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蟻地獄



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【この小説が収録されている参考書籍】
蟻地獄
蟻地獄 (新潮文庫)

蟻地獄の評価: 4.47/5点 レビュー 34件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.47pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全34件 21~34 2/2ページ
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No.14:
(5pt)

最高のエンターテイメント

仕事で煮詰まったとき、ふとインパルスのコントの面白さを思い出して、見たらどっぷりはまり、ストレスも吹き飛び、板倉さんの著者があることを知り、Amazonにて注文しました。

読み出すと、細やかな描写に感嘆しました。
文章を読んでいるのに、まるで映像を観ているようなそんな感覚になります。

ネタバレになると良くないと思うので、
本当に簡単に書かせていただくと、
あるところから、最後の最後まで、ハラハラドキドキが止まりません!
そして、不意をついて泣けます。
怖い、驚き、心にしみる優しさ、笑える、それが絶え間なく続く、読む者を惹き付けて離さない、そんな本です。
個人的には今まで読んだ本の中で一番面白かったし、大切に持っていたい一冊です。

ちょっと時間が出来て、何か本を読もうかなんて思ってるかたにはこの蟻地獄、心からオススメします。
蟻地獄 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:蟻地獄 (新潮文庫)より
4101212414
No.13:
(5pt)

読んであげてっ!

たまたまネットニュースで漫画の原作が板倉さんのこの本と知り評価の高さも手伝って購入、常日頃からコントの事ばかり考えている人のなせる技なのかあまりの疾走感に1日で読みました、何か賞をとっていたらもっと辛口になったかもしれませんが芥川賞の芸人さんもいる中でこの話題性の差はあまりに不憫、直木賞よりの作品なので比べる事は難しいですがこっちの方が面白いです、思っていたよりグロくもなく、いい意味で漫画の様にすんなり読めます。
蟻地獄 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:蟻地獄 (新潮文庫)より
4101212414
No.12:
(5pt)

はらはらどきどきが止まらない!!

大学近くのブ〇ク〇フにずっと置いてあるのが気になり――板倉さんが小説を書いていたという事実にも驚き――つつ、買うか買うまいか迷っていましたが、20歳の誕生日を機に自分へのプレゼントとして他の本と一緒に購入しました。
 読み始めると、ベタな表現ですがページを繰る手が止まらなくなりました! そもそもジャンルが違うのでしょうが、個人的には又吉さんの『火花』よりもおもしろいと思います。本文中にはグロテスクな描写も見受けられますが、自信をもって人に薦められる作品です。
蟻地獄 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:蟻地獄 (新潮文庫)より
4101212414
No.11:
(5pt)

ここまでとは思っていなかった。

最近になってインパルスのコントにはまって、板倉くんが本を出している事を知り購入。
これ・・・すごいんじゃないかなぁ。すごく面白かった!
もっぱら横溝とかその時代の探偵小説が好きで、「病院坂の首縊りの家」を読んだ直後だったのだけど、負けじと面白かった。
ジャンルが違うので比べるものでもないかもだけど、又吉の「火花」よりずっと良かった。すごいと思った。
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No.10:
(5pt)

面白い!

又吉の火花より話題になってもいいと思う。物凄く面白い。さすがです!
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4101212414
No.9:
(5pt)

インパルス板倉の名作

インパルスのコントを見てハマってこの作品があることを知りました。
まだ前半しか読んでないけど、最初から面白くて続きが気になります。
かなり分厚いですが本を読むのが苦手な自分でも読めそうです。
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4101212414
No.8:
(4pt)

躊躇している人、是非読んで欲しい。

失礼を承知で言わせてもらうと、本作を読んだ後は「トリガー」などショボ過ぎて読めない。
それぐらい、文章、ストーリー、構成など、全てにおいて前作トリガーを圧倒的に上回って
いると思う。

