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青と碧 さんのレビュー一覧

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書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.83pt

レビュー数6

全6件 1~6 1/1ページ

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No.6:
(10pt)

期待通り!!

シリーズ最高傑作と謳われている通り、パンパンに膨らんだ期待を裏切りません。舞台が北朝鮮というのも怖いもの見たさな感情を揺さぶりますね。映像化は難しいと思うけど、桑原=北村、二宮=濱田(ドラマ化された時、北村一輝はピッタリきたけど、濱田岳ってどうなん?って。ちょっと二宮の印象が変わってしまったが、これはこれで味がある)コンビの大暴れ、観たいなぁ。
国境 (講談社文庫)
黒川博行国境 についてのレビュー
No.5:
(9pt)

はじめまして疫病神!

いやぁ…こんなにハマったご本も久しぶり!。桑原二宮コンビ、イイ味付けです。軽妙なトーク合戦はクセになります。内容の方も興味深くて取材力の高さに驚かされるし、二転三転する展開で飽きることなく終盤まで突っ走れます。このシリーズにぞっこんラブです。
疫病神 (新潮文庫)
黒川博行疫病神 についてのレビュー
No.4:
(9pt)

空飛ぶ馬の感想

「私」と探偵役の噺家春桜亭円紫師匠シリーズ第一作。扉の宮部みゆき氏推奨の言葉がすべてを語ってくれている。導きに使われる「落語」の使い方もお見事。丁寧に描かれる心情や背景、一語一語噛みしめながら読む。「この一文を逃したばっかりに、最後まで謎が解けなかったぁ」的な物が好きなので、まんまとハマってしまった。次作も期待!。
空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)
北村薫空飛ぶ馬 についてのレビュー
No.3:
(10pt)

四つの終止符の感想

著者、西村京太郎に関しては、まったくのノーマーク、手に取る傾向の作家ではなかったのですが、ある書評を目にしたことをきっかけに、またタイトルに惹かれたこともあり、ぜひ読んでみたいと思いました。名作です。ミステリーと純文学両面を併せ持つ文学作品です。好きな作家や書評を頼りに吟味して選んだ本でも、10冊のうち1冊は‘失敗’に当たってしまうなんてことはよくあるけれども、100冊快読しても、手元に置いておきたいと思える本に出合うことは稀です。いわんや推理小説やミステリーに於いてそれを期待するのは、得てして妙な考えというものかもしれません。犯人とトリックが解かっているのに再読する気になるなんて…です。それだからこそ、この分野で再読したい、手元に置いておきたいと思わせる作品に出会うということは貴重な体験であるといえるのではないかと感じています。

▼以下、ネタバレ感想
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四つの終止符 (講談社文庫 に 1-8)
西村京太郎四つの終止符 についてのレビュー
No.2:
(7pt)

立場が違えば正義も変わる。

クライマックスでの刑事部と公安部の攻防戦は、やられたらやり返す、意地の張り合い、痴話喧嘩みたい。この内部紛争、国家の為という大義名分を掲げているだけにタチが悪い。疲れる。が、淀みなく読ませる文章力のおかげで、ページを繰る手は止まらなかった。最近、『これでも作家なのねん』と思ってしまうような、ぶつ切りの、接続の悪い文章を目にすることも少なくないので…。内容以前に、読んでて『?』を感じさせないしっかりした文章力を持った作家の作品は、安心して読み進められる。
血の轍
相場英雄血の轍 についてのレビュー
No.1:
(8pt)

なんとなく手に取り…

なんとなく読み始めた本ではありますが、結構夢中になりました。ある程度人生経験を積んだ人にとっては、感慨深い本だといえるかもしれません。シチュエーションは違えど、自らの過去や思いに重ね合わせながら読み進めることができたので…。書評は様々ですが、自分的にはミステリー要素もあって、先の展開が気になり、第3部まで早いペースで読み終えました。
ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編 (新潮文庫)