スナップ・ショット

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種別
長編
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あらすじ

2000年07月19日 スナップ・ショット (集英社文庫)

十数年前、本書を読んだ時、クィネルはベトナム戦争に従軍歴がある人物だと思っていた。従軍特派員やカメラマンの生態が、実に生々しく描写されていたからだ。当時、覆面作家だったが、この推測は間違いないと思っていた。実は60年代初め、香港で貿易の仕事をやり、ベトナムにもよく足を運んでいた経歴が明され、私の推論は間違いであることがわかった。一枚のスナップ写真に命を賭けたカメラマン!そして、彼の密命とは?巨匠が大胆に描くスパイ冒険小説。(「BOOK」データベースより)

評判

スナップ・ショットの評価:

0.00/10点 レビュー 0件。 B ランク

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スナップ・ショットの総合評価:

8.57/10点 レビュー 7件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.7
(4pt)

史実からネタをとったユニークな諜報小説

A.J.クィネルの小説として、「燃える男」「ヴァチカンからの暗殺者」などと並んで、よくできた物語だと思います。1981年のイスラエルによるイラクの原子力発電所の爆撃という史実の裏に、こんなことがあったのかもしれない、と思わせる物語です。ただ、他のレビュワーでも書かれている方がいるように、当時もそうだったようですが、今でも、手放しでイスラエルに正義があったとは言いにくいと思います。
 本書の良さは、当時の世界的な政治情勢を使って、ベトナムから中東へと舞台を移しながら、ユニークなストーリーを構築している点です。人物造形もそれに見合って、若干強烈な面もありますが、全体的には良くできていて、ここが本書の読みどころだと思います。このストーリーと人物造形がからみあって、最後には独特の高揚感を感じました。
 また、イスラエルのスパイになった登場人物たちが、巻き込まれていきながらも、強い意志を持って行動するのが、「燃える男」のクリーシィを思わせます。これがクィネルの小説に共通して感じる良さの1つなのだろうと思います。
 大熊榮氏の訳も良いと思います。ただ、ヒロインの言葉遣いが、人物像を造る目的か、少し他の登場人物とは異なる調子にしていることなど、今となっては若干古めかしく感じる点もあります。現実の事件が歴史的な検証や評価を受けて、その後に本書を改訳してまで出し直す意義があるかどうかは疑問ですが、ただ埋もれてしまうのはスパイ小説として惜しい気もします。
スナップ・ショット (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: スナップ・ショット (集英社文庫)より
4087603849
No.6
(4pt)

史実からネタをとったユニークな諜報小説

A.J.クィネルの小説として、「燃える男」「ヴァチカンからの暗殺者」などと並んで、よくできた物語だと思います。1981年のイスラエルによるイラクの原子力発電所の爆撃という史実の裏に、こんなことがあったのかもしれない、と思わせる物語です。ただ、他のレビュワーでも書かれている方がいるように、当時もそうだったようですが、今でも、手放しでイスラエルに正義があったとは言いにくいと思います。
 本書の良さは、当時の世界的な政治情勢を使って、ベトナムから中東へと舞台を移しながら、ユニークなストーリーを構築している点です。人物造形もそれに見合って、若干強烈な面もありますが、全体的には良くできていて、ここが本書の読みどころだと思います。このストーリーと人物造形がからみあって、最後には独特の高揚感を感じました。
 また、イスラエルのスパイになった登場人物たちが、巻き込まれていきながらも、強い意志を持って行動するのが、「燃える男」のクリーシィを思わせます。これがクィネルの小説に共通して感じる良さの1つなのだろうと思います。
 大熊榮氏の訳も良いと思います。ただ、ヒロインの言葉遣いが、人物像を造る目的か、少し他の登場人物とは異なる調子にしていることなど、今となっては若干古めかしく感じる点もあります。現実の事件が歴史的な検証や評価を受けて、その後に本書を改訳してまで出し直す意義があるかどうかは疑問ですが、ただ埋もれてしまうのはスパイ小説として惜しい気もします。
スナップ・ショット (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: スナップ・ショット (新潮文庫)より
4102205012
No.5
(4pt)

やっぱり、がんばれクリーシィ。

クイネルらしい構成で、やはり面白い。
マンガーとルースがよくできている。人物設定がよい。
ウオルターという男のもつ感覚が、実にバランスがとれている。
こういう仕事には、うってつけである。

イスラエルとイラクという世界は、明らかにありうる話で、
それを具体的に描き出していることに面白さがある。
フィクションと事実の間に沈んでいることが、実にうまく描き出してある。

プロフェッショナルは、何かをきちんと整理している。
スナップ・ショット (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: スナップ・ショット (集英社文庫)より
4087603849
No.4
(4pt)

やっぱり、がんばれクリーシィ。

クイネルらしい構成で、やはり面白い。
マンガーとルースがよくできている。人物設定がよい。
ウオルターという男のもつ感覚が、実にバランスがとれている。
こういう仕事には、うってつけである。

イスラエルとイラクという世界は、明らかにありうる話で、
それを具体的に描き出していることに面白さがある。
フィクションと事実の間に沈んでいることが、実にうまく描き出してある。

プロフェッショナルは、何かをきちんと整理している。
スナップ・ショット (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: スナップ・ショット (新潮文庫)より
4102205012
No.3
(5pt)

女性の精神的な強さ

主人公はたぶん、男性の天才カメラマン。でも、その天才カメラマンの夫人となる女性の強さに惹かれる。「目」より傷つき、「目」により癒される。その「目」は別々の人間の目だが、どちらも女性。誰かの後者の「目」になりたいと思う。
スナップ・ショット (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: スナップ・ショット (集英社文庫)より
4087603849

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