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サロメ後継
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サロメ後継の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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切断された人の左手で始まるのが怖い。 それによって深まっていく謎、取り込まれてしまった刑事、業績を伸ばしている女性が活躍する会社、支援施設で行われる「サロメ」の劇……これらが最後には一つにまとまって恐怖を描いているところがすごい。 「これは一体誰のもの?」と時折入る文章が不安になって怖い。 ただ残念なことに、読み終えて残るものが少ない。謎が大きくてページをめくるのがもどかしいほどドキドキしたのに最後があっけない。結末に納得したくなかった。 十分波乱があったしおもしろいと思ったのだけど、あれだけの大きなものが何もなくなって終わりじゃやるせない。 | ||||
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基本的にホラー小説だが、推理小説の形も備えている。「井出川仮説」というホラー論理を受け入れてしまえば、あとは論理的整合性をもって読者が推理していけるのである。 自傷癖を中心素材に、単なるホラーにとどまらず、欲望は伝染するという文学的なテーマをつむぎだしている。戯曲「サロメ」旧約聖書から「ヨブ記」を引いて、コケおどしではない深いおどろおどろしさを演出している。 物語の進み方や文章に格調高さを感じる。題名も気がきいている。 | ||||
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