とにかく面白いの一言に尽きる。続きが気になってページを捲る手が止まらない。
繰り広げられる頭脳戦に休む暇も無い。
随所に散りばめられた伏線も、取りこぼすことなく綺麗に拾い上げ、どんでん返しに次ぐ
どんでん返しで「良い意味で」裏切り続けてくれた。
もちろん、まだまだ拙い文章ではあるけれど、最初の頃に比べたら別人のよう。
ダークなストーリー展開の中、主人公と友人のやり取りや、家族の描写などは微笑ましく
作者の人柄が窺える。
ひねくれ者だけど、ひねくれ切れない主人公のキャラにも好感が持てた。
人は追いつめられた時、どうなってしまうのか?
トリガーとはまた違った作者の思考・世界観を感じ取ることが出来た。

本当に、秀逸なサスペンスである。

何故売れないのか、少なくとも「トリガー」よりは売れて然るべき作品だと思うのに
残念な限りである。
「インパルス板倉」のネームバリューで手に取るには、分厚すぎるのか、はたまた内容が
マニアックなのか・・・。
かと言って読書家からは、「また芸能人の本か」と忌避されてしまうのか・・・。

個人的には☆5つなのだが、今後に期待を込めてマイナス1で。
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No.7:
(5pt)

生きること生き延びること

読みやすく、切れ味抜群の文章で、ぐいぐいと引き込まれてしまう。 この主人公、好きだ。とても好きだ。 主人公の体温が伝わってくる。生きているからこそ感じる、冷たさ、寒さ。主人公は、食べて、眠って、寒さをしのぎながら、生き延びるために精一杯の5日間をあがき続ける。 彼をとりまく、普通の人々の存在も、とてもいとおしい。 読んで損はないし、読まなきゃかなりもったいない。 見た目ごつくて超分厚いけど、女子にもオススメ。やさしい気持ちになれます。 板倉さんスゴイ!! 映画化されてもこれはかなりいいと思う。
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No.6:
(5pt)

この本に出逢えて良かった

追い詰めらた人間の描写やマニアックな道具など板さんらしい書き方で良かった
中でも緻密に書かれたトリックが最高だった
絶望の中にも読み続けるうちに感動があり良かった
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4101212414
No.5:
(2pt)

う〜ん・・・

いくらなんでも過大評価されすぎじゃないだろうか?

作家の道尾秀介氏が本作を高く評価しているのは知っているが、本評価欄でこの本を評価されている方々の大半は「この本」しか評価していないし、評価自体どれだけの信頼性をおいて良いかわからない。
また発売当初こそ絶賛の書評が並んだものの、そのあとはぱったりと止まってしまったところを見るとどうも思ったより読まれてないのではないかとも想像される。

なお、誤解されないように言うと、自分は個人的には以前からギャグメーカーとしての作者の資質を、インパルスともども敬愛してきたものの一人であることを自負しているが、コレはいくらなんでもないだろうと思う。

全体としてのリアリティのなさは、冒頭のカジノの描写からして明らかだろう。
安易なイカサマでの大勝を目指した結果、主人公がドツボにはまるパターンは「カイジ」や五十嵐貴久らの著作ですでに使い古された感さえあるが、その使い古されたルールすら、作者はよく理解していないようだ。
たとえば、イカサマはそれが実際に使用されたという確固とした証拠がなければ、いくら後付けで情況証拠を上げても無効といった、暗黙のお決まりルールはまったく無視である(本作の例で言えば、通用するしないは別にして、ネタがみつかっても「それを使った、という証拠は?」という反証をしないヤツはアホだということ)。主人公の度を超えたブラフも、傍から見ると不自然さを強調するものでしかなく、その時点で「これからイカサマをやりますよ」とゲロしているようにしかみえない。そもそも「チップ」というものの存在を作者はわかっているのだろうか?

