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京都「龍馬逍遥」憂愁の殺人
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京都「龍馬逍遥」憂愁の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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2010年5月に発売されてすぐに購入し一気に読みました。期待通りの仕上がりで満足しています。『名探偵・星井裕の事件簿』シリーズの第8作にあたります。 今年の大河ドラマの龍馬を取り上げたタイムリー性と、知られざる京都を紹介するガイドブックの両方の魅力が本書の価値を高めています。三条大宮の南西にあたる位置にある「武信稲荷神社」が登場します。京都人が知らないのはもとより、幕末の史跡の紹介本にもほとんどでてこない穴場です。以前は鬱蒼とした樹木に囲まれたミステリアスな趣がありましたが、近年整備され、樹齢850年の檜の見事さが伝わる神社で、ここを登場させたところにまず本書の魅力があるでしょう。六角獄舎のすぐ近くですからその紹介本としての価値もあります。また別のシーンでは、植治こと小川治兵衛の岡崎の庭も登場し、京都旅情を盛り上げていました。 割烹の「馳ひろ」、焼肉の「広」、「鶏初鴨川」などの名店や、大宮三条近くの「更品」、毎回登場する「割烹はら多」、「美食悦楽 四季」、「京楽スタンド」、スパーリングワインのガブ飲みができる「WALAKU」、星井裕の定宿となった「AMAホテル京都」、放送局の「KBR京都」などが、微妙に名前を変えて登場しています。いずれも個性のあるお店ですので、様々な楽しみが同時に得られる小説となっていました。 構成は、毎回巧みで読ませます。京都の旅をしている気分に浸れるでしょう。知られていない観光情報も記してあり、ミステリーですが旅情感が勝る内容でした。 ミステリーですから中身は書けませんので控えます。犯人への視線は温かく、作者の人柄が反映されているからこそ読み続けているのです。 | ||||
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2010年5月に発売されてすぐに購入し一気に読みました。期待通りの仕上がりで満足しています。『名探偵・星井裕の事件簿』シリーズの第8作にあたります。 今年の大河ドラマの龍馬を取り上げたタイムリー性と、知られざる京都を紹介するガイドブックの両方の魅力が本書の価値を高めています。三条大宮の南西にあたる位置にある「武信稲荷神社」が登場します。京都人が知らないのはもとより、幕末の史跡の紹介本にもほとんどでてこない穴場です。以前は鬱蒼とした樹木に囲まれたミステリアスな趣がありましたが、近年整備され、樹齢850年の檜の見事さが伝わる神社で、ここを登場させたところにまず本書の魅力があるでしょう。六角獄舎のすぐ近くですからその紹介本としての価値もあります。また別のシーンでは、植治こと小川治兵衛の岡崎の庭も登場し、京都旅情を盛り上げていました。 割烹の「馳ひろ」、焼肉の「広」、「鶏初鴨川」などの名店や、大宮三条近くの「更品」、毎回登場する「割烹はら多」、「美食悦楽 四季」、「京楽スタンド」、スパーリングワインのガブ飲みができる「WALAKU」、星井裕の定宿となった「AMAホテル京都」、放送局の「KBR京都」などが、微妙に名前を変えて登場しています。いずれも個性のあるお店ですので、様々な楽しみが同時に得られる小説となっていました。 構成は、毎回巧みで読ませます。京都の旅をしている気分に浸れるでしょう。知られていない観光情報も記してあり、ミステリーですが旅情感が勝る内容でした。 ミステリーですから中身は書けませんので控えます。犯人への視線は温かく、作者の人柄が反映されているからこそ読み続けているのです。 | ||||
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