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砂の王宮
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砂の王宮の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.92pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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ダイエー中内功のモデル作品だが内容はかなり違う。 中内を知りたいなら邦光 史郎著「小説ダイエー王国」か佐野 眞一著「カリスマ」を読むべきだろう。 この作品はモデルと言っても主な登場人物は4人。闇市時代に知り合った深町、不動産屋の久島(実在人物の横井英樹)そして中内の隠し子である瀬島。 久島以外は実在モデルはたぶんないだろう。 ということは中内のモデル作品にしてはかけ離れすぎたきらいがある。 つまりダイエー中内でなくてもよい作品である。 あえてモデル人物にしなかったほうが良い。 一般文学通算2487作品目の感想。2021/02/15 16:20 | ||||
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ダイエー創業者・中内功氏をベースにしたフィクションのようで、 商売の面白さが前面に描かれていて、とても引き込まれました。 ただ、物語中の真実を明確にせず曖昧に描いている手法は、私の思考には合わない。 また、OLDSの発想は商売として弱く、商才を感じさせるものではなかった。 | ||||
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著者の作品は、すべてみょんだつもりでいたが、子の作品だけ、読み損じていたので、読んだ、やはり、予想に、そぐわず、面白い、中内功の伝記ではない、フイクション小説の傑作。 | ||||
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事業意欲の旺盛な塙とセンスは良いが表に出られない深町のコンビは絶妙。 「現金」の威力、「信用」の大切さがリアルに伝わってきて良かった。 最後はバタバタ感があり、非現実な展開が残念でしたが、総合的に見れば満足度は高かった。 | ||||
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4章までは面白かった が、↑の後始末が少々… 嫡子ぼんくら、外腹有能ってのが割と普通な感じで、そこは多少興が削がれた 積上げては壊す。の繰り返しって事で、タイトル通りで納得です | ||||
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普段当たり前に生活している中に様々な関わりがあり興味深く読みました。 | ||||
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かつて流通業にかかわってた者からしたら、本作のモチーフが誰というのはすぐわかる話。フィクションとはわかりながらも、その当人の顔や声がなぜか頭に浮かんで物語を読み進めてしまいました。モチーフには存命の人物もいますね~(しかもかなりネガティブに扱われてますが、事前に本人にことわってるのでしょうかね?と心配してしまいました) ただし、最後まで読んだところで果たして作者は単に人間模様を描きたかっただけなのでは?と思いました。だとすればなにもわざわざ流通業を題材としてきた意味がよくわかりません。芸能界や政財界や医学界でももう少しフィットするネタはあったのでは?と思います。 逆に流通業がアツかった時代を忠実に描きたかったのであれば、逆に変な不倫騒動(たぶんフィクション)や強引な奇遇の演出(これもフィクション)などにせず、もっといいストーリー運びにする余地があったと思います。 結論として、作者の頭にある二つの「描きたいこと」が、一冊の中であまりうまくドッキングできてないように思いました。残念。 | ||||
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本書は、一代で流通王となった主人公、塙太吉の成功への道と崩落を描く。 塙は神戸で流通事業を始め、スーパーマーケットを展開し、やがて東京へ進出する。その時点で 日本を代表する流通会社を築くが、最後は、41年前の小さな情事が仇となり、簡単に崩落して しまう。 中盤から登場する県議員兼経営者の瀬島隆彦との関係や、塙が瀬島にしてやられるストーリーも 含め、一気に読ませる展開は面白い。 ただ、展開的には十分楽しめる内容ではあるが、表現に深みがほしい方にとっては少し物足りない かもしれないのと、ネット通販の内容が実業界での現実性の観点からすると薄いと感じられる点が あるので、厳しめの感想を持っています。 | ||||
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時代背景が経験ある事柄が多く懐かしく、かつドキドキしながら楽しみました! | ||||
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戦後のどさくさの中、闇屋で儲けた塙太吉は、その資金を元に大阪で スーパーを開店、瞬く間に店舗数を拡大し一躍、時代の寵児となった。 いよいよ東京に進出という時に、パートナーに思わぬトラブルが発生。 太吉をも巻き込んで、物語は時空をまたぎ、意外な方向へ展開する。 昔の勝シンの兵隊ヤクザみたいな連中やら、本当のヤクザさんやら、 金は持っていても、どう見ても堅気ではなさそうな胡散臭い人たちが いっぱいいたあの時代。 そんな時代感があふれている一冊。 | ||||
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戦後のどさくさ期に薬の闇商から成り上がる序盤がリアリティーたっぷりで、臨場感あふれる描写にしびれます・・癖のある仲間・地回りのヤクザ・(金子信夫みたいな)したたかな問屋衆などのキャラが生き生きと動き回ります。当時を描いた映画や漫画(どおくまんの「暴力大将」を思い出しました)を彷彿させるひりひり感があります。 中盤に相棒のフカシンや腹心の川端、沖縄の花城などに支えられてグイグイのしていくところは「項羽と劉邦」を一瞬思わせるほどでしたが・・あまりに順調すぎるかな、と思ったところで敵役・久島が登場、一転絶体絶命に追い詰められ・・ 終盤はそんな窮地がいつの間にかうやむやになり(最後に種明かしはありますが・・)、かつての愛人の子・瀬島が登場し跡継ぎ問題に展開していきます。こいつが継ぐのだろうなぁ・・という読者の思惑を微妙にずらしてくれますが、最後はやや勢いを失ってしまった気がします。(宅配サービスってそんなに画期的なものじゃないだろってツッコミは当然あるでしょう) とはいえ、ダイエーの中内氏をモデルにして、ホテルニュージャパン社長の横井氏をモデルとした買収王久島など魅力的な人物が動き回る面白い娯楽小説でした。ずっとわくわくしてページをめくって、読了しました! | ||||
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戦後の混乱の中、己の才覚のみで成り上がった男の一世一代の物語。 塙と深町、お互いアイディアを出し合って次々と新しいことを始めて、さらに大きな商いに挑戦していく展開は一気に読ませる。 薬屋からスーパーマーケット誠実屋のオーナーに転進し、関西地方で大成功を収めて東京に進出するも、不動産業を営む久島に騙され、さらに深町の死に関わることになり、一転してピンチに陥るまでを描いた第一部。 県議会議員の瀬島の視点から山梨に誠実屋が出店することを巡る地元住民との対立と塙のその後を描いた第二部。 第一部の布石が第二部で収束するようにうまく描かれていた。巨大化した誠実屋の跡取り問題、塙の実業家人生の集大成の案件、そして瀬島の出生の秘密と読みどころが満載だった。 最後のエピローグもよく考えられていて、読後感もよかった。商売をやっている人にぜひすすめたい一冊。 | ||||
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ダイエー創業者 中内功の半生に 殺人事件を絡ませたストーリーは 先を読ませない。 血沸き肉躍る圧倒的なリーダビィリティはいつものとおり ぐいぐい引き込まれているうちに、 小売り、流通について多角的な知識が得られる。 一粒で二度美味しいとはこのことか。 ビジネス書を読むぐらいなら、(読んでますが) 楡周平を読もう。 | ||||
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