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かわいそ笑
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かわいそ笑の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 1~20 1/2ページ
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(最後までよんだこと前提で書いてます) 久々に活字(電子書籍の事を活字って呼んでいいのか未だに不安)が読みたいな~って積読を漁っていたらこの本が出て来ました。 そういえば色んな人からおすすめされて買ったなぁ梨さんかぁと思いつつ最後まで読んだのですが、やっぱり梨さんは凄いなぁとしか言えません。 2、3枚しか画像が出てきていないのに、描写が細かくて思わず脳裏にその光景を浮かべてしまう場面しかなかったです。 特にあらいさらしのところは、真昼間の食堂にも関わらず背筋に冷たいものが大量にぶち込まれたくらい怖かったです笑 普段媒体を問わず「文字を読む」という行為でこんなに薄ら寒くなる日が来るとは思いませんでした。 本当に何食ったらこんな話を思いつくんだろうか。 | ||||
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最高におもしろかったです | ||||
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scp財団とオモコロの知る人ぞ知る有名ライター出身である梨さんの著書。本当に面白く、感銘を受けて読了いたしました。 断片的なエピソードをバラバラに提示し導線と伏線を周到に配置しながら紡がれる独特の作風。後から種明かしの様に明かされる叙述トリック。真相という形では決して明瞭な答えは出ないけれど確実に完成された恐怖の物語。 そこには読者への確固たる信頼が下地となっています。信頼し牽引し、引っ張り込み突き落とす(いい意味で) 恐怖のツボを的確に押さえてくれる手腕とじめじめとした悍ましさを効果的に取り入れるセンス。それらをしっかりと支える地の文章力。 そして、いわゆる第4の壁の越境と侵犯。ホラーとメタ構造は本当にやりようによっては相性最高ですね。この第4壁破りに相当するシーンではきっと多くの読者が恐怖に襲われたのでは。 ひとつ残念に感じたのは読者に特定のネット文化に関する経験をある程度要求する類のお話なので、その辺で人を選ぶところかな。物語の舞台が若干ローカル寄りなんですよね。 | ||||
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面白かったです。 ネットの短編で読んできた梨さんが中編、書籍になるとどのような展開をしてくるのか。 頭の中で読み進めると組み上がってくるロジックによる恐怖を吸い上げてぶつけてくる。 このレビューを書いている間は自分はまだなんでしょうかね、そんなことを思わせてくれる。 ホラー好きで物語というよりメタ的な作品が好きな方にはオススメ。 | ||||
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1回通しで読んだ時はよく分からず、考察サイトで意味が分かった時「こわ…」となりました。 わかりやすさ、親切さは低めですが、考察が好きな方には刺さるのではないかと思いました。 | ||||
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読み終えてからしばらくは寒気がした 書き手と読み手があって初めて完成する怖い話でした | ||||
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感染していくような怪異がいや~な空気を醸し出す。 | ||||
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序盤はよく分からなくて流し見していたが読み終えるとまた最初から読み返してしまった。 ただインターネットの個人HPや掲示板の知識が少しないと楽しめないかも? | ||||
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子供の頃から個人ホームページや匿名掲示板に親しんできた世代なので、ネット空間で伝承される怪談話はものすごく身近に感じられました。断片的で、それぞれ話の繋がりが明確に分からない所がより不気味です。 作中では「直接的は分からないけれど確かに不気味なことが起こっている」という描写が何度も繰り返されるのですが、この気味悪さは読み終えた後に来ますね(笑) 読んでるときは「ふーん」という感じでしたが、思い出すとなんとなく気味が悪い。すっかりこの本の空気感に呑まれてしまいました。 以下少しネタバレになるのですが、最後の種明かしには唸らされました。私自身、タルパとまではいきませんが、ある実在した故人(芸能人のようなものです)をイマジナリーフレンド兼ダッチワイフとして溺愛しているので、あの理屈はそこそこ現実味を帯びているように思えました。私も以前、この理屈に沿うような行為を彼に対して行ったことがあります。あそこまで露骨な呪いではありませんが。 私も彼をそんなふうにさせてしまうかもしれない、と想像するのが一番怖いです。今後は気をつけたいです。 | ||||
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著者のインターネットでの活動を追っており本が出ると聞き、ネット上の評判も良かったため購入。独特の不気味さを積み重ねて最後に到達する手遅れ感のある恐怖。読者の数だけ生まれるだろう結論が呪いになる仕組みに痺れます | ||||
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梨さんの事はオモコロで初めて知り、そこへ掲載されてきた記事は一通り読んできました。 毎回梨さんの文章の核の部分は回避出来てきたのですが、この本に関してはすんでのところまで追い詰められました。(とは言え読んでいて面白い体験でした) 憂鬱な時に暗い音楽を聴くみたいに、最悪さが心地良く感じてくる様な作品です。 この本が気になっている方は是非あの頃のインターネットを思い出しながら、書かれている文を想像しながら読んでいってください。 本全体を通して小説というよりかはしかけ絵本的なところがあるので、電子も良いですが現物の方がより楽しめると思います。 これを機にSCPなど梨さんの他の作品も読んでいきたいと思います。 | ||||
