(短編集)

お腹召しませ

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評判

お腹召しませの評価:

3.95/5点 レビュー 37件。 B ランク

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平均点3.95pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全74件 61〜74 4/4ページ
No.14
(5pt)

昔話の多くは侍たちの物語であった。

明治維新直前の武家社会を描いた短編集。
 著者が幼いころ祖父から聞いた物語をもとに、短編小説にしあげたという体裁をとっています。
「死に装束のまま未明の町を疾走する侍」
「抜け出すのが不可能な夜詰めの大手番所から、神隠しにあったように消えてしまった勤番中の侍」
「座敷から音も無く疾走し、斜めに立てかけられた庭の籠に飛び込む練習をさせられるお殿様」
といった、面白い題材がしみじみした人情話になっていて、どの短編も楽しませてもらいました。
 間に挟まれる、著者の祖父がお茶を点てる様子や、子どもの頃のちゃんばらゴッコの風景などが、時代の思わぬ身近さを気付かせてくれる効果があってまた楽しいです。
お腹召しませ Amazon書評・レビュー: お腹召しませより
4120037002
No.13
(5pt)

昔話の多くは侍たちの物語であった。

明治維新直前の武家社会を描いた短編集。
 著者が幼いころ祖父から聞いた物語をもとに、短編小説にしあげたという体裁をとっています。
「死に装束のまま未明の町を疾走する侍」
「抜け出すのが不可能な夜詰めの大手番所から、神隠しにあったように消えてしまった勤番中の侍」
「座敷から音も無く疾走し、斜めに立てかけられた庭の籠に飛び込む練習をさせられるお殿様」
といった、面白い題材がしみじみした人情話になっていて、どの短編も楽しませてもらいました。
 間に挟まれる、著者の祖父がお茶を点てる様子や、子どもの頃のちゃんばらゴッコの風景などが、時代の思わぬ身近さを気付かせてくれる効果があってまた楽しいです。
新装版-お腹召しませ (中公文庫 あ 59-7) Amazon書評・レビュー: 新装版-お腹召しませ (中公文庫 あ 59-7)より
4122069165
No.12
(5pt)

非常に面白い。

こういう「大衆風時代小説」と言うジャンルがなかったので、

面白く感慨深かった。

逆に言うと大衆風、時代小説風に馴染んだ人には物足りないのかも。

どっか帰省とか旅先で、肩の力を抜いて読むのがいいですね。

つまり武士を滑稽にマジメに書いたわけですが、彼自身が武士の末裔だからこそ、

と言うような「身内ノリ」な気がしますね。

「祖父に聞いた」と言う怪しげな内容なので中身は明治混乱期前後の武士について。

誇りつつ、嘲りつつ、「泣く」ことはなかったけど何だか感慨深いです。

13−19歳ぐらいの少年に読んで欲しいかなあ。

「悲劇とは喜劇」

シェイクスピアやチャプリンにも通じるノリです。
お腹召しませ Amazon書評・レビュー: お腹召しませより
4120037002
No.11
(5pt)

非常に面白い。

こういう「大衆風時代小説」と言うジャンルがなかったので、

面白く感慨深かった。

逆に言うと大衆風、時代小説風に馴染んだ人には物足りないのかも。

どっか帰省とか旅先で、肩の力を抜いて読むのがいいですね。

つまり武士を滑稽にマジメに書いたわけですが、彼自身が武士の末裔だからこそ、

と言うような「身内ノリ」な気がしますね。

「祖父に聞いた」と言う怪しげな内容なので中身は明治混乱期前後の武士について。

誇りつつ、嘲りつつ、「泣く」ことはなかったけど何だか感慨深いです。

13−19歳ぐらいの少年に読んで欲しいかなあ。

「悲劇とは喜劇」

シェイクスピアやチャプリンにも通じるノリです。
新装版-お腹召しませ (中公文庫 あ 59-7) Amazon書評・レビュー: 新装版-お腹召しませ (中公文庫 あ 59-7)より
4122069165
No.10
(2pt)

