甦る殺人者: 天久鷹央の事件カルテ

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評判

甦る殺人者: 天久鷹央の事件カルテの評価:

3.96/5点 レビュー 27件。 B ランク

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平均点3.96pt

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全21件 21〜21 2/2ページ
No.1
(4pt)

DNAへの盲信に対する警鐘

特殊な症例が鍵となる真相は,「そんなんわかるか!」といつもの通りなのですが,
読む側が全てを解き明かす作品とは異なるため,そのあたりはあまり気になりません.
何より,医療ミステリとしては弱かった前半から一転,その色合いを強める終盤に高揚,
驚きはもちろんのこと,その題材を事件と物語にうまく落とし込めていたように感じます.

また,最後に犯人が放つ『毒』への不快感と,それを真正面から受け止める主人公は,
見慣れた自身や責任への重みだけではなく,思わず漏らした弱気が印象を残すとともに,
そんな彼女を信じ続ける青年とのやり取りが,互いに不器用ながらも微笑ましく映ります.

一方,主人公らだけではなく犯人まで,誰もがみなDNAという存在に振り回される様子は,
それを安易に頼り,盲信しがちな我々への警鐘にも思え,いささか複雑な余韻を残します.
甦る殺人者: 天久鷹央の事件カルテ (新潮文庫nex) Amazon書評・レビュー: 甦る殺人者: 天久鷹央の事件カルテ (新潮文庫nex)より
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