。理屈ではないというのはわかるんですが。
レビューを開いたら意外に低評価で、他の作品はもっと面白いのか〜と今から楽しみです。
夏目家順路 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 夏目家順路 (文春文庫)より
4167856018
No.2
(4pt)

静かにズシリと来ました。

母の勧めで読んだ作品。故人的に「悪女について」のような「周囲の人間に語らせてひとりの人物像を浮かび上がらせる手法」が好きなせいもあると思いますが、故人の人格と故人を思う人の人格が重なりあって、じわじわあぶり出される感じはけっこうよかった。人は知らないうちに人に影響を与え、与えられ、誰かの長所が誰かの短所になり、そのまた逆もあり。そういう不確かさと、どんなに強い感情も時とともに薄れていくが、オリのようなものは残る。という確かさみたいなのを感じて、ズシリとくるものがありました。でも、外の男に走る女の人が、ただの好色に見えてしまったのは残念だったかな。理屈ではないというのはわかるんですが。
レビューを開いたら意外に低評価で、他の作品はもっと面白いのか〜と今から楽しみです。
夏目家順路 Amazon書評・レビュー: 夏目家順路より
4163296506
No.1
(2pt)

朝倉さんらしさが薄いかも……

作者が体験した葬式の段取りを元に一本小説をでっち上げたと言う印象。もっとも小説部分は悪くない。が、最高でもない。両親と早くに別れた隠居ブリキ屋の主人公と、それを取り巻く人間関係が、ワザモノ朝倉にしては幾分普通っぽく描かれている。浮気され、離婚した妻、娘(姉)と息子(弟)、とその連れ合い、若い頃にかかわった近所の高校生、引退してから関わったスナックのママたちや、息子とほぼ同年代のシステムエンジニアからの視点と構成は重層的だ。
 妻と娘の重ね合わせ方などは井上荒野風かもしれない。
 珍しくないかもしれないが、特殊な女の情感と、男の死を利用したずるさの表現は吉田修一風かもしれない。
 まとめれば、朝倉らしさが低く感じれたということか? それとも、こちらが慣れてきただけなのか?
夏目家順路 Amazon書評・レビュー: 夏目家順路より
4163296506

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