少し物足りない

ふっと笑わせたり、ホロリと涙させたりといった「キレ」が著者の小説の魅力だと思います。が、本書では維新前後の武士の話であり、落ち込んだ空気の中で物語が進むためか、「キレ」が冴えません。また話のネタの種明かしや、巻末の跋記での矛盾点の説明といった「現在」が入り込んでくるのもマイナス要因かもしれません。
いずれにしても少し期待はずれでした。
お腹召しませ Amazon書評・レビュー: お腹召しませより
4120037002
No.9
(2pt)

少し物足りない

ふっと笑わせたり、ホロリと涙させたりといった「キレ」が著者の小説の魅力だと思います。が、本書では維新前後の武士の話であり、落ち込んだ空気の中で物語が進むためか、「キレ」が冴えません。また話のネタの種明かしや、巻末の跋記での矛盾点の説明といった「現在」が入り込んでくるのもマイナス要因かもしれません。
いずれにしても少し期待はずれでした。
新装版-お腹召しませ (中公文庫 あ 59-7) Amazon書評・レビュー: 新装版-お腹召しませ (中公文庫 あ 59-7)より
4122069165
No.8
(4pt)

ユーモア溢れる幕末時代短編集

浅田次郎の文庫最新刊です。
 幕末を舞台にした短編集です。
 ひさびさの浅田次郎でしたが、楽しませてもらいました。現代の話を枕に振って、それからひょいっと幕末、それからご一新あたりの武家社会を題材にした短いお話が展開されて、それで現代にまた帰ってくるという典型的な枠小説がいくつか入っています。
 そして、その短篇がまた実にいいんです。本人たちにとってはシリアスだったり困った話だったりするんですけれど、読み手からするとユーモアたっぷりに笑わせてくれてそれでいて人情にホロリとさせてくれるところもあって、いい意味で浅田次郎の美味しいところをつまみ食いしているような感じで、リラックスした感じで楽しませてくれます。
 こんなリラックスした感じの話だったら、是非温泉か何かにいった時に、のんびりゆっくりと簡単ながら味わい深い料理でもつつきながら、お酒もほんのちょっと飲みながら、窓べりでのんびりとくつろいで読みたかったです。未読の人は、そんな感じで読むと一番いいんじゃないかなぁと個人的には思います。
お腹召しませ Amazon書評・レビュー: お腹召しませより
4120037002
No.7
(4pt)

ユーモア溢れる幕末時代短編集

浅田次郎の文庫最新刊です。
 幕末を舞台にした短編集です。
 ひさびさの浅田次郎でしたが、楽しませてもらいました。現代の話を枕に振って、それからひょいっと幕末、それからご一新あたりの武家社会を題材にした短いお話が展開されて、それで現代にまた帰ってくるという典型的な枠小説がいくつか入っています。
 そして、その短篇がまた実にいいんです。本人たちにとってはシリアスだったり困った話だったりするんですけれど、読み手からするとユーモアたっぷりに笑わせてくれてそれでいて人情にホロリとさせてくれるところもあって、いい意味で浅田次郎の美味しいところをつまみ食いしているような感じで、リラックスした感じで楽しませてくれます。
 こんなリラックスした感じの話だったら、是非温泉か何かにいった時に、のんびりゆっくりと簡単ながら味わい深い料理でもつつきながら、お酒もほんのちょっと飲みながら、窓べりでのんびりとくつろいで読みたかったです。未読の人は、そんな感じで読むと一番いいんじゃないかなぁと個人的には思います。
新装版-お腹召しませ (中公文庫 あ 59-7) Amazon書評・レビュー: 新装版-お腹召しませ (中公文庫 あ 59-7)より
4122069165
No.6
(4pt)

五郎治殿御始末の・・・・・

五郎治殿御始末が気に入った人なら絶対にお勧めです。やたらに不器用な武士ばかりが、明治の初めの混乱の中で何とか生きていこうとするとこうなってしまう。ほんのちょっと昔のことなのに誰も考えないことをきっとこんなだったろうなうと思わせる絶妙な語り口で描いています。

明治以降現代においては当たり前のことが、江戸時代の常識で生活していた人にはどうしても理解できないことが沢山あったのだと思いました。戦前と戦後で考え方ががらっと変わった以上に。

タイトルの「お腹召しませ」は、読者に当時の武士にとって切腹とは何だったのかを考えさせます。
お腹召しませ Amazon書評・レビュー: お腹召しませより
4120037002
No.5
(4pt)

