鉄の骨

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評判

鉄の骨の評価:

4.31/5点 レビュー 300件。 S ランク

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平均点4.31pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全513件 481〜500 25/26ページ
No.33
(3pt)

何かちょっと面白いもの読みたいな、に応える小説

談合について全く知らない人は別の読み方になるでしょうけど、さっと読める面白い読み物としてお勧め。佐久・上田が出てきたのは個人的に楽しかった。
鉄の骨 Amazon書評・レビュー: 鉄の骨より
4062158329
No.32
(5pt)

池井戸潤さん、ありがとう。素晴らしい作品です

高杉良の経済小説は、私たち20歳代のサラリーマンには硬派過ぎた。 城山三郎は、もはや古典だ。 骨太な作品に違いないが、俗にいう感情移入が難しかった。 しかし、この池井戸作品は違う。20代の私が、すっと感情移入できる。 中堅ゼネコン、大物フィクサー、特捜、それ全ての人々にそれぞれの「人生」があり、ぶつかり合う。 信州上田の両親の存在が作品に哀愁を添え、恋人・萌は、きな臭い作品の中に咲く一輪の花だ。 萌に指輪を受け取れないと言われ、直後に上田の母が倒れるくだりは、平太に同年代の者として、切なく胸にくる。 この作品の良かったところは、何事においても「結論」めいたことを押し付けないところだ。 それは、談合という作品のテーマに関してもそうだし、萌との恋愛の終着に関してもそうだ。 談合という重いテーマを描きながらも、作品には爽やかな風が吹いている。 こんな作品を書いてくれてありがとうございました。直木賞受賞作・高村薫の「マークスの山」より、「鉄の骨」の方が面白かった。 池井戸作品をこれから読破しようと思います。 建設業界の方には、少し物足りなさもあったようですが、私は十二分に楽しめました。 PS 目次を最初見たとき「第四章、アクアマリン」をアクアラインをもじった海底トンネル工事がヤマ場かと思いましたが、違ったんですね。そういう意味かー。
鉄の骨 Amazon書評・レビュー: 鉄の骨より
4062158329
No.31
(3pt)

とっつきやすいビジネス小説

テレビドラマを見てから本書を読みました。
ビジネス小説にしては非常に読みやすいです。
たまに新聞やニュースで聞く「談合」を、分かりやすく理解できます。
実際には談合が「絶対悪」か「必要悪」か「知恵」かはわかりませんが、それぞれの立場で見ればいずれも正しいのでしょう。
熱い主人公も魅力的だしその上司もしたたかでキャラも濃い。恋人も徐々に社会的に成長していていい。

けど「談合」をもっとも分かりやすく描写しているのは「サラリーマン金太郎」なんだよな。あれは実にリアルだった。
鉄の骨 Amazon書評・レビュー: 鉄の骨より
4062158329
No.30
(5pt)

ノンストップで読める社会派エンターテイメント

初めてこの著者の物を読みましたが止まらなくなる面白さでした。実際1日半で読みきってしまいました。銀行のいやな面も面白く描かれていて、主人公と彼女の関係が社会経験と共に変化していく様、談合についての今まで思いもしなかった一面などこれはテレビでは伝わらないと思います。実際には現実とは違う面もあるのだろうと思いますが今まで自分では想像すらしなかった業界やそのしきたりについて少し考えるきっかけになった気がします。女性にもお奨めの一冊です。
鉄の骨 Amazon書評・レビュー: 鉄の骨より
4062158329
No.29
(5pt)

談合を中心に描きながら、さまざまな要素が絡み合いながら物語が進む

脱談合を唱えながらも、その裏では旧来のしがらみから、なかなか抜け出すことができない土木・建設業界を描いている。談合を中心としながら、建設現場、営業、下請け、競馬、政治家、フィクサー、銀行、検察、そして恋愛、これらが、伏線を持って絡み合いながら物語が進む。次にどうなるのか、早く、次の章を読みたいと思わせる小説であった。
鉄の骨 Amazon書評・レビュー: 鉄の骨より
4062158329
No.28
(5pt)

おもしろい!

