凍える島

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評判

凍える島の評価:

3.28/5点 レビュー 39件。 C ランク

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平均点3.28pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全27件 21〜27 2/2ページ
No.7
(4pt)

大人のミステリ

無人島、外界とは音信不通、限られた人間が次々に殺されていく・・・何ともオーソドックスなテーマで、これをどう料理するのかと、ワクワクして読みました。あまりにメジャーなシチュエーションだからこそ、犯人を誰にするのか、動機をどうするのか。トリックだけでなく、登場人物のキャラクターなどにも魅力がないと読者を納得させられないと思ったので、近藤史恵初体験にあたり、この作品を選んでみました。

 これは、映像にしてはいけない。小説だからこそ楽しめる作品だなと思いました。この世界観を映像で表現するのは難しいでしょうね。たとえば表記。「コーヒー」を「コオヒイ」など、長音(伸ばす音)をあえてアイウエオ表記しています。なぜかそれだけのことなのに、全体がノスタルジックな雰囲気になり、喫茶店の経営者とその客で無人島への旅行、なんてなかなかないシチュエーションに違和感を感じなくなるんです。不思議。

 犯人は誰かを考える、ミステリとして楽しむのはもちろん、どちらかというと恋愛小説の趣きが強いように感じました。それも、大人の苦しい恋愛。好きだとかなんだとか、浮かれている恋ではなく、前にも進めず後戻りもできない、そんな苦しみがにじみ出ている。大人でもこういった感情が理解できる人は多くはないでしょう。いくつもの恋愛模様が絡み合って生まれた悲劇。ほんとうに、そうするしかなかったんだろうか。読んだ後にも深い余韻の残る作品でした。
凍える島 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 凍える島 (創元推理文庫)より
4488427014
No.6
(4pt)

大人のミステリ

無人島、外界とは音信不通、限られた人間が次々に殺されていく・・・何ともオーソドックスなテーマで、これをどう料理するのかと、ワクワクして読みました。あまりにメジャーなシチュエーションだからこそ、犯人を誰にするのか、動機をどうするのか。トリックだけでなく、登場人物のキャラクターなどにも魅力がないと読者を納得させられないと思ったので、近藤史恵初体験にあたり、この作品を選んでみました。

 これは、映像にしてはいけない。小説だからこそ楽しめる作品だなと思いました。この世界観を映像で表現するのは難しいでしょうね。たとえば表記。「コーヒー」を「コオヒイ」など、長音(伸ばす音)をあえてアイウエオ表記しています。なぜかそれだけのことなのに、全体がノスタルジックな雰囲気になり、喫茶店の経営者とその客で無人島への旅行、なんてなかなかないシチュエーションに違和感を感じなくなるんです。不思議。

 犯人は誰かを考える、ミステリとして楽しむのはもちろん、どちらかというと恋愛小説の趣きが強いように感じました。それも、大人の苦しい恋愛。好きだとかなんだとか、浮かれている恋ではなく、前にも進めず後戻りもできない、そんな苦しみがにじみ出ている。大人でもこういった感情が理解できる人は多くはないでしょう。いくつもの恋愛模様が絡み合って生まれた悲劇。ほんとうに、そうするしかなかったんだろうか。読んだ後にも深い余韻の残る作品でした。
凍える島 Amazon書評・レビュー: 凍える島より
4488023355
No.5
(4pt)

血がにじむような

この人が描く人間模様はいつも限りなく不安定で、ちょっと触れても血がにじみそうな気がする。好き嫌いはあると思うけど、その痛さを味わってみたくて、怖いものみたさで近づいてみる。デビューの頃の作品で、すごく彼女の色が出ている作品。
凍える島 Amazon書評・レビュー: 凍える島より
4488023355
No.4
(5pt)

女性ならではのミステリー

…正直、ミステリー離れをしつつある私が今でも、近藤さんの作品だけは欠かさず買うようになったきっかけをくれて!しかも近藤さんの作品も当たり外れがあるから、この本を読んでいなければ次を買おうとは思わなかったでしょう。…なんというか…「孤島の殺人事件」なんて、ベタベタな展開をここまで面白く読ませてくれる作品を私は知りません。全編を通して流れる、昏く重い空気も私のツボ!ラストも…なんというか…女性だから書けたんだろうなという感じで、私は大好きです。恋愛とミステリーを絡めた作品を書かせたら、この人以上はないのではないか、とまで思っております。
凍える島 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 凍える島 (創元推理文庫)より
4488427014
No.3
(5pt)

ミステリと心理描写の両立。

本格ミステリ。それも王道の孤島モノとくれば、それだけで敬遠する人もいそうだが、ご安心を。ただのミステリに非ず、です。人間の昏い面を見事に描写されたこの作品、きっと最後には一味違った感動が感じられると思います。少しカタカナ表記に癖があって、読んでいて違和感がありました。
凍える島 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 凍える島 (創元推理文庫)より
4488427014
No.2
(4pt)

古典的ミステリと「和」の融合

 限られた人間しかそこにはおらず、ほぼ密室状態にある「孤島の殺人事件」ときたら、ネタ割れどころか、オチバレに陥る可能性が高い。そこそこの本読みならば、ミステリの女王の彼の代表作は読んでいるはずだから。 無人島への喫茶店仲間による慰安旅行。真夏の孤島で過ごす1週間は、恐怖の時間と化す。 由緒正しきネタを作者は「和」の雰囲気を取り入れ、独自の、そして新鮮な印象をもたらす物に変えている。たとえあなたがこの話のオチが読む前から判ったとしても、決して読んだ時間は無駄にはならないと私は思う。
凍える島 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 凍える島 (創元推理文庫)より
4488427014
No.1
(5pt)

ミステリでもありラブストーリーでもあり

霧の中を手探りで進むような、そんな数日間の間に起こる、殺人事件。無人島、密室、連続殺人、そして犯人探し。ミステリ好きにはたまらない、お約束の要素は沢山あるけれど、何より印象的なのは、主人公あやめさんのやさしい語り口で綴られる恋人との秘密の関係。泣けるミステリ。おすすめです。
凍える島 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 凍える島 (創元推理文庫)より
4488427014