五郎治殿御始末の・・・・・

五郎治殿御始末が気に入った人なら絶対にお勧めです。やたらに不器用な武士ばかりが、明治の初めの混乱の中で何とか生きていこうとするとこうなってしまう。ほんのちょっと昔のことなのに誰も考えないことをきっとこんなだったろうなうと思わせる絶妙な語り口で描いています。

明治以降現代においては当たり前のことが、江戸時代の常識で生活していた人にはどうしても理解できないことが沢山あったのだと思いました。戦前と戦後で考え方ががらっと変わった以上に。

タイトルの「お腹召しませ」は、読者に当時の武士にとって切腹とは何だったのかを考えさせます。
新装版-お腹召しませ (中公文庫 あ 59-7) Amazon書評・レビュー: 新装版-お腹召しませ (中公文庫 あ 59-7)より
4122069165
No.4
(4pt)

侍だって人は人

幕末から維新へと時代が変わる端境期。武士の本質を描いた6編の短編集。

武士=潔くて、男らしくい。本当にそうでしょうか?

人間の本質は、時代が変わっても同じなのではないでしょうか!

武士という職業だから許されなかった悲哀を、作者は語りたかったのではないのでしょうか。
お腹召しませ Amazon書評・レビュー: お腹召しませより
4120037002
No.3
(4pt)

侍だって人は人

幕末から維新へと時代が変わる端境期。武士の本質を描いた6編の短編集。

武士=潔くて、男らしくい。本当にそうでしょうか?

人間の本質は、時代が変わっても同じなのではないでしょうか!

武士という職業だから許されなかった悲哀を、作者は語りたかったのではないのでしょうか。
新装版-お腹召しませ (中公文庫 あ 59-7) Amazon書評・レビュー: 新装版-お腹召しませ (中公文庫 あ 59-7)より
4122069165
No.2
(3pt)

お侍は、「潔かった」と描いたのではなかったのか?

「お侍」と言う言葉は、おそらく、江戸末期から明治にかけての変革期の武士をさす言葉でしょう。落語の世界では、江戸中期まで範囲は広がるが。

 ここで、浅田次郎氏が描こうとする「お侍」は、「壬生義士伝」で描いた「お侍」とほぼ同時期の武士でしょう。太平の世の中で「武士(もののふ)」の根性を失った、切腹など「昔の話」に成り下がった「お侍」だと思われるが、それじゃあ、新撰組は、どうなるのでしょう?

 吉村貫一郎は、どうなるのでしょう?

 何も、「武士」を一面から捉えて書いてほしいとはいいませんが、一方で、「潔かった」〜壬生義士伝の吉村の最後は「潔かった」と判断するかどうかは読者に任せられるとしても〜と言う視点で書いてこられながら、このシチュエーションはないでしょう。

 何か、基軸を失って、右往左往してませんか?

 「お腹召しませ」・・・回顧録だとしたら納得できますけど。
お腹召しませ Amazon書評・レビュー: お腹召しませより
4120037002
No.1
(3pt)

お侍は、「潔かった」と描いたのではなかったのか?

「お侍」と言う言葉は、おそらく、江戸末期から明治にかけての変革期の武士をさす言葉でしょう。落語の世界では、江戸中期まで範囲は広がるが。

 ここで、浅田次郎氏が描こうとする「お侍」は、「壬生義士伝」で描いた「お侍」とほぼ同時期の武士でしょう。太平の世の中で「武士(もののふ)」の根性を失った、切腹など「昔の話」に成り下がった「お侍」だと思われるが、それじゃあ、新撰組は、どうなるのでしょう?

 吉村貫一郎は、どうなるのでしょう?

 何も、「武士」を一面から捉えて書いてほしいとはいいませんが、一方で、「潔かった」〜壬生義士伝の吉村の最後は「潔かった」と判断するかどうかは読者に任せられるとしても〜と言う視点で書いてこられながら、このシチュエーションはないでしょう。

 何か、基軸を失って、右往左往してませんか?

 「お腹召しませ」・・・回顧録だとしたら納得できますけど。
新装版-お腹召しませ (中公文庫 あ 59-7) Amazon書評・レビュー: 新装版-お腹召しませ (中公文庫 あ 59-7)より
4122069165