厭世フレーバー

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評判

厭世フレーバーの評価:

4.06/5点 レビュー 16件。 B ランク

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平均点4.06pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全26件 21〜26 2/2ページ
No.6
(5pt)

新しくもあり古典的な小説!!

あー面白かった!!
聞いたことない作者だったけれども、人間、名前じゃないね。中身でナンボです。
 突然、失踪した父親。残された家族4人。
14歳の次男、17歳の長女、27歳の長男、42歳の妻、73歳の祖父、それぞれが語るという構成。だんだん家族の歴史が明らかになる――。
 重くなりそうなテーマだけど「フレーバー」というタイトルから、うかがえるようにとってもポップ。明るい。「蛇にピアス」ばりの現代口語文体なんだけど、中身が違う。「厭世(えんせい)」というタイトルどおりに、古さが漂う。「家族とは?」という古典的なテーマを扱っている。
 毎日生きてると、あっそうだったのかって思うことあるじゃないですか。他の家族から見たらガキでしかない14歳。生意気盛りの17歳。年相応に悩みは、悟りはある訳で。その悟りがとーっても素晴らしい。面白い。途中、何度も笑い声をあげてしまった。電車の中で読まなくってよかった。
 年齢が近い27歳の長男の語りで親近感が湧き、酒びたりの42歳の母親あたりで加速。最後、家族の中でボケた爺という扱いでしかなかった73歳が語る過去。ええー!!みたいな展開。ポロリ。
 作者の伝えたいこと、テーマがしっかりあって、現代的でありながらも、実はとっても古風な小説。個人としては孤独。一歩近づくと親密。家族という集合体の中では、その一歩の差がベルリンの壁なわけで。
うーん。すごい!!
さてと、もう一回読んでみよ。
厭世フレーバー (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 厭世フレーバー (文春文庫)より
4167719029
No.5
(5pt)

新しくもあり古典的な小説!!

あー面白かった!!
聞いたことない作者だったけれども、人間、名前じゃないね。中身でナンボです。
 突然、失踪した父親。残された家族4人。
14歳の次男、17歳の長女、27歳の長男、42歳の妻、73歳の祖父、それぞれが語るという構成。だんだん家族の歴史が明らかになる――。
 重くなりそうなテーマだけど「フレーバー」というタイトルから、うかがえるようにとってもポップ。明るい。「蛇にピアス」ばりの現代口語文体なんだけど、中身が違う。「厭世(えんせい)」というタイトルどおりに、古さが漂う。「家族とは?」という古典的なテーマを扱っている。
 毎日生きてると、あっそうだったのかって思うことあるじゃないですか。他の家族から見たらガキでしかない14歳。生意気盛りの17歳。年相応に悩みは、悟りはある訳で。その悟りがとーっても素晴らしい。面白い。途中、何度も笑い声をあげてしまった。電車の中で読まなくってよかった。
 年齢が近い27歳の長男の語りで親近感が湧き、酒びたりの42歳の母親あたりで加速。最後、家族の中でボケた爺という扱いでしかなかった73歳が語る過去。ええー!!みたいな展開。ポロリ。
 作者の伝えたいこと、テーマがしっかりあって、現代的でありながらも、実はとっても古風な小説。個人としては孤独。一歩近づくと親密。家族という集合体の中では、その一歩の差がベルリンの壁なわけで。
うーん。すごい!!
さてと、もう一回読んでみよ。
厭世フレーバー Amazon書評・レビュー: 厭世フレーバーより
4163242007
No.4
(4pt)

