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青と碧 さんのレビュー一覧

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レビュー数2

全2件 1~2 1/1ページ

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No.2:
(7pt)

立場が違えば正義も変わる。

クライマックスでの刑事部と公安部の攻防戦は、やられたらやり返す、意地の張り合い、痴話喧嘩みたい。この内部紛争、国家の為という大義名分を掲げているだけにタチが悪い。疲れる。が、淀みなく読ませる文章力のおかげで、ページを繰る手は止まらなかった。最近、『これでも作家なのねん』と思ってしまうような、ぶつ切りの、接続の悪い文章を目にすることも少なくないので…。内容以前に、読んでて『?』を感じさせないしっかりした文章力を持った作家の作品は、安心して読み進められる。
血の轍
相場英雄血の轍 についてのレビュー
No.1:
(8pt)

なんとなく手に取り…

なんとなく読み始めた本ではありますが、結構夢中になりました。ある程度人生経験を積んだ人にとっては、感慨深い本だといえるかもしれません。シチュエーションは違えど、自らの過去や思いに重ね合わせながら読み進めることができたので…。書評は様々ですが、自分的にはミステリー要素もあって、先の展開が気になり、第3部まで早いペースで読み終えました。
ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編 (新潮文庫)