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遠雷 風の市兵衛
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遠雷 風の市兵衛の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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陰陽かな?邪悪な裏側が表側を制御している。ひとは弱い。邪悪な心に良心が操られる。ラストにびっくり(・・;) | ||||
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この小説は凄く凄く映像化に向いていると思う。できれば映画が望ましい。監督は是枝さんで、市兵衛は向井理さん吹は武井咲さんとか、そしてこのハナシは過去と現在?の対比とか京都と江戸の対比とかが面白いし出てくる景色も美しいので映画にすれば本当にいいものができると思います。 | ||||
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そろばん侍が口入屋の紹介で、いろいろなところで働くのですが、そこの家や人の悩みや窮状を救う話です。 | ||||
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風の市兵衛シリーズの終盤の古本が見っかって良かったです。期待して読みたいと思います。程度は最高に良かったです。 | ||||
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1年間働きつめて、今年もそろそろオシマイ。 忙しい師走に、あまり難しいことのないエンターテインメントを求めてこのシリーズに戻ってきました。 今宵はこの「落雷」。昨夜は「乱雲の城」をそれぞれに、楽しみました。 剣に強い算盤侍という設定で、時代劇と経済小説がまじりあい、独特のペーソスがあり良い仕上がりになっていました。 | ||||
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いつも読むのが楽しみです。今回も期待通りの風の市兵衛を読ませてもらいました。次回はどんな活躍をしてくれるのでしょうか | ||||
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辻堂魁は、時代物では佐伯康秀に次いで好きな作家です。「風」の第1巻、第3巻に次いでひそやかなロマンスの香りが立ち上っています。最後の立ち回りはいつもながら凄いの一言に尽きる。時代物の好きなヒーローは、剣の達人であることはもちろんですが、浪人であっても礼節をわきまえ、言葉遣いが丁寧で、武家、上役、大店の主人、普通の町人、女性など、それぞれに絶妙な敬語を使い分けているのが心地よい。磐音シリーズのように長く続いてほしいものです。 | ||||
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うーんと唸るような面白さとさわやかさを兼ね備えた作品です。 ワンパターンでからの脱皮もそろそろ必要かもしれない。、 | ||||
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今回は、誘拐ものです。 誘拐ものではありますが、誘拐犯たちには、彼らなりの理由があって、あまり犯人を憎たらしくは感じませんでした。 むしろ、自分たちの都合ばかりを押しつける、横柄な被害者家族のほうに、憤りを感じました。 さて、今回のメインはなんと言っても、市兵衛の若かりし日のロマンスです。 さわやかで、気は優しくて、力持ち、みたいな彼にも、こんな若き日があったとは。 ほほえましい。 そして、勘のいい人なら途中で想像できてしまうような、とある秘密が最後に明かされます。 それを知った上で、さあ、カバーのイラストをもう一度見てみましょう。 この絵が、別の意味あい、別の感慨を含んでいることが、わかるはずです。 なかなか、いいです。 最後に、いいな、と思ったセリフを紹介します。 >「人の道に間違いや愚かさは、誰にもあります。間違いや愚かさのない一生があるとすれば、その一生は人の道に見くびられたと言うべきです(後略)」 (238ページ) | ||||
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シリーズ第13作目。 江戸の大身旗本の家に生まれながら上方での商家勤めにより算勘と経営を身につけ、米作り酒造りまで経験し、奈良は興福寺で風の剣なる我流の剣術を極める。 やがて時が来て江戸にもどり、武家や商家に期間限定で奉公する「渡り用人」として生きてゆく。 そんな市兵衛は、腕一本おのれの力量だけで生きている才人ながら、「出世して世の中を変えてやろう」などとは思わず、つつましく日々の暮らしと友人との語らいを大事にし、そして奉公先のためには全力を尽くす。肩に力を入れることもなく、淡々と。 でも、やはり確かな正義感を胸に秘めていて、世の中の弱い人たちのために、戦ってる。 ひとたび剣をとればその技は凄まじく、しかしそれに溺れることもない。 そういうキャラクターは、第1作から一貫していて、要するに自然な好感度を持ってしまうんです。 で、本作ですが、前の京都町奉行だった大身旗本垣谷氏の子、勝之助が誘拐され、友人でもある宰領屋の矢藤太のたっての頼みで市兵衛が助勢に入る。 だが、この旗本には京都町奉行時代の知られざる過去があるらしい。 そして10年ぶりに市兵衛の前に姿を現す、かつての京での主筋にあたる女性。彼女は、市兵衛が密かに思いを寄せた人だった。 彼女のたっての望みもあり、勝之助奪還を誓う市兵衛。 だが、敵は、凄腕の剣士を筆頭に、怒りに燃える10人を越える武技に自負を持つ一団だった。 交渉のために姿を見せた敵に追いすがり、大川での船上の戦いとなるシーン。飛燕のような市兵衛の動きが印象的です。 縦横無尽に船を利用する敵との、鉄砲洲での対峙。江戸の川や運河を実によく描いていると感じる。 そして、一大会戦となる羽田浦での夜陰に紛れた戦い。妙なプライドから市兵衛を伴わなかった垣谷家の一隊の運命は。 最後の戦いの地、羽田浦弁天社に、かつての思い人の愛娘を連れて赴く市兵衛。敵の凄腕剣士との勝負の行方は。 ということで、今回も、前作と同様、市兵衛の侍としての身体能力、というか風の剣を操る剣士の一面を中心にお話は展開。 よって算盤侍ならではの算勘、商家での経験などはほとんど出てきません。 が、市兵衛の今まで語られなかった京都時代の若かった日々が回想的に語られ、興味深い。 京都時代の作りこみは十分面白いけど、惜しむらくは、矢藤太と市兵衛の会話に多くを語らせ過ぎてて、言葉が多過ぎると感じる点かも。 それでも今回は、「誘拐事件の解決交渉人」というテーマがわかりやすく骨太で、しかもそれが市兵衛のキャラクターと相性がよいことから、すっきりとして無駄な部分が無いと感じた。 それと再度強調すると、江戸の水運を利用したいろいろなシーンが出てきて、目の前に情景が浮かぶようなリアル感と、水辺の美しい風景描写が両立している。 ということで、前作よりは面白く、期待以上だった、というのが自分の感想です。 | ||||
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