本当の秘密は大人が隠し持っている

一家の主である父親がリストラされ、退職金の一部を持って失踪。
残された家族は73歳年金の祖父、専業主婦の母親42歳、独り暮し中の長男27才、高校生の長女17歳、次男中学生14歳。
生活費が入って来なくなった家族に、長男が戻り家族が動き出す。
この本が面白いのは、家族の年齢順にバトンリレーされて進む所。
14歳が感じる家族の現状から始まり、ラスト73歳までの全5章で、年齢を重ねるほど秘密が大きく、隠し方も巧妙だ。
14歳が背負える問題はやはり14歳レベルで、73歳が背負ってきたものは、今ボケが進行してきても、かなり深刻な秘密を背負ってる。
一緒に暮らしてるのに、バラバラでケンカもしてる家族が、少しづつ父親無しの生活に折り合いをつけてゆく。
過剰に悩むときも10代ならあるかもしれないけど、ちっとは適当でも、家族って旨くいく。
他所の家もこんな感じかも・・・と思わせる普通っぽい家族話。
表紙のキリ絵が恐すぎて、そのギャップはあるかも。
厭世フレーバー (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 厭世フレーバー (文春文庫)より
4167719029
No.3
(4pt)

本当の秘密は大人が隠し持っている

一家の主である父親がリストラされ、退職金の一部を持って失踪。
残された家族は73歳年金の祖父、専業主婦の母親42歳、独り暮し中の長男27才、高校生の長女17歳、次男中学生14歳。
生活費が入って来なくなった家族に、長男が戻り家族が動き出す。
この本が面白いのは、家族の年齢順にバトンリレーされて進む所。
14歳が感じる家族の現状から始まり、ラスト73歳までの全5章で、年齢を重ねるほど秘密が大きく、隠し方も巧妙だ。
14歳が背負える問題はやはり14歳レベルで、73歳が背負ってきたものは、今ボケが進行してきても、かなり深刻な秘密を背負ってる。
一緒に暮らしてるのに、バラバラでケンカもしてる家族が、少しづつ父親無しの生活に折り合いをつけてゆく。
過剰に悩むときも10代ならあるかもしれないけど、ちっとは適当でも、家族って旨くいく。
他所の家もこんな感じかも・・・と思わせる普通っぽい家族話。
表紙のキリ絵が恐すぎて、そのギャップはあるかも。
厭世フレーバー Amazon書評・レビュー: 厭世フレーバーより
4163242007
No.2
(5pt)

父親の失踪を機に、家族の混乱を描いた作品

物語は、日常が崩壊した家族の、ふたたび現実に向き合うまでの混乱の日々を描いた家族物語。豪快で型破りな父親がリストラを機に失踪。残された家族たちの生活も一転し、中学2年生のケイは、中学卒業とともに家を出ようと陸上部を辞めて新聞配達を始め、17歳のカナは、おでん屋で深夜までバイトをし、27歳の長男のリュウは、家長の意識に目覚め、家族の生活費を稼ぎだすように。そして42歳の母の薫は家事を放棄し酒浸りに……。
 父親の失踪を機に、家族がバラバラになり、その混乱を描いた作品ですが、14歳の少年の苛立つ日常を皮切りに、家族の秘密が少しずつ語られていき、家族の絆とは何かという重いテーマを軽快に描いた作品です。
厭世フレーバー (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 厭世フレーバー (文春文庫)より
4167719029
No.1
(5pt)

父親の失踪を機に、家族の混乱を描いた作品

物語は、日常が崩壊した家族の、ふたたび現実に向き合うまでの混乱の日々を描いた家族物語。豪快で型破りな父親がリストラを機に失踪。残された家族たちの生活も一転し、中学2年生のケイは、中学卒業とともに家を出ようと陸上部を辞めて新聞配達を始め、17歳のカナは、おでん屋で深夜までバイトをし、27歳の長男のリュウは、家長の意識に目覚め、家族の生活費を稼ぎだすように。そして42歳の母の薫は家事を放棄し酒浸りに……。
 父親の失踪を機に、家族がバラバラになり、その混乱を描いた作品ですが、14歳の少年の苛立つ日常を皮切りに、家族の秘密が少しずつ語られていき、家族の絆とは何かという重いテーマを軽快に描いた作品です。
厭世フレーバー Amazon書評・レビュー: 厭世フレーバーより
4163242007