木曜日にはココアを
評判
木曜日にはココアをの評価:
4.25/5点 レビュー 142件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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木曜日にはココアをの評価:
4.25/5点 レビュー 142件。 B ランク
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幼稚園児のママはキャリア・ウーマンで夫は専業主夫。その夫は妻の金を使わないためにデイ・トレーダー(!)をしていて、趣味で描いている絵がトリック・アートとして話題を呼ぶなんて夢物語。童話だってもっと理路整然としている。幼稚園の先生の友人は妻帯者と不倫関係にあり、先生は友人に忠告する(このため喧嘩)が、何とその男は妻と正式に離婚し、友人とその男は目出度く結婚する(このため仲直り)。不倫のドロドロを描かない所が本作の特徴とは言え、綺麗事過ぎて現実と乖離している(本作はファンタジーというのは逃げ口上)。何時の間にか、舞台がオーストラリアに移ってしまうのも不思議だが、「運命の赤い糸」とか「魔法の呪文」とか「前世」とかが出て来る非現実さは相変わらず。社長の息子と交際していたがフラれ、冴えない上司と結婚したら、その上司(夫)が後に社長になるなんてありえないでしょう。11編目の「トリコロールの約束」で、マープル・カフェの名物客のミス・ココアの正体及びエアメール中の「秋の桜」の意味が分かる(舞台がオーストラリアに移ってしまった訳も分かる)が、連作短編集としては弱い。伊坂幸太郎氏並みとは望まないが、全体構成としてもう少し工夫があって然るべきだろう。全ての短編が女性の視点で綴られている点も視野狭窄さを感じさせる。
「あなたのやろうとしている事は間違っていない」という女性に対する癒し・激励は伝わっては来るものの、その裏付けが乏しく「絵本」レベルの内容の駄作だと思った。