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さよなら世界の終わり
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さよなら世界の終わりの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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今読み終わりました。僕ごときが佐野さんの著書を評価するなどおこがましいですが、それを承知の上で書かせていただきます。 読みはじめの感触は良かったです。設定としても面白いし、主人公とヒロインのキャラも王道といった感じで。 半分に到達するかどうかの時点でも片鱗は見えていましたが、完全に路線を見失ったのは2/3のあたりでしょうか。フィクションとかいう次元を超えて理解不能な現象がおこり、読者の置き去り感が否めません。登場人物の言動、人格にも一貫性はなく、正直理解し難い部分が多いです。はじめの設定も登場人物の伏線も何も回収されることがないまま、知らないうちに終わりました。 しかしながら★5と言う評価にさせて頂いたわけですが、その理由は簡単です。間違いなく、ここが佐野徹夜の原点だからです。佐野さんが抱えるポテンシャルの全てがこの中にあるように感じます。アイディアとか哲学とかがラベリングされないまま箱の中に入れられている。そんな作品です。 以後発表される全ての作品は、この作品から抽出したエッセンスを理解可能な表現に『加工』したものに過ぎないのでしょう。間違いなくこれは原点にして終点の物語で、ここから始まってここに収束するのだと思います。 次回作も楽しみに待っています。ありがとうございました。 | ||||
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まだ読んでませんがら佐野徹夜さんの小説はどれも好きなので楽しみです。 | ||||
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読んで意味を見出せる人 ・作者さんの作品が好きな人 ・生きる意味を見出せず、生の価値観がわからない人 読んでもしっくりこないであろう人 ・中途半端な生きづらさを感じている人 ・感動を求めている人 ・青春を求めている人 読み終わった第一印象は、 ・あらすじから想像してた内容と違う ・パッとしない ・何が伝えたかったのかわからなかった ただし上の印象はあとがきを読むことによってかなり変わりました。 この作品は、作者さんが今回書いたものではなく、昔書いたものを改稿したものです。あとがきを読むとわかりますが、当時小説家として苦悩していた作者さんの思いをそのままぶつけたような作品だと感じました。それゆえに『何を伝えたいのかわからない』、『文章が稚拙』と感じられた方もいらっしゃるようです。 しかし、私の場合は読む価値のある一冊であったと感じています。この本を読んで、生に関する価値観を考えてしまうようになりました。以前から同じようなことをよく考えていたのですが、自分の価値観に新しい考えが加わったような気がします。思考をさらに深めるために、これから何度か読み返すことになると思います。一度読んでおしまいにはならない本だと思いました。 稚拙な文章で、おかしな部分もあるかと思いますが、以上が私の感じたことです。 作者さんの意図に反することを上には書いているかもしれません。 あくまで私個人のレビューであることをご了承ください。 | ||||
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作者曰く、初期衝動の塊のような作品らしい。 だが、リアリティや説得力のないキャラクター、青春を曲解したご都合だらけの歪んだストーリー、全てが悪い意味で自己満足で終っている。 もちろん、世の中には「素晴らしい自己満足」も存在するのだが、この作品はその域にはまるで達していない。 他に読むものも見るものもない、まとめサイトで掲示板創作ストーリーを読むのも飽きた、くらい時間に余裕があるひとは読んでみてもいい。 (ネットに転がっている掲示板創作の方が、まだ読んでいてワクワクするだろうが…) 作者は一発屋とは言わないが、新作が出るたびにがっかりしてしまう。 応援などするのはおこがましいし、本人のプライドを傷つけるだろうが、頑張ってほしい。 でないと離れてしまう読者も大勢いるだろう。 | ||||
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伝えたいことや、設定がどうだ、なんてことはどうでも良いんです。 小説なんて言わばフィクションをフィクションとして読むものなので、設定がどうだとかにケチをつけるつもりはないです。 ただ、小説に登場人物を描くなら、それを「人らしく」描いて欲しいです。 何故この人物はこのような性格なのか、考えなのか、何故このような行動をするのか、このような言動をするのか、についての理由づけが曖昧すぎます。あまりにも稚拙。 作者の頭の中にはあるのでしょうが、それを伝えることができないと小説としての価値はありません。 また、小説に出てくる全てのものには意味を持たせるべきです。何故この人物は存在するのか、この物は存在するのか、意味付けが曖昧すぎます。 作者が本当に描きたかった物語だと言いますが、全く伝わらない、面白くない、何を伝えたかったのか何を描きたかったのか全くわかりません。 ただ自分を投影したような現実で上手くいかない隅っこの自分の成れの果てみたいな主人公に、特別な能力を持たせて可愛いヒロインとくっつくみたいな小学生の妄想を描くなら、漫画でも書いてコロコロコミックにでも出してみればいかがでしょうか。 | ||||
