怪物の祈り

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評判

怪物の祈りの評価:

4.50/5点 レビュー 4件。 - ランク

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平均点4.50pt

Amazonレビュー一覧

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未読の方はご注意ください

全3件 1〜3 1/1ページ
No.3
(5pt)

考えさせられる内容

奥が深い小説です。
よかったです。
怪物の祈り (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 怪物の祈り (角川文庫)より
4041166675
No.2
(5pt)

罪と罰、そして赦しを問う傑作

『怪物の祈り』は、薬丸岳による社会派ミステリー小説です。
最愛の娘を暴漢に惨殺された牧師・保坂宗佑。犯人には死刑判決が下されますが、その男は法廷で反省の色を見せるどころか、不敵な態度を取り続けます。
深い絶望と怒りに囚われた宗佑は、ある復讐計画を思いつきます。それは、死を望む殺人犯に生きる希望を与え、そしてそれを奪うことでした。宗佑は教誨師として死刑囚に接近し、極秘の対話を重ねていきます。
本作の魅力は、被害者遺族による異色の復讐劇としての緊張感だけではありません。死刑囚と向き合う牧師や刑務官たちの葛藤を通して、罪と罰、赦し、そして人が生きる意味について深く問いかけてきます。
物語は重厚なテーマを扱いながらも先の読めない展開が続き、ページをめくる手が止まりません。終盤に待ち受ける結末は強い衝撃と余韻を残し、読後もさまざまなことを考えさせられる一冊です。
怪物の祈り (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 怪物の祈り (角川文庫)より
4041166675
No.1
(5pt)

人は変われる と信じたい

一気読みです。

ラストの保坂と遥の会話が全てだな。
私はプロテスタントのクリスチャンだけど、
クリスチャンてよく「敬虔な」という形容動詞が付くけどそんなことはない。ごく普通に人を恨んだり憎んだりします。
ただ、その事、自分が罪を犯し続けることを自覚しているという点が未信者との違いと思っています。
だから、保坂の復讐したい気持ちも理解できるし、でもやはり最後はああするんだろうなということも想像できるし、良いラストだったと思います。

それだけに、真里が怖いですね。葛藤も描かれていなかったし、あれが普通の感情だとは思うけど、罪の自覚無く、己の感情そのままという所。
誰も皆、怪物を飼っているのですね。
聖書の「まず罪のないものから石を投げよ」というイエスの言葉に、神の前に自分の罪を自覚し去っていった人達ではなく、己の罪の自覚も無く平然と石を投げつけようとするのが現代人ではないかと思うのだけれど、真里は後者。

刑務官の苦悩、葛藤も描かれていて、そこも良かったですね。
凶悪犯なんだけど、
何処かで何かが違えば、そこには居なかったかもしれない「普通の人」でもある死刑囚達。毎日接していれば気持ちが入ってしまう。
死刑は、死ぬことが刑罰なので、その瞬間まで心身ともに健全な状態でなければならず、それを維持する仕事。
でも最終的には国家の力で◯す。
すごいお仕事だと思います。

色々と考えさせられながら、作品としても面白かったです。
怪物の祈り (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 怪物の祈り (角川文庫)より
4041166675