引き込まれます。
久々に一気に読める面白さがありました。
鉄の骨 Amazon書評・レビュー: 鉄の骨より
4062158329
No.27
(4pt)

建設業界って・・・

私自身も、建設業界で働く人間ですが、ドロドロしたいや〜な業界ですね・・・
しかし、現実はもっと厳しいですよ!作者も全てを書く事は出来なかったでしょうし、ちょっとしたジレンマを感じるところもありました。
五百数十ページもある作品ですが、内容はとてもおもしろく、どんどん引き込まれてしまいました。
鉄の骨 Amazon書評・レビュー: 鉄の骨より
4062158329
No.26
(4pt)

硬いテーマを柔らかく表現した良作

この夏、小池徹平主演でNHKで放映されたドラマの原作。
主人公・平太と業務課の先輩・西田のコンビが絶妙。言動はグータラだけど、仕事の実力と熱意は負けない。荻原浩「神様からひと言」の涼平と篠崎に通じるところがあります。物語に描きやすい先輩・後輩像なんでしょう。
業界のフィクサーとされる三橋が言う、許される談合と許されない談合の話は一理あると思いますが、そんな主張で平太を感心させた三橋自身が、しがらみによって本意ではないはずの調整に手を染める過程が、なんとも切ない。
硬いテーマを扱った500ページ超の長編でありながら、主人公を若手社員にすることで切り口を柔らかくし、仕事での成長や恋愛の要素を散りばめたおかげで、漫画のようにスイスイ読める作品になってます。
鉄の骨 Amazon書評・レビュー: 鉄の骨より
4062158329
No.25
(4pt)

硬いテーマを柔らかく表現した良作

この夏、小池徹平主演でNHKで放映されたドラマの原作。
主人公・平太と業務課の先輩・西田のコンビが絶妙。言動はグータラだけど、仕事の実力と熱意は負けない。荻原浩「神様からひと言」の涼平と篠崎に通じるところがあります。物語に描きやすい先輩・後輩像なんでしょう。
業界のフィクサーとされる三橋が言う、許される談合と許されない談合の話は一理あると思いますが、そんな主張で平太を感心させた三橋自身が、しがらみによって本意ではないはずの調整に手を染める過程が、なんとも切ない。
硬いテーマを扱った500ページ超の長編でありながら、主人公を若手社員にすることで切り口を柔らかくし、仕事での成長や恋愛の要素を散りばめたおかげで、漫画のようにスイスイ読める作品になってます。
鉄の骨 Amazon書評・レビュー: 鉄の骨より
4062158329
No.24
(5pt)

談合を巡る、最高のエンタテイメント

あ〜、すっごく面白かった!
というのが、読直後の感想です。
主人公は、大学で建築を学び、中堅ゼネコンの現場に勤める若手社員。
その彼が、ある日業務課・別名談合課に配属になる。
談合は、もちろん犯罪。でもそこには、談合抜きでは生きていけない
公正入札の限界という状況があった。
そんな中、社運をかけた地下鉄工事の話が舞い込み、
主人公も抜けられない迷路にはまっていく…
という感じのストーリーです。もっともっと複雑で巧妙ですが。
建築とは本来、芸術であり、人間の創造物の最たるものです。
そこで働く人は、まさに命がけ。
でも、その仕事をとる人たちもまた、命がけ。
ゼネコンの世界、談合の仕組み、未知の世界だったのですがよく理解できました。
官製談合というものも、わかりました。
役所の古い体制、理解の欠如がどんなにゼネコンマンを苦しめているのかも…
この業界が、将来どんな方向に進んでいくのが、希望をもって
見守っていきたいと思います。
鉄の骨 Amazon書評・レビュー: 鉄の骨より
4062158329
No.23
(4pt)

面白かった

建設業界の談合について書かれた本。
談合については、悪いことだけど無くならない、
実際のところ談合は日常茶飯事だ、程度に思っていたが、
この本を読んで、談合は良くない、無くすべきだと思った。
必死になって、新しい技術を開発してまでコストを下げようと頑張っても、
談合で落札企業があらかじめ決まっていたら、せっかくの営業努力が何にもならない。
これでは従業員の士気は上がらず、技術は進歩しない。日本の建設業界にとっては良くないことだ。
一社が倒産すれば、その下請け業者も経営が傾く、
そうなれば大勢の失業者が出る、
だから談合は必要だ、と言う意見はもっともである。
しかし、それは問題を先送りしているだけであり、
こんなことを続けていたら、例えば外資系の企業に技術で負け、そのうち規制緩和があったりしたて外国の企業も参入できるようになったら太刀打ちできない。
他の業界では競争は当たり前にあって、時代の変化について行けない企業は淘汰されているけど、
建設業界だけ談合をして政治家にお金を送って生き延びようとするのは良くないと思った。
面白い本だった。
こういう本を企業小説というそうだ。
他にも企業小説を読んでいこう。
鉄の骨 Amazon書評・レビュー: 鉄の骨より
4062158329
No.22
(5pt)

おもしろかった

NHKのドラマを1回みておもしろかったので、小説を買いました。組織の中にいて、自分の思うように動けない葛藤が描かれていておもしろかったです。私も土木業界にいますが、談合の時代はもう終わったかなと思います。勝利者のいない泥沼の競争になりつつあります。時代の変化を感じた1冊でした。
鉄の骨 Amazon書評・レビュー: 鉄の骨より
4062158329
No.21
(4pt)

