人形村の殺人
評判
人形村の殺人の評価:
3.33/5点 レビュー 3件。 - ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全3件 1〜3 1/1ページ
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人形村の殺人の評価:
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現実に人が亡くなっているということ、冤罪で苦しんだ方がいるといったことを、あえて深く考えなかった時に、未解決事件の一群のなかでもちょっと異彩を放っているのが、狭山事件ではないかと感じていたので、この小説にはかなり興味がありました。
さて。
内容は、狭山事件そのものを推理されている方の本からちょっとエグいところを薄めたあとにさらに物語としての肉付けをしてフィクション化しましたが、結構、事件の概要そのまんまの部分もありますよ、という感じ。
オカルトの雰囲気を出す謎の少女の存在あたり、実際にそれが通るのだろうかとは思うものの、こういうのがオドロオドロシイ雰囲気の「探偵小説」には必要だよね、というのは思いました。
オカルト的な部分といえる陰陽師の事件と、名張毒ぶどう酒事件をモチーフとした事件とは、「探偵小説」らしい因縁話に必要ではあったんでしょうけれども、なんかね、ぶどう酒事件は必要だったのかな、という疑問は残ります。作者さんの中では、狭山事件と同じく冤罪事件として強い印象のあるものであったとか、狭山事件と同じく田舎で起こった事件である、という印象の強いものなのかもしれないものの、ここはオリジナルでお話を作ってもらったほうが、話が締まっていたんではないのかななどと。
現実とフィクションが混ざっているようであまり混ざっていない風味の筋運びに、ふと、現実の世界で亡くなられた少女を思い、あたし自身の未解決事件好きの悪趣味を強く思い知った気のした読書の時間でした。