また、作者は主人公について「ちょっと普通より賢い19歳」というものを描いてみたかったとのコメントをしているが、この主人公のどこが賢いのだかちょっと理解に苦しむ。
最初に主人公が思いついたアイデアを、実行に移すに至る経緯など、読んでいてマジで卒倒しそうになった。
コレについても後付けで「ネットで調べたらとても無理なことがわかった」なんて書いていたが、「だったらその時点で調べてみろよ」と言いたくもなるし、調べるまでもなくまともな人間なら普通そんな発想は生まれないであろう。
実際に行われた策にしたところで、「自分だけ生き残るための秘策」など、コントネタとして見ている分には割と面白いかもしれないが、実際にやるのは「どう考えても不自然じゃね?」といったものでしかない。
そのほか、ぱっと思いつくだけでも、一酸化炭素の毒性は酸素で中和できると考えているような表現があったり、科学的な裏付けの全く無い表現も随所に見られる。
エンディングで明かされるオチに限っては、まあそれなりに評価できるとは思うが、その前に提示される暫定的解決など、それまで極悪だった敵役がわざわざ自分から○○を鑑定してやるようなお人好しなことするわけ無えだろうっていうような、それで終わったら誰もがマジでブチ切れるレベルじゃないかと思う。

現在のエンタテインメントシーンにおいて板倉俊之という芸人がもつ偉大な天性については誰もが認めるところと思うが、残念ながらその天性を活かすフィールドは決して物書きではないことがこの小説を読んでよくわかった。
ここまで書く以上、本来は前作の「トリガー」も読んだ上での評価であるべきだが、正直なところちょっとそいつは勘弁してほしい。
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No.4:
(5pt)

呼んでよかった

あまり本読みませんので参考にならないかもしれませんが、インパルスのコントが単純に好きなので買いました。本苦手でもサクサク読めて、分厚い物を読んだ感じがしなかったです。内容は内容でとんでもなく闇世界の話ですが、なんかいい話でした。
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No.3:
(5pt)

期待以上

書店で見かけた時に本の分厚さから他のタレント本より完全に浮いてて、なんとなく購入。(笑)

「ふぅん、あの板倉が?」くらいのスタンスで読み始めたのも大きいかもしれないが、面白かった。次から次へと展開していくストーリーに引き込まれ、作業の休憩がてらに読むつもりが、結局一日で読み上げてしまった。
いい意味で「芸人本」で、著者らしさがしっかり出てるとこも良かった。
もっと色んな人に読んで欲しいのと、期待してなかった分本当にわくわくさせてもらったので、☆5。
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4101212414
No.2:
(5pt)

面白かったです(^^)

前半は著者の顔がちらついて色眼鏡で読んでいたんだけど、車場荒らしのカップルをボコボコにするあたりからのめり込んで読みました!すごく面白いです!
続編読みたいです。
奥田英朗&amp;馳星周がお好きな方にオススメです。
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4101212414
No.1:
(5pt)

芸人本として埋もれさせてはいけない作品

レイモンド・チャンドラー作品風に主人公の目線で物語が展開する、サスペンス的要素ありミステリー的要素ありのハードボイルド小説。

全体の構成から、ストーリー展開、章立て、伏線、比喩等の細部まで、作者のアイデアが詰め込まれた練られた内容で、エンターテイメント作品として密度の濃い、よくできた作品だと思った。
めりはりがある乾いた文体だが、文章に純文学風の衒いがなく、純粋に中身の面白さで勝負しているのも小気味よい。
要するに、とても面白かった。作者の前作「トリガー」も面白いと思ったが、さらに小説としてのクオリティーが上がっているように思った。
特に後半のサスペンスフルなストーリー展開と伏線の回収には感心した。
作者には、間違いなく小説家として「面白い小説を書く」才能があると思う。

ところで、この小説を面白いと思うであろう読者層は、陰鬱でショッキングな舞台設定やバイオレンス描写に拒絶感を抱かず、かつ、行間や伏線を楽しめる読解力や知性を備えた大人の男性や女性が中心ではないかと思うが、そういう層で、「『はねるのトびら』などに出ている芸人板倉が書いた小説」などというものを手に取る気になる者がはたしてどれくらいいるのだろうか・・・。
発売早々縁起でもない話だが、この作品は作者が芸人であるがゆえに、読まれるべき読者まで作品が届かない可能性もあるように思う。
しかし、芸人本・タレント本として埋もれさせてしまうのは、あまりに惜しい作品だと思うのだが。
蟻地獄 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:蟻地獄 (新潮文庫)より
4101212414

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