硬派な作品ながら、面白かった

池井戸作品の中で最高の小説だと思いました
最近、NHKで放映をされてますが
やっぱり、読まないとこの作品の面白さは伝わらないと思いました
初めから終わりまで、わくわくさせられて一気に読んでしまった
あの、銀行員の厭らしさは今も頭の隅に残ってますね。(笑)
女性の気持ちってそういうモノなんですよね、分かる様なでも、むっと来るような・・
最後はほっとした自分がいて、笑いました。
業界の闇に手を突っ込んだ割には、イマイチ突っ込みが甘かった面もあるかもね
最後の落ちにいたっては唸りました。
鉄の骨 Amazon書評・レビュー: 鉄の骨より
4062158329
No.20
(3pt)

建設業に携わる者には・・・

自営の土建屋です。
ゼネコンには足元にも及ばない小さな会社です。
談合というものを、それとは関係ないところに住む方々に少しは理解してもらえ良かったのかもしれません。
ただ、食うか食われるかの建設業界で生きている者にとっては、談合の本質をもうちょっと掘り下げてほしかった。でもこれが限界だったのかな・・?
共存するための談合と、悪人が潤うための官製談合、字は同じでも全く違うんだ。。
それに、ゼネコンがまるで構造物を実際作っているかのような表現(飼い殺しの下請業者の存在にもっと日の目を当ててほしかった。上の都合で予算を削られながらも実際に汚れ仕事をしている者の存在。。)には抵抗を感じました。
小説なんだからしょうがないか・・・。
おもしろかったです。他人事だったらもっとおもしろかったんだろうな。。
鉄の骨 Amazon書評・レビュー: 鉄の骨より
4062158329
No.19
(4pt)

談合を描いた傑作

今回も池井戸さんの手腕にうならされました。
談合の理屈は新聞でも読んで知っていましたが、まるで企業活動の真ん中に立って、
事態の展開を眺められるような筆力には、またもや感動。
中堅ゼネコン一松組の一兵卒、平太とその恋人、銀行員の萌の視点から、素人の私にも
わかりやすく談合の詳しい仕組みやその深い闇の部分が明らかにされていきます。
大物フィクサーや巨悪と言われる政治家も登場して、一松組は翻弄され、危機に直面します。
今回は主人公があくまで正義を貫こうという姿勢ではなく、談合という犯罪と、
会社の論理のなかで悩んだり、妥協したりする、ある意味等身大の青年でした。その
恋人の萌もまた、銀行という特殊な会社のなかで、変化していく自分にとまどう
揺れ動く女性として描かれます。
社会のなかで戦う企業戦士のさまざまな形態を、リアルにきっちりと描き出す作者。
この作品も、談合というシステムの裏表を克明に見せてくれました。正義と悪だけでは
割り切れない慣習、利権、既得権益。その中で歯車の一つであるサラリーマンの平太が、
仲間とともに必死に仕事に取り組む姿は、何万ものサラリーマンへのエールに思えます。
三橋、尾形、など大物の人物造形もよかったけれど、先輩社員の西田くんが、なんか
かっこよかったなあ。むち体型で、おちゃらけているんだけど、やる時はヤル、出来る男
ってところが魅力的でした。
ノンストップの徹夜本です。お薦め^^v
鉄の骨 Amazon書評・レビュー: 鉄の骨より
4062158329
No.18
(3pt)

重いテーマながら軽い、読後感は「手紙」(東野圭吾)に似ている

直木賞は受賞作よりも候補作のほうが面白い場合がある(宮部みゆきの「火車」など)ので、下馬評の高かった本作を手に取りました。
「ゼネコン入社4年目の主人公が突然業務部への異動し談合に関わることになる」という予備知識から「きっと主人公は、社会に反する談合を強要され、自身の良心の呵責で苦悩し〜〜」というニュアンスなんだろうな、と思って読み始めたところ痛い目にあいました。「プリズン・トリック」と同じように帯に騙されました。「談合に切り込み、現代を切り取る超弩級ドラマ」って……。
主人公は談合に切り込むどころか傍観役といった方がよく、談合に苦悩するよりも彼女との仲で苦悩をはじめ、途中ご都合主義的にある人物が病気で倒れ、主人公は仕事どころではない心理状態になり、とてもじゃないが談合をテーマとする社会派小説の主人公として感情移入できたものではなかったです。
本筋の談合については、
・まず著者はきちんと技術的な考察をしたのか?と疑問を持ってしまった。ある方法で地下鉄工事のコスト削減を行うのだが、コスト削減ならばまず技術的に容易な開削を検討するのが妥当なんでないかい?と大学で土木を学んだ私は思ってしまった。
・3/4くらい読んだ所で落ちが容易に読めるので(恐らく著者が頭をひねったであろう)検察官の裏金の流れ解明に緊迫感がなくなってしまった。
悪いところを述べたが、業務部と営業部のやりとりは面白く、大風呂敷を広げた割りにまとまりはよかったので星3おまけして4くらい、重いテーマに騙されて過大評価で、とてもじゃないが傑作ではないと思いました。
鉄の骨 Amazon書評・レビュー: 鉄の骨より
4062158329
No.17
(1pt)

