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(短編集)
怪奇疾走
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怪奇疾走の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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確かに才覚はあると思うが、どうにも「切れ味の悪いスティーヴン・キング」感は否めない。縮小コピーというか。短編とは言え長さに閉口し、「早く終らないかな」という気持ちに何度もさせられた。 そんな中、「フォーン」だけはこれはいいと感じられた。毛色も他の作品とは違う。ヒルの本当の才能はこういう方向性にあるのではないだろうか。 良くも悪くも、スティーヴン・キングの陰から出て行くべきだと思うことです。 | ||||
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大御所スティーヴン・キングが本作に関わる点(一部共著)は評価できます。 しかし、全体的に「劣化版スティーヴン・キング」という感想を抱きました。 何というか、父親キングと比較すると世界観などの内容が浅く思えるんですね。重厚感が足りません。 ただ、ジョー・ヒルの今後の御活躍には十分期待したいと思います。 | ||||
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80年代ホラー映画ファンなら誰でも知っている、ロメロとキングが組んで作り上げた映画「クリープショー」(82)。あのお下劣、お下品なECコミック感覚満載のホラー短編集。 最近流行の過去の名作トリビュートの短編主体だが、例えばレイ・ブラッドベリの名作「霧笛」に材を取った「シャンプレーン湖の銀色の水辺で」などでもブラッドベリの詩情や遙かな過去への畏敬などの要素は全くなく、作品の題材のみ使ってモダンホラーのバッドテイストで仕上げました、という印象。 もちろん作家が別人なのだからそれが悪いというわけではないが、トリビュート元のマシスンやブラッドベリ、C.S.ルイスがお好きな方は「これは別物だ」と意識しておく必要があるかと思います。 「フォーン」や「イン・ザ・トール・グラス」のラストの胸ク○悪さ(失礼)は特筆モノですし、登場人物も別にヴィラン設定ではなくとも「過去のモニュメントに”○○参上!”と落書きするような感覚の持ち主」だったり「かりそめではあっても自分に共感と癒やしを与えてくれた者をいきなり破壊する」「路上の車で泥酔していた知り合いの財布から当たり前のように金を盗み、結婚指輪まで奪い取る」などなど、感情移入しにくいキャラクターがほとんど。 作者ジョー・ヒルがそんな心性の持ち主か・・・と言うと勿論そうではない。 上記の作品と同一作者かと疑いたくなる「遅れた返却者」や「解放」を読めばわかる。 80年代ホラーの波にどっぷり浸かった作者ならではの感覚なのだろう。 バラエティーは豊かで普通に佳作もありますが、受け付けない方には全くダメという感じでしょうか。 ご注意を。 | ||||
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