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梨さんの風味が存分に出ている作品だと思います。 小説ならではの仕組みもあり、読了後には確かな満足感がありました。 何度も読み返したくなる作品です。 | ||||
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読み進めていくにつれて増える気味の悪さ。 凄く嫌な予感がして手を止めたいのに、ページを捲らなければ話が展開していかないもどかしさ。 読み終わったあとの「ですよね!知ってた!」と叫んでしまう、してやられた感。 全てが最悪で後味悪く、大変酷かったです。 冒頭のQRコードは読了した後に読み取るのがおすすめです。あーあ、かわいそ笑 | ||||
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勘弁してください もう本当に勘弁してください おねがいします | ||||
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ベットで横になりながら読んでいたのですが、見事やられてしまいました笑。 | ||||
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この作品は、物語としてさっぱりと結末がついたり、 なにかの理由がはっきりと明らかになったり、 気持ちが良い読後感を与えてくれるものではありません。 どこか漠然としていて、はっきりとした恐怖は描かれず、 なにが怖ろしいのか、どうして怖いのかを読み手に委ねてきます。 これは支離滅裂で無意味というわけではありません。 例えるなら、暗い部屋で半開きのドアの奥から物音がするようなものです。 ドアの向こうに何が居るのかを物音から想像するときの怖さ、 音がしなくなったときの怖さ、そういった"想像する怖さ"がこの作品から大いに得られます。 直接的なグロテスク表現は少ないですが、 章立てや内容の造りは大変気味が悪く、私は読んだ後で強い嫌悪感を抱きました。 称賛してばかりですが、わかりやすい物語がある作品ではない以上好みが分かれそうです。 筆者である梨さんはオモコロ、noteなどの無料媒体でもホラー作品を発表していますから、 まずはそちらに目を通して惹かれるものがあれば是非購入することをおすすめします。 | ||||
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とってもこわーい本です。 20代の私にとって、本棚にずっと置いておきたい1冊になりました。 父親の読書習慣の影響か、フィクション・ホラー系をあまり読まない性分でしたが、この本は私の世代の過去に寄り添ってくれたと感じています。 | ||||
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ネット上(SCPのサイト、オモコロ、note、Twitter等)で面白いホラー作品を公開されている著者の初めての単著ということでかなり楽しみにしてました。期待以上の面白さです。ホラー作品ですがメインの怪異がドーンとあって登場人物の顛末や怪異の原因がはっきり順序立てて解明されていく、といったつくりではありません。複数名の体験談、ネット掲示板で囁かれる噂、謎の差出人からの変なメールを辿りながら「どういうことだろう?」「この話とさっきの話もしかして繋がってる?」などと考えながら楽しむ感じです。読み終えてもスッキリはしません。人によっては読者も強制的に巻き込まれ当事者にさせられる演出が精神にこたえるかもしれない。 今まで公開されてきた著者の作品が好きという人は買いです。知らない著者だけどどうかな?という人は、まず冒頭に挙げたweb上の作品(ネットさえ繋がれば無料で読めるものがほとんどです)を読んでみて気に入ったら入手する感じでいいと思います。 | ||||
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梨さんは阿澄思惟によく影響を受けていると思うし、僕も大好きで「みさき る」がネット怪談の最高傑作だと思っていたのですが、正直この作品はそれを超えてきました。ホラーという表現に自らの人生を、産み出したキャラクターを、読者を、全てを捧げたような作品だ。人間の想像力はこんなことも可能にするのかと感動した。 ...一番怖い「状態」ってなんだと思います?子供のころ、夜中トイレに行く時とか、何もない暗闇を見て、立ちすくみ、目を閉じるのも開けるのも怖くて、じっとしていても動いても怖いような状態になったことありません? ああいうのは子供の豊かで純粋な想像力があってこそですが、大の大人に、文字を読ませるだけであのような「状態」にさせることって出来るんでしょうか? 梨さんはそれをやり遂げてしまいました。暗闇を見たときのあの純粋な本能的な恐怖どころか、人間の悪意、恨みのようないわゆるヒトコワ、神や儀式といったスピリチュアルな恐怖まで全て詰め込んだ時限爆弾が、1ページ目を読んだ時点で作動し、最終章で明かされるある仕掛けによって爆発する。僕は今もう、全てのものが怖い。寝ていても怖い。どうしようもない。人間って、こんなどす黒いものを作れたんだ。こんなに気持ち悪くて、受け入れがたいフィクションから現実への影響が存在しうるんだ。これは偉業と言っていいぐらいですよ。彼なりの恐怖の哲学というものがこの本には詰まっている。 | ||||
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他の方が素敵なレビューをしているので詳細は省きます。 怪談好きな方に伝わる言い方をすれば、「自己責任系」「おつかれさま」の部類です。 読んで後悔した気持ちもあるし、これだけ様々な怖さを集約した本を読めて感動した気持ちもあります。 この本をすすめることもまた、呪いになるかもしれません。 | ||||
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