インモラル
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インモラルの総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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大人のサスペンスとして読み応えはあります。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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国際ミステリ愛好家クラブのマカヴィティ賞最優秀新人賞受賞作にして、世界17ヵ国で出版されているサスペンス小説の話題作です。本書は600頁を超える大作で、アメリカの家庭崩壊・警察捜査・法廷場面・恋愛小説と盛り沢山の要素を詰め込んだ贅沢な内容となっています。 17歳の女子高校生レイチェルは淫らな肢体を武器に男を虜にする妖婦のような少女であったが、ある夜忽然と姿を消してしまう。ミネソタ州ダルースの町では14ヵ月前にも少女ケリーの失踪事件があって未解決のままであり、変質者による連続殺人事件の可能性が取り沙汰される。ダルース警察のストライド警部補は、レイチェルの家庭を捜査し、前夫を亡くした妻エミリーと娘の険悪な親子関係と、現在の義父グレイムが娘と肉体関係にあったという情報を得る。レイチェルのブレスレットが町の外れの納屋で見つかり、血痕などの証拠が集まって遂に義父グレイムが殺人容疑で逮捕される。やがて開廷された裁判で、老獪な弁護士の術策によってグレイムは無罪を勝ち取ったかに見えたのだが・・・・。 ストライド警部補の個人的側面として、過去に病気で妻を亡くしたトラウマを抱えていた所へ、捜査の過程で知り合った女教師アンドレアと愛し合い結婚するエピソードが描かれます。彼女も問題を抱えており、結局この関係は最後に破綻してしまうのですが。後半ラスベガスに舞台を移してから事件は動き始め、一気に解決に向います。どんでん返しの連続ですが、この展開は最初から丁寧に読んで行けばある程度予想がつきます。真犯人は意外な人物ですが、読者には推理しようがありません。関係者が死者となっていて刑事の推測に頼らざるを得ない構成が残念です。ミステリーとしては不満の残る内容ですが、丹念に書き込まれた人間ドラマや魅力的な脇役の活躍、エロティックな描写と読み所の豊富なサスペンスの収穫です。 | ||||
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国際ミステリー愛好家クラブのマカヴィティ賞最優秀新人賞受賞作にして、世界17ヵ国で出版されているサスペンス小説の話題作です。本書は600頁を超える大作で、アメリカの家庭崩壊・警察捜査・法廷場面・恋愛小説と盛り沢山の要素を詰め込んだ贅沢な内容となっています。 17歳の女子高校生レイチェルは淫らな肢体を武器に男を虜にする妖婦のような少女であったが、ある夜忽然と姿を消してしまう。ミネソタ州ダルースの町では14ヵ月前にも少女ケリーの失踪事件があって未解決のままであり、変質者による連続殺人事件の可能性が取り沙汰される。ダルース警察のストライド警部補は、レイチェルの家庭を捜査し、前夫を亡くした妻エミリーと娘の険悪な親子関係と、現在の義父グレイムが娘と肉体関係にあったという情報を得る。レイチェルのブレスレットが町の外れの納屋で見つかり、血痕などの証拠が集まって遂に義父グレイムが殺人容疑で逮捕される。やがて開廷された裁判で、老獪な弁護士の術策によってグレイムは無罪を勝ち取ったかに見えたのだが・・・・。 ストライド警部補の個人的な側面として、過去に病気で妻を亡くしたトラウマを抱えていた所へ、捜査の過程で知り合った女教師アンドレアと愛し合い結婚するエピソードが描かれます。彼女も問題を抱えており、結局この関係は最後に破綻してしまうのですが。後半ラスベガスに舞台を移してから事件は動き始め、一気に解決に向います。どんでん返しの連続なのですが、この展開は最初から丁寧に読んで行けばある程度予想がつくでしょう。真犯人は意外な人物ですが、読者には推理しようがありません。関係者が死者となっていて刑事の推測に頼らざるを得ない構成が残念です。ミステリーとしてはやや不満な点はある物の、丹念に書き込まれた人間ドラマや魅力的な脇役の活躍、エロティックな描写と読み所の豊富なサスペンスの収穫だと思います。 | ||||
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伏線がいたるところにちりばめられ、結末にあっと驚かせられます。 前半は主人公の警官ストライドも苦労していたように、パズルのピースが集まらないままモヤモヤと進みます。行方不明となった女子高生レイチェルの背後にあるインモラルな事情が明らかになってきます。 他の方も仰っているように後半はジェットコースターです。 是非とも読んでもらいたいです。 タイトルがインモラルだけに衝撃的な人間関係。作者が目指したセクシーなサスペンスは達成できてます。結末は文句なしです。 次作strippedでもストライドとセリーナが活躍するみたいですね。 個人的には(作者が)露骨な描写にこだわりすぎてる印象を受けました。もうちょっと心情に迫ってくれたらより面白くなったと思います。 ストライド、マギーの忠告は聞いたほうが良いよ。 | ||||
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読み進んでいく半分まではテンポがゆっくりでどうということないのに、ある殺人からまさにジェットコースターに乗ったような展開、一粒で二度おいしい。読者は作者のマジックにかかりいっ気読み必須、楽しませてくれます。考えられないような人物が犯人なんて。綿密な構成にも感心しました。次回作待ちきれない。今度はどうしてくるのかな。 | ||||
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国際ミステリー愛好会クラブのファン投票で選ばれる、マカヴィティ賞の’06年度、最優秀新人賞受賞作。 文庫の帯に、ファンであるジェフリー・ディーヴァーとマイクル・コナリーによる賞賛のコメントがあったので、惹かれて読んでみた。 アメリカ中北部のミネソタ州。そのさらに北部で、スペリオル湖に面した地方都市ダルースが最初の舞台。ある日、ここでセクシーな女子高生レイチェルが失踪する。一年半ほど前にも別の少女が姿を消すという事件が起きていた。これらの事件は関連があるのか。ダルース警察のストライドは捜査を始める。やがて彼は、レイチェルの義父を逮捕し起訴するが、その裁判で悲劇が起きる。 月日は流れて3年後、欲望と歓楽の街ラスヴェガスに舞台を移して、再び事件が起こり、ストライドや、事件の関係者一同に再び悪夢が・・・。 フリーマンの日本語版著者あとがきの惹句によると、「本書には、サスペンス/スリラーを好む読者の誰しもが求める要素が備わっているとわたしは自負している。つまり、心をぐいとつかむドラマ、魅力的なヒーローと悪役、そして最初から最後まで、ページをめくるのがもどかしいほどの意外な展開だ。」とあるが、リーダビリティーは確かに認めるけれども、ストライドが誰とも簡単にヨロしくなったりして、ストーリー運びやひとつひとつのエピソード描写の軽さは否めない。本書は、アメリカ版2時間ドラマといったところだろうと思う。 | ||||
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