任侠学園

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評判

任侠学園の評価:

4.53/5点 レビュー 86件。 B ランク

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平均点4.53pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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未読の方はご注意ください

全144件 141〜144 8/8ページ
No.4
(5pt)

娯楽物としては良い出来です。

もしも「堅気に絶対に迷惑をかけない」ヤクザが、「現代風に荒れた」高校の経営再建に乗り出したら?
などという無理のあり過ぎる設定の物語です。しかし、エンターテイメントとしては良くできています。

現代の教育が、この本のような懐古的手法で再建できるとは、まず考えられません。
ですが“ヤクザにすら品性を疑われる者たち”が跋扈しているのは現実のような気がします。

塾や予備校に学習指導・進路指導を任せっきりの無気力な教師とか、
躾がなっておらず、礼儀を教えてもらったことのない生徒とか、
自分たちは過保護で甘やかすだけで、悪いことは全て学校の責任にする厚顔無恥な親とか、
現代の高校が抱えていそうな歪みが「最低限の礼儀、最高の教育」でバシバシ矯正されていきます。

事件や圧力・摩擦はさまざまに発生し、全てが都合よく解決していくのは現実味に欠けるとはいえ、
そこがフィクション(小説)の良いところで、読後感は非常に爽快です。

こんな任侠の徒はまず居ませんから、暴力団を少しでも肯定するのは変ですし危険です。
そして「古き時代は(無条件に)良かった」というのも欺瞞でしかないのですが、
日本人が失ってしまったもの、アメリカの悪いところだけを真似したこと、の指摘は的確だと思います。
任侠学園 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 任侠学園 (中公文庫)より
4122055849
No.3
(5pt)

単純におもしろかったです。

昔ながらの任侠を重んじる弱小ヤクザの親分が、つぶれかかった私立高校の経営に乗り出したから、さあ大変。
まあ正直あり得ない設定なのですが、ヤクザと言っても、筋を通すし、素人には迷惑をかけないといった、ある意味いいヤクザ?なので、少々荒っぽい手も使いながら、無気力な生徒たちを徐々に更正させ、荒れた学校を立ち直らせていきます。
最後には、広域暴力団も乗り出してきて、やばいかと思わせておいて、最後は大どんでん返し。
正直単純に楽しめました。
読み始めたら、止まらなくなって一気に最後まで読んでしまいました。
おすすめです。
任侠学園 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 任侠学園 (中公文庫)より
4122055849
No.2
(5pt)

モンスターペアレントに読ませたい、いや、この学園ありかも

今野敏といえば警察小説の雄ですが、実は色々な作品を描いてます。「任侠学園」も一風変わった設定の小説で、なんとヤクザが学校経営に乗り出すというありえない設定です。正直期待してませんでした。
 小さな組の組長と代貸が荒みきった学校の再建に乗り出すのですが、その過程が最高です。人前で平気でタバコさえ吸っていた生徒が割れたままのガラスを掃除するようになるまで。荒れた花壇をきれいにするようになるまで。生徒の危険を阻止するために体を張るヤクザ。本気で生徒と接するヤクザに心を開いていく生徒達。最高に面白かった!まさに気分爽快、ラストはちょっとウルっときてしまうほどでした。その課程に嫌みな所がないのもまたいい。
 ただ、ありえない設定を楽しめる人以外は読まない方が無難です。なぜなら学校経営に乗り出すヤクザ、あまりに無責任な先生、自己中心的すぎる親など、リアリティはゼロだからです。
 とはいえ順位をつけない運動会が本当にあったり、学校で子供がけがをするだけで怒鳴り込む親がいたり、お金はあるのに給食費も払わない親がいたりなど、モンスターペアレントと呼ばれる親が本当にいるらしい。この小説が本当にならないように願うばかりだが、既に現代は任侠学園を必要としてるのかもしれない。
 スカッとした本で気分爽快になりたい方は必読です!
任侠学園 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 任侠学園 (中公文庫)より
4122055849
No.1
(5pt)

都合が良すぎるけど面白い!

典型的な教育ママ、事なかれ主義の校長、ヤクザが学校経営に乗り出すなど、あり得ないことばかりで、リアリティに欠ける。様々な“事件”も都合よく解決してしまう。こういうのはどうもという方には決して向かない、お勧めできない。
 それでも星五つとする理由は、堅気には決して迷惑を掛けてはならないという古風なヤクザが、場違いな学校で四苦八苦する姿が面白く、問題を解決してしまうところが痛快で、読んでいて楽しいからだ。3年前の「とせい」を読んで面白かったという方なら文句なく愉しめる。「とせい」をまだ読んではいないけど興味がある方は、文庫化されると思われるので、それまで待ってみてはどうだろうか。先ず「とせい」を読むべし。
 私は「とせい」が面白かったので、この本も今日届いて、一気に読みました。
任侠学園 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 任侠学園 (中公文庫)より
4122055849