水で薄めたビール

いわゆる薄口の味であればそれなりにはんなりとした味わいがある。しかし、ビールに水を混ぜてはいけない。
登場人物のそれぞれが個性的であるところ、表現が拙劣なためその誰にも存在感がない。汗の臭いどころかこもった熱さえ感じることができない。理由は、本作家には本当に表現しなければならない切羽詰まった事情がないところにある。
例えばこの題材を高村薫が書いたとすればおよそ圧倒的な迫力をもって読者に迫る作品になることと思う。それぞれの人物と関係にどこまで深く心で沈潜できているかの違いだ。
ただ評価できる点がひとつある。談合とは受注過程における問題であって、生産過程における価値に対してはきちんと光を当てているところです。
鉄の骨 Amazon書評・レビュー: 鉄の骨より
4062158329
No.16
(5pt)

エンタメの要素が満載

500頁超の大作でしたが、あっという間に読み終わりました。社会性・時代性・業界の裏話・汚職・恋愛・ライバルとの競争など、エンタメ小説に必要なすべての要素が詰まった傑作です。まあ、それだけにありがちな展開と言ってしまえば、そのように言うこともできますが、それでも気持ち良いものは気持ち良い。おいしい幕の内弁当はいつ食べてもおいしいのとおんなじですね。しかも、その箱が新しくて美しいって感じです。主人公の平太のキャラが弱かったかな。周囲を取り巻くキャラが個性的で良かっただけに、そこが惜しいかも。
鉄の骨 Amazon書評・レビュー: 鉄の骨より
4062158329
No.15
(4pt)

テーマは重いが軽く読める

公共工事を巡る官製談合をテーマにした作品。500頁を超えるボリュームに少しひるんだが、読み出すと平易でわかりやすい展開に助けられて、さくさく読み進めることができた。
テーマ自体は非常に重い。この国から消えない談合が必要悪なのかどうかというテーマについて、中堅ゼネコンに勤務する主人公の目を通して、真正面から取り組んでいる。業界が生き残るためには談合は必要なのか、それとも談合により企業淘汰が遅れて業界全体が沈没しているのか、読者は主人公と同じ目線で悩むことになる。
通称談合課に配属された主人公と一緒に、大型案件受注に凌ぎを削るゼネコン各社の様子が生き生きと描かれ、最後のクライマックスまで一気に読むことができた。主人公と銀行員の恋人との関係も平行して描かれるが、こちらの展開はメインストーリーに比べてやや平凡だが、それも含めて全体として楽しめる作品だ。
鉄の骨 Amazon書評・レビュー: 鉄の骨より
4062158329
No.14
(2pt)

突っ込みが甘い

ゼネコンと建設談合を扱った小説。中堅ゼネコンの「業務課」に配属された4年目社員の目線から、業界の姿が描かれる。いくら逮捕者を出してもなくならない談合だが、池井戸氏はそれを、業界が生き残るための必要悪であるという見方を示す一方で、やはり将来的には改革されねばならないという方向で(きれいに)まとめている。大型工事を巡って、経営的に危機に瀕するゼネコン救済のための談合と政治家への資金供給・・・。これが必要悪というのならば業界には自浄作用はない。
談合のありなしに関わらず、業界は大小入り乱れた、それこそ生き残るための最後の戦いをしている。まさに会社の総合力を駆使した消耗戦である。そういう前線にあって、小説の主人公の目線が若すぎるし、小説でしか「ありえない」設定には甘さを感じる。そのため読んでいて嘘っぽく作り物めいた印象を受ける。1000億円規模のプロジェクトの実務を、業務課の人間が中心になって動かすということも(普通では)ないのではなかろうか。
マスコミで定期的に(権力闘争がらみからか)談合問題が溯上に上るので興味を持って読んだが、談合問題の本質に迫るという点からの切り込みも弱く感じた。
もっとも、「鉄の骨」というタイトルは、絶滅した恐竜を彷彿とさせ、その意味からは深い含意と皮肉があるのかと。
鉄の骨 Amazon書評・レビュー: 鉄の骨より
4062158329