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神は裁かない
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神は裁かないの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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| 東京豊島区のリッチな開業医たちのコミュニティの間で起きる、殺人、児童誘拐、そしてまた殺人。 愛憎に塗れた夫婦間殺人に始まり、 身代金の要求も警察への口止めもない奇妙な誘拐劇や、 昭和の王道とも言うべき時刻表トリックも挟んで、 途中からは著者の持ち味の社会派ミステリ。 予想を裏切り続ける展開はさすがである。 凝りに凝った犯罪トリックには、そこまでしなくても目的は達せられるのでは? 引き起こした結果の重大さの割には動機が弱くないか? など突っ込みたくなる所もあるが、それは推理小説の常なので仕方あるまい。 いつの作品か確かめずに読み始めたが、 情報化社会で医者の評判がすぐに患者に広まってしまう、 安易に医療過誤だと訴えられるのを恐れ、診療に消極的になる、といった医師たちの嘆き、 夜間救急医療、とりわけ小児科の受け入れ体制の弱さ、など、 現代医療を取り巻く諸問題が登場。 実は比較的最近の作品なのかと思い始めたら、昭和50年代初頭の作品と知り、状況の変わらなさ加減に驚いた。 | ||||
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