ミステリクロノ3
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突然冷淡になった慧に疎外感を覚えた真里亜は、家出してしまう。 しかし、そんな真里亜を、資産家である小布院の身内と勘違いした 二人組の男が誘拐し、身代金がわりにクロノグラフを要求してきた。 しかも、真里亜の身には、何者かによって、“時間退行”のクロノグラフ 『リグレスト』が取り付けられていたため、凄まじい速さで幼児化しており、 最終的には、肉体が消滅してしまうという。 果たして慧たちは、誘拐犯から真里亜を救出し、リグレストを解除できるのか……? タイムリミットが設けられた誘拐ミステリとして、なかなかよく出来ている本作。 「プロローグ」で、いきなり“真里亜救出の場面”を描くという、企みに 満ちたトリッキーな構成にも、思わずニヤリとさせられてしまいます。 本作では、誘拐犯との駆け引きに加え、真里亜にリグレストを取り付け、それ を解除できる〈鍵〉を所持した人物は誰か? という謎が主眼になるのですが、 後者のフーダニットはバレバレ。ただし、解除のハウダニットは冴えています (メタレベルの存在である三田るちやの扱いが若干ご都合主義的ですが周到)。 誘拐犯がクロノグラフをあっさり受け容れ、異様なほど高い理解力を示すのが いささか不自然ではありますが、めくじらを立てるほどのものでもありません。 さて、本シリーズは本巻以降、長らくの中断状態。まだ出て来て いないクロノグラフが四つあり、未回収の伏線も残されています。 再開がいつになるのか(そもそもあるのかw) わかりませんが、気長に待ちたいと思います。 | ||||
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2巻の真犯人ともいうべき人物の姿から我が身を省みて阿部真理亜への態度を冷たくした遥海慧。突然の彼の変貌に混乱した真理亜は、遥海家を出て行くことを決心する。ところが、折悪しく、真理亜を小布院の関係者と勘違いした誘拐犯と遭遇、誘拐されてしまう。さらに加えて、いったいいつつけられたのか、真理亜の首には、装着した人間の成長を装着時間の自乗倍で巻き戻してしまうクロノグラフ・リグレストがあった。 真理亜消滅まで48時間という時間制限の中、誘拐犯の潜伏場所捜索&リグレストの鍵を持つ人物捜索という2つのタスクをこなさなければならない。刻々と過ぎ行く時間。例え真理亜の居場所が分かっても、鍵がなければリグレストをはずすことができず、真理亜は消滅してしまう。起死回生の一手はあるのか? 三田ルチアと慧の祖父が知己だったという事実が分かったり、3巻まで積み重ねてきた設定が生きてきたりして、物語の世界が広がっている感じがする。それだけに、未だに続編が出ないのは残念でならない。 | ||||
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外見女子高生だけど中身は幼女、といういろんな意味でヤバいヒロインが今回は営利誘拐されちゃう話。 今時の日本で営利誘拐とか言い出す犯人は相当頭悪い訳ですが、それに引っ掛かった上に簡単に秘密をゲロっちゃうヒロインやそれを放置してた主人公も物凄く頭悪くて、結果的に本書の前半は登場人物全員目を覆う程頭悪い描写しか出て来ない。正直どうしようかと思いました。 それが後半では一転。ヒロイン救出と事件の解決を図る主人公サイドが今度は超絶的に頭が良くて、物凄い緻密さと切れ味で犯人を追い詰め、話を鮮やかにひっくり返してしまいます。 作者にしては薄手の本ですが、多分この前半と後半のギャップが凄過ぎたのが原因でしょう。そんな訳である意味うまいことまとまった話だと思いますが、全体としては一体どう評価したもんだか困ってしまう珍品。 | ||||
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