レビュー一覧
梁山泊 さんのレビュー一覧
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
「死刑制度」という重いテーマを「加害者」「被害者」「執行者」の立場、視点から描いてます。
この作品を読まないと一生知りえなかったような事柄も多く、自分にとってもいい勉強をさせてもらったと思っています。
現在の法制度のいたらぬ点、死刑制度の在り方について考えさせられます。
死刑制度は果たして是か否か。
この作品の一つのテーマにもなっているとは思いますが、作者は一方に肩入れした立場を取る事なく、絶妙なバランスで描いています。
個人的に、更生の余地のない犯罪者を死刑に処する事は、至極当然だとは思っています。
この作品を読んだ後もその考えに変わりはありません。 ですが、そんな単純なものではないのだと思い知らされました。
刑務官が死刑執行をするシーンが、臨場感たっぷりに描かれていました。
これまで刑務官の事など考えた事もなかったし、彼らの苦悩が痛いほど伝わってきて、読んでいていたたまれない気分になりました。
強烈に印象に残りました。
残された人間(家族)の苦悩も、読んでいて辛かった。
人間一人を殺してしまうとはどういう事なのか、心の奥底まで響きました。
ラストは、ハッピーエンドとはいきませんでしたが、みんなが少しずつでも救われた、成長できた、新しい一歩を踏み出せたという感じがして凄く良かった。
お薦めします。