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単純に面白くなかった。この作者は新作を出すたびに低迷しているように思う。 ただこの作品は、デビュー前に書いた作品とのこと。この作品が新人賞で受賞できなかったとあとがきに書いてあったが、それも納得のいく小説だった。 君月は設定が秀逸で、非常に良かった。しかし毎回期待して作者の新作を読むが、読むたびに落胆してしまう。 次作は単行本で出すとのことらしいが、それに期待したい。 | ||||
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作者はあとがきで『僕が今まで書いた中で一番好きな小説だった。』『僕が心の底から最初に書きたいと思った小説だった。』と綴っていて、今作品に対する作者の思いはかなり熱い。 ただ、新人賞に応募したけれど落選してしまい、当初は作品化の日の目を見ることは出来なかった。なかなか第三者の評価は、作者の思いに反して厳しかったようです。 全体のストーリーが分かりにくく、話し自体に深みがなく面白くないのが難点です。作者の意図がいまいち理解出来ない。 | ||||
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文体に収まりきらないエネルギーは感じましたが、帯の「純度100%の青春小説」という言葉はマッチしてないんじゃないかな…? 好き嫌いが激しく別れる物語だと思います。 | ||||
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作者さんと絵師さんが好きなので購入しました。作者の原点的な物語で荒削りな部分が魅力でもあると思いますが、主人公達が虐められるシーンなど人によっては読んでいて気分が悪くなる場面もあります。自分的には今作は展開やキャラクター、文体に面白さを見出せなかったため、星2です。 | ||||
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文庫の裏のあらすじ紹介のところに、「生きづらさを抱えるすべての人へ」と書いてありますが、「すべての」というのは少し言いすぎかな、という気がしました。(また、そう感じたことで、「生きづらさって、何種類かあるんだな」と思ったりもしました。) なので、これから読む人に向けては、「あなたの生きづらさに合うか合わないか、少し用心して手に取ってくださいね。薬になるものは毒にもなりますからね」とお伝えしておきます。 それと、いじめ・虐待・自傷の描写が苦手なひと(気分が悪くなっちゃうとか)は、心の準備をしてから読むのがよいかと思います。 あとがきを読むと、著者ご自身も、この小説を世に出すにあたり、読者が引いちゃうかもしれないと案じていらしたのだと分かります。それでも、著者にとって原点となる物語だから、書かずにはいられなかったのだ、とも。 「ああ、だからか」と、腑に落ちることがありました。この小説を読んでいる間、(しばしば創作者のデビュー作から感じられる類の、巧拙とは関係なく放たれる、あの)熱量というか、磁力というか……オーラ?みたいなものを、ずっと感じていたので。 引いちゃう読者もいるだろうと思う一方で、救われる読者もきっといるだろうと思えるのは、きっと、このオーラゆえ。書かれたものを通して、書いた人と読む人の想いが触れあい、フィクションの持つ力が読者のリアルを世界の裏側から支えてくれる、それを実現できる力を備えた物語なのだと思いました。 私自身については、特に引くことも無く、救われることもなく、ただそのオーラみたいなものに取り込まれて、ついつい物語の最後まで同行してしまった……という読書になりました。 中盤から終盤にかけての主人公の在り方に、やや強引さも感じたので、いくらか粗いのかもしれませんし、あるいは加筆によって「縫い目」が出来ちゃったのかもしれません。 ただ、前述のように、書き手が送り出したエネルギーの塊は、それを本当に必要とするひとが読めば受けとれるだろうと思えたので、そのぶんを上乗せして星4です。 きっとどこかにいるそのひとたちが、主人公と共に世界の終わりを見たあと、少しだけ楽になって(楽とまでは言えなくても荷物をひとつ下ろしたような気持ちになって)現実に帰って来られますように、と祈ります。 | ||||
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彼らが一緒にいる限り、彼らはきっと世界を完全に憎めない。 | ||||
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