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シベリアをおれの手に
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シベリアをおれの手にの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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| 特異な物語。1994年。(1994年がもう昔なのか(笑)。確かにモバイルは黎明期、e-Mailもなかった) 主人公、ジョン・ミルズは国際金融の仕事に嫌気がさし、辞表を提出し、妻が待つテキサスに帰国する前夜、ロンドンのホテルのバーでチェコ人、もう一人の主人公、ペトル・コヴァーチと出会います。ペトルはチェコの国営企業が民営化される際に発行された証券を買い漁ることで大儲けをしたばかりでした。ジョンは、民営化を進めるロシアで同じように証券を買い集め、株で一儲けしようと持ちかけます。 舞台は、エリツィンの時代のロシアへ。 そこでは或る大企業の証券に関する情報が絡みつつ数十億ドルの大金が入るらしい。それは、現在の私にとってもすこぶる魅力的な話でした(笑)。二人は、列車、飛行機を使ってロシア中を駆け巡り、証券を買い集めていきます。実話がベースだそうですが、かなり破天荒なストーリー・テリングだと思います(笑)。 ロシア・マフィア、また自社株を独占しようとする企業側の策略が待ち受けているわけですが、尽きるところ彼らが命を脅かされる事態へと発展していきます。相変わらず(笑)非情なロシア・マフィア、軍のタンクまでが妨害に現れ、その道行はかなりサスペンスに満ちていますが、二人は結構笑えるワイズ・クラックでそれらを次々と乗り越えていきます。いつだってユーモアは大切だ。スリラーですから、書けるのはここまででしょうね。 果たしてこんなことが可能だったのかどうか私には不明ですが、エネルギー企業による"オルガルヒ"の存在であったり、ロシアが仕掛けた幾つかの不穏な暗殺事件という事実を知っている以上、虚実皮膜、オーソドックスでありながらかなり風変わりなスリラーに仕上がっていることは間違いありません。 そして、1994年から25年後のバハマへと時系列が移ってからについては、もっと語ることができません。何故なら、とてもうっとりしたから(笑)。勿論、現実は常に過酷であり、その現実から人は容易には逃れられないわけですが、しかしそれでも尚、覚悟を決めてシベリアを渡るようにうっとりとできること、そんな大人にとっての"心の良きもの"が待ち受けていました。 ◻︎「シベリアをおれの手に "The Siberia Job"」(ジョシュ・ヘイヴン 早川書房) 2026/1